テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
せいち
sm.side
sm「さむ、」
12月半ば
辺りは眩しいほどに光るイルミネーションに小降りに降っている雪。
この季節な静電気とか外の冷たさで手がやられる。
今年は去年よりも寒い日が続いている。
少しくらい暖かくなってほしい、と毎度思う
コンビニで温かいコーヒーと弁当の袋を持ちながら街中を歩く。
辺りはカップルや社会人、部活帰りの学生や家族連れ。
おそらく皆イルミネーションを見に来たのだろう。
確かに綺麗ではあるが、数日したらすぐに外されてしまうと考えると、なんとも虚しいものだ。
人混みを避けながら歩いていると、ふと1人の子供が目に入った。
真冬なのに半袖、しかも薄着。
辺りには親らしき人は居らず、皆見てみぬフリをしている。
この時間に子供1人、しかも薄着なんておかしすぎる。
助けてやりたい気持ちはあるのだが、あいにく俺は子供が苦手だ。
癪に触るとすぐ泣くし、何かうまくいかないと怒る。
成長段階には必要な物だとは思っているが、それでも苦手なものは苦手だ。
子供には申し訳ないけど、今日は帰ることに…
「….まって、ください、」
「何でもいいので、何か食べれる物を、」
「お願いします、」
sm「…..」
「おいしい、!」
sm「よかったな」
結局拾った。
何か…..うん。見捨てられなかった。
「…わざわざご飯まで用意してくれて、本当にありがとうございます」
「では….」
sm「おい。どこに行く気だ」
「あの場所に戻ろうと、」
sm「戻らなくていい。ここに居ろ」
「え、?」
sm「外は大雪だ。今出たら凍死する」
「でも…」
sm「いいから」
「…わかりました、」
sm「….なぁ」
「?、はい」
sm「お前、名前とかないの?」
「名前….」
「….ない、です、」
sm「….きりやん」
「…はい、?」
sm「お前の名前」
「俺の名前…」
sm「さっき適当に決めたやつだけどな」
sm「嫌なら変えるけど」
「全然!嫌じゃないです!!」
「….あ、すみません、」
sm「…w、別にいいよ」
ここからきりやんとの生活が始まった。
で、今はこうなったわけだが、
kr「スマイル〜」
sm「暑い。抱きつくな」
kr「いいじゃん。いつもしてくれないし」
sm「暑い時期にやる奴が居るか?」
kr「居る」
sm「…居たわ」
きりやんを拾ってから数十年。
俺は40になり、きりやんは28になった。
本当、子供の成長って早い。
kr「今俺のこと子供だと思っただろ」
sm「28はまだ子供だろ」
kr「大人です〜」
sm「俺からしたらまだ子供だよ」
kr「…子供じゃねぇし、」
あ、拗ねた
sm「ごめんごめん。少しいじりすぎた」
kr「….今日いっぱい構ってもらうからな、」
sm「はいはい」
身体は大人だけど、中身はまだ子供だな。
end……..
整地大好き。一生幸せになりやがれください。
コメント
1件
やばいめっちゃ尊いッッッッッ! 夜中だから叫べないッッッッッ!