テラーノベル
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MECHATU-A 捏造
⚠︎ グロ表現など
長いのでお時間のあるときにご視聴ください
_ 青空の下で笑う君を
ぴぴぴぴ …
事務所中に警報の音が鳴り響いた
…
北東にKOZAKA-Cによる被害が発生
現地は高層ビルが崩壊し各自で火災も発生
直ちに現場に出動し、現地民の避難、怪我人の救助を優先とし、敵を相殺すること
Oriens・Dytica 、両部隊に出動を要請する
呑気にUNOをしていた手が止まる
みんなの目が緊張で強ばった
🐝 ヒーロー総勢で出動なんて珍しいな
🦖 それだけ被害が酷いってことだね
マナとウェンは冷静に状況を判断することに優れている
いつもパニくる俺やテツを落ち着かせてくれる
そしてこの二人は俺と同じOriensという事務所のヒーロー仲間だ
🦒 お前ら早くデバイス起動して行くぞ!
🐝🦖🤝 おう!
俺が掛け声をかけると三人が一斉に返事を返した
…「Oriens 、現地到着 、救助、避難を開始する」
まずはマナとウェンの避難、俺とテツの救助で別れて行動する
物事を冷静に判断することのできるマナとウェンが避難係に最適だ
Oriens 、いやヒーローの中でもトップといえる筋肉を持つ俺といっちょまえの正義感を持つテツが救助係となる
西のヒーローたちはまだ到着していない
、「 助けて ー 、!!!」
「 助けて 、」
「 痛いよ 、まま 、!!泣 」
🦒 すみません!お待たせしました!もう大丈夫ですよ!!!
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「 ヒーローだ 、ヒーローが来たぞ!」
「助けて!ヒーロー!」
救助が来たと伝えた途端、先程までの痛々しく助けを呼ぶ声は安堵の声色へと変わっていった
重い瓦礫を持ち上げ 、手を差し伸べる
暑く燃え上がる炎の中でも自分の身を削りながら助けを呼ぶ人達に手を差し伸べた
🦒 救助は一通り終わったぞ
🐝 俺達もあらかた避難は済んだよ
…
🐙 おやおや 、遅かったですかね
🦖 ようやく来やがったな!遅刻ヒーローどもめ!
⚡️ 東は西から遠いんだよ
ようやくヒーローが勢揃いした
西のヒーロー 、Dytica
機械に詳しく東と西のメカニックを担当し、自身の作った機械で人々を危険から守るメカニックヒーロー 伊波ライ
暗殺組織のドンとして長年培ってきた暗殺術を使って人を助ける一匹狼ヒーロー 小柳ロウ
謎の鑑定士を名乗り、特殊なたこの触手を使い戦う長寿ヒーロー 星導ショウ
忍者の里で学んだ巧みな技を使い、人々を助ける忍者ヒーロー 叢雲カゲツ
🥷 俺らやっぱ遅かった?
🤝 ちょっと 、?
安心した雰囲気の中で会話を繰り広げる
🐙 出番なかったですかね
👻 だから遅いって言っただろ
全員がもう敵襲はないと思い込んでいたわけではない
全員笑って穏やかな雰囲気を出していても内心は警戒を解くことなく殺気を放っていた
… はずだった
…「 ヒーロー 、Oriens 、Dytica … 」
…?「 やはり狙うべきは”佐伯イッテツ”でしょうか」
…?「 他のヒーローのデバイスと違って外から関与しやすい設定になっている 」
…?「 そもそも佐伯イッテツは変身デバイスで何かしら特大な能力を得ているわけではない 」
…?「 残機分身という自分の21歳+∞という特徴を使って死んでも死なないという最強のシステムがあるわけだが、本人自体の戦闘能力やどこかしらの部位が発達するわけではない 」
…?「 佐伯イッテツのデバイスさえ壊せばヒーローには大きな痛手となるはずだ 」
…?「 あまり特徴のないデバイスでもヒーローの中では最強といっていい能力を持っている 」
…?「 その分デバイスを破壊した場合、デバイスの復元、作り直しには時間がかかるだろう 」
… 「 “佐伯イッテツ”のデバイスを狙え 」
がしゃんっ!!!!
鈍く大きな音が街中に広がった
🅰️ !?
🤝 なんだ!?
…「 避難所付近に敵襲。敵は目視できる限り数百体を超えている。敵を全員倒し避難所の住民を守れ 」
🐙 こんなときに敵襲 、ですか
🐝 とりあえず早く行って避難所を守るぞ!
俺たちは黒雲から放たれる冷たい雨を浴びながら全力で避難所の方へ走っていった
…
🐝 … なんや 、この ッ 、数 、!
目の前の光景はヒーロー全員を呆然とさせるものだった
数百体以上もの特異変種が街中に放たれていた
避難所を襲い 、街を襲い 、恐怖で避難所から出てくる住民たちを容赦なく葬っていた
👻 お前ら(Oriens)は避難所から離れた南側の駆除を頼む!俺たち(Dytica)が避難所を守る!
Oriens 「 りょうかい! 」
小柳ロウの指示に従い 、南側の避難所から少し離れた場所で任務を行う
俺は雷を使うため避難所に被害がいかないよう配慮してくれたのだ
🦖 よぉーし 、じゃあいっちょやっちゃいますか!
ウェンが雄叫びをあげた
そのときだった
ばたんっ
なにか鈍い音が隣から聞こえた
振り向くとそこには頭から血を流して倒れているテツがいた
🐝 テツ!?
正直そのとき俺の頭は真っ白だった
目の前の数え切れない敵と目の前にある仲間の死
俺はヒーローとしてどちらを取るべきなのか
と …
🐝 リト ッ !!!!!
マナに名前を呼ばれ咄嗟に我に返る
俺はキョトンとした表情で顔をあげた
🐝 はやくテツを病院に連れていけ!!
🦖 こっちは俺たちでなんとかする!
🦒 で 、でもこの数を二人でなんてっ 、!
🐝 Dyticaもいるし 、なにより仲間がピンチのときに仲間を心配させたりなんかしねーよ
🦖🐝 ほら 、早く行ってこい
俺は唇をグッと噛み締めてテツの頭を揺らさないように頭を支えてお姫様抱っこをした
しっかりとテツを抱え 、落ちないように自分の身体にテツを寄せる
そこから雷の力を使って全力を使い避難区間外の病院までテツを運んだ
そこからの記憶はいまいちはっきりしていない
俺は目覚めると事務所の医務室で眠っていた
辺りを見回すとなぜか星導と小柳がいた
あのあとは避難所近くの敵の制圧を早く終わらせたDyticaの二人がOriensの方に加勢し事態は収拾した
テツの件についてはデバイスに異変があったとライから知らされたらしい
戦いのあとテツのデバイスを回収したところヘッドホンから謎の周波音が放たれていたことが判明し 、ゴーグルの方には遠隔操作で違う映像が流されていたらしい
その音による一時的に訪れる膨大なストレスと目に与えられた偽の情報によって撹乱された脳が異常反応を引き起こした結果、気絶してしまい地面に倒れてしまった
そのときに運悪く頭を打ってしまったというわけらしい
誰が遠隔操作をしていたのか 、なぜテツのデバイスなのか 、なぜ遠隔操作をする必要があったのか
そこら辺の情報は一切の収穫がない
🐙 とりあえずリトが無事でよかったですよ
🐙 病院にイッテツを連れていったあとそのまま倒れたって聞いて、心配したんですよ
👻 まあ原因は雷の一斉消費のしすぎだとよ
🦒 そっか 、俺あのとき …
テツさえ助かってくれれば 、なんて思ってたから注意されたことを忘れていた
🦒 それで 、テツは 、?
🐙 今はまだ寝たきりです
🐙 病院の方もいつ目が覚めるか 、覚めたとて本来の、怪我をする前のイッテツじゃない可能性が無きにしも非ず、らしいです
🦒 そっか … 、くそっ 、
👻 お前のせいじゃねぇからな
👻 みんなの責任だ 。
🐙 とにかく今はマナとウェンが交代でイッテツの見守りをしているらしいですよ
🐙 あなたも動けるなら行ってあげたらいいんじゃないんですか
🐙 イッテツも心配ですがみんなリトのこと心配してましたよ
🦒 おう 、ありがとな
🐙 じゃあようやくリトの目が覚めたので俺たちは帰りますよ
🐙 上への報告書やらなんやらでやること沢山ですから
🦒 そっか 、すまねぇな 。
🐙 別にですよ 。今はイッテツのことを考えてあげてください
ばたんっ
途端に静かになった部屋の中で独り 、何かがこみ上げてきた
それは自分への不甲斐なさとテツへの思いで溢れかえった大粒の涙だった
俺はその涙を拭い、テツのもとへむかった
がちゃん
🐝 リト!やっと起きたんか 、よかった 、
マナの目元には隈ができていて 、それでも疲れを見せずに笑顔で話してくれた
🦒 ごめんな 、心配かけて 、
🐝 いやいや 、リトが無事でなによりやで
🦒 … マナ隈ができてるぞ
🐝 ぇ!?まじ!?ちゃんと寝てるはずなんやけどなぁ 、
こういうとき 、マナは絶対に本当の事を言わない 。俺を心配させないために
🦒 俺も今日から交代で参加するよ
🐝 それは助かるわ!けど体調は大丈夫なんか?
🦒 おう 、ずっと寝てたからな
🐝 そっか!頼もしいわ!笑
🦒 それより 、テツどうだ 、
🐝 … そーやな 、目覚めるかも危うい状況らしい
🐝 そもそも後頭部を強く打ってしまってんねん 、それに加えてデバイスの不調
🐝 脳と身体に結構な負担がかかってしまってお医者さんにもいつ起きるかわからんし 、起きたとて前のままのテツって可能性低いって 、
🦒 そっ 、か 、
🦒 テツ 、ヒーロー活動できるよな 、
初めてこの病室に沈黙が続いた
🦒 こいつからヒーローを取り上げてしまったら 、こいつには ッ 、何が残るんだよ ッッ 、
🐝 大丈夫 、テツがヒーローを続けたいっていう気持ちがある限りヒーローは辞めさせん
🐝 それにもし仮にテツがヒーローじゃなくなっても 、俺たちの絆はそんなもんやないやろ?
🦒 そーだな 、俺の考えが甘かった
🐝 これでもだいぶ正気に戻った方や 、最初はもうなんも考えれんで思ったもないこと言ったりしてしまったからな 、
🐝 とりあえず俺たちはテツが無事に目を覚ましてくれるのを待ち続けようや笑
🦒 、そーだな
そのあとはウェンとも話して交代でテツを見守ることにした
けどテツは何日 、何週間 、何ヶ月経っても起きなかった
平日の昼
マナとウェンは任務が入り 、しばらくの間俺が見守ることになった
テツはまだ寝たきりだ
テツの身体には複数のチューブが張り巡らされていて 、ろくに栄養を取っていない身体はやせ細っていった
🦒 なぁ 、テツ 。お前いつになったら起きんだよ
🦒 みんな心配してるぞ 、
🦒 なぁ … テツ ッ 、
泣きそうになった涙を堪えて窓際の方に立つ
ふと机の上に置いてあるたばことライターに目がいった
おそらくテツの戦闘服に入っていたものだろうか
中身を見てみると3分の1も吸われていない
けどたばこは少ししっけている
俺はたばこを一本手に取り 、口に咥える
不慣れな手つきでライターをかちっ 、かち 、としてたばこに火をつける
ふぅ … 、はぁ …
🦒 ふ 、まっず 、
いつになってもたばこはたばこだった
どうしてこれを好き好んで吸うのか 、俺には理解できない
けどなぜかこの一本はほんのり甘い気がした
気がつくとたばこをギリギリまで吸ってしまっていた
病室に灰皿があるわけもなく1階の喫煙所まで行くことにした
病室がかなり高い階層なだけあって1階まで降りてまた登るのはすこし疲れた
がちゃん
病室に帰ると白いカーテンが風になびいている
ぽとん
手の力が抜けて持っていたライターを落としてしまった
そこには上半身を起こしたテツがいた
🦒 て 、テツ 、おまえ ッ 、
🤝 ぁ 、あ 、ぉ … はょ 、う(へにゃ)
俺は何も考えずにテツのもとへ向かっていた
無意識のうちにテツを包み込んでいた
🦒 っ 、おはよう ッ 、遅せぇよ …
🤝 ご 、め … 、ん 、…… ね 、?
病的に白く柔らかい肌も 、痩せ細ってしまった身体も 、起きたてで幼い声も 、すべてが愛おしい
また生きてテツに触れられたことが 、嬉しくてたまらない
🦒 もう二度と起きないかと 、心配したんだぞ 、
🤝 き 、みの … た 、め …. な ッ … ら 、
🤝 ぃ … っで 、も … かけ 、っけ ッ 、、るょ
🦒 よかった 、ほんとによかった … 、
そのあと俺はすぐにお医者さんとヒーローみんなに連絡をした
テツは1ヶ月のリハビリの末 、元通りとはいかないがある程度元通りの生活を送れるくらいには回復した
🦖 よかったねー!ようやく退院できて!
🤝 ぅん!ゃっと 、だよー!
今のテツはOriensの補助として活躍している
まだまだ前みたいに活発にヒーロー活動をするには早すぎるが 、また彼が活躍できるよう俺たちが支えて行かなければならない
🤝 次回もまた俺と握手ー!
彼とまた握手できる日を願って
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