テラーノベル
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放課後の大学にて。
「ねぇねぇ、薫さ、最近なんかずっと葉月先生と一緒に居ない?怖くないん?」
薫が所属しているサークル仲間は最近薫と蘭が一緒に過ごしていることに対して疑問を持っているようだった。
「別に。怖くないよ。何がそんなに怖いのか理解できない。」
薫はいつもの無表情で淡々と言い放った。
「えーっ?だって、あの冷たい目とか、長身なとことか、超怖くない?!もーこの前だって薫と話してる時にも睨んで来てたじゃーん!怖すぎ!」
蘭を揶揄する様子で軽く言う。
「は?睨んでないでしょ。あんたの首の傷を心配してたんだよ。偏見良くない。」
珍しくイラついた物言いで蘭を守る。
一方その様子を最初から影でこっそり見ていた蘭は…
「…薫さん…かっこいい…」
顔を真っ赤にして薫が「守ってくれた」と嬉しそうに微笑んでいたのであった。
「蘭?ここにいたんですか。探しましたよ。」
会話が終わったみたいで薫は蘭の元に駆けつけ、壁際に追い詰めた。
「えっ、えっと…どっ、どうしましたっ?」
蘭は必死に知らないふりをして目を逸らした。
「さっきの会話、聞いてたんですよね?私は、先生のこと、全然怖いとか思ってないですから。むしろ、全部が愛おしい。」
蘭の頬を優しく撫でながら弁明する様に微笑んだ。
「えっ?いっ、愛おしい?どこが?!」
蘭はさらに顔を赤くして目を見開いた。
「自分のこと怖いと思って卑下するとことか、生徒思いなとことか、すぐ顔を赤くするところとか、全部、可愛くて、愛おしい。好きですよ。」
ちゅっ
おろおろと困惑していた蘭に優しくキスをする。
「え?キス…」
蘭が顔を両手で覆い、照れる。
「かわいい。好きですよ。」
薫は恥ずかしがり屋な蘭を優しく抱きしめていた。
コメント
1件
うわ、このエピソード甘すぎて胸焼けしそうです…!笑 薫があんなにイラついてサークル仲間に反論するところ、普段無表情なだけにギャップがすごい。しかもそのあと蘭を壁に追い詰めて「全部が愛おしい」って…もう読んでるこっちが照れる。 「睨んでない、あんたの首の傷を心配してた」って台詞、さりげなく蘭の細やかな気づかいが見えてじんわりきました。 蘭が隠れて見て赤くなってるのも可愛いし、最後のキスは静かな盛り上がりで好きです。2人の距離が確実に縮まってるのが伝わる回でしたね。