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Side:R

キャー

なぜか悲鳴が心地いい。僕は狂ったのだろうか?目の前に出てくるうるさい人間共をナイフで薙ぎ倒す。

全員殺しただろうか。やっとだ、やっと僕は息苦しいこのくそみたいな世界から抜け出せる。

確かこの棚にマッチがあったはず。

火をつけたマッチを孤児院に投げて僕は歩き始めた。


現場から5km以上歩いた公園で僕は睡魔に襲われて眠りについた。


<夢の中>

「オ前ハヒトォ殺したンダヨ」

「うるさい、うるさい!黙れ!」

誰だ。要らない、こいつは要らない!

「ギャッッー」

死んだ?いなくなったよね。大丈夫だよね?



Side:M

僕の仕事は、警察ってゆうか軍人ってゆうかまぁそういうところ。幼馴染の若井とここに入った。

「元貴!2丁目で火事があった!行くぞ」

若井が声を荒げている。それほど緊急事態なのだろう。僕は急いで車に乗り込んだ。


現場に降りると悲惨な光景が目に映る。泣き叫ぶ声。悲鳴。人々の喋り声。カメラのシャッター音。全てが恐怖になって伝わる。

「警察の諸君!」

炎の音を掻き分け隊長の声が聞こえる。

「防犯カメラなどを確認したところ、犯人はここに住んでいる藤澤涼架だ!総員、捜索にあたれ」


Side:R

目が覚めた。

サイレンの音が聞こえる。早く逃げなきゃ。夜の闇に飲まれる、怖い。

そういえば僕たちエルフが無実の罪で収容されている監獄がここら辺にあるはず。いいこと思いついた。


ついた。警備員が僕を見て話しかけてくる。

全員殺した。

当たり前だろう。僕の計画を邪魔する奴は全員殺すんだよ。そっちが悪い。

エルフの収容されているスペースは出た。

僕は思いっきり声を上げる。

「エルフの皆!僕たちは長い間差別され続けた。世界を変えよう!皆で人間を皆殺しにしてやるんだ。舞台は渋谷のスクランブル交差点。行くルートは考えてある。さぁ自由の身になろう!」

「うぉー!」

彼らは僕の意見に賛成してくれた。

牢屋の鍵を次々に開け僕らはスクランブル交差点へ向かった。


Side:W

無線が入る。

『エルフの集団がスクランブル交差点へ向かっている!向かえ!』

了解。

遊ぼうじゃないか。

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