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#ごほんにんさまとはかんけーありません
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―桃Side―
やっと、見つけた 。
桃「こんなとこにいたの 、いるま」
茈「らん…… 、なんで…」
桃「いやだって、急にどっかいくから」
茈「…気にしなくて、よかったのに」
茈「あれ以上人が多くなるの、しんどかっただけだよ」
桃「…ほんとは 」
茈「…ほんとはって 、何…、(笑」
桃「嘘ついてる顔、だよ」
茈「…なんでわかんだよ 。」
桃「なっちゃんが、教えてくれたから」
茈「…少しは前に進めるって思ったんだ、」
“今の”いるまから 、初めて出た言葉だった 。
なつがいなくなってから 、前向きな発言なんかしなかったし 、自分のことを話さなくなった 。
そんないるまから、初めて聞いた言葉 。
茈「…… みことだって 、なつのこと探してくれるって言ってた 。」
桃「っ…!」
なんでそんな…
前に進もうとしてたのは、わかる…
でも 、そんな方向に進んでも…その先にあるのは…
茈「だから 、もう大丈夫だって、思った…のに」
茈「…なんで 、あそこになつがいないんだよ…っ」
桃「…ッッ”…!」
茈「中学に入ってからは 、5人で遊んだりもしてたのに…ッ 、今は…なつだけ、いない… 、」
茈「なぁ…ッ 、俺じゃ彼奴のこと幸せにしてやれなかったのかなぁ…っ…(笑」
桃「そんな…こと…っ」
そんなこと 、ない 。逆だよいるま…
彼奴は 、お前にしか…幸せに出来なかった 。
茈「…じゃあ 、なんで居ないんだよ…ッ」
桃「……… 、」
何も言えなかった 。
言わないって約束したから 。
でも 、今のいるまに…これだけは__
桃「…いるま 、…これだけは…確証を持って言えるよ 。なつの1番は 、ずっといるまだけだよ 。」
茈「…ッッ…ごめん…ひとりに、させて…」
…だめ、だったか 。
こ ういう時のいるまは 、放っておくしかない 。
前まで 、いるまを安心させることくらいは出来ていたのに…今は 、俺でも駄目みたいだ…
―茈Side―
なつに聞かれたことがあったんだ。
「俺がいなくなったら、どーする?」…と 、
俺は迷わず、こう答えた 。
「地獄の果てまで、追いかける 。」と 。
結局、これも嘘になってしまった 。
ふと、なつが居なくなってしまった前の日のことを思い出したんだ 。
あの日は 、二人でクレープを食べに行った 。
なんの変哲もない日の、筈だった 。
でも…彼奴は 、
―??年前―
赫「は~ 、食った食った 」
茈「いや~…なつほっぺにクリーム付けてて可愛かったわぁ…(笑」
赫「写真まで撮ってただろお前(笑」
茈「俺のなつコレクションに入れんの 、!」
赫「んだよそれ…」
茈「…てか 、もうこんな時間?」
赫「…ぁ~…ほんとだ 。」
茈「今日俺ん家泊まってく 、?」
赫「あ~…今日はいいわ 、親になるべく早く帰ってこいって言われてんの」
茈「そうなん 、?じゃあまた今度な」
赫「…うん」
…今度なんか、なかったのに 。
赫「は~…疲れたぁ…」
そう言ってなつは、俺に抱きついてきてた 。
茈「うお 、びっくりした…(笑」
赫「いるまで充電中~~…」
茈「可愛い 、写真撮るから携帯とって」
赫「え~…撮らなくてもよくない 、?」
茈「いやいや、なつの写真なんか何枚あってもいいんだから」
赫「ほんっと俺のこと好きだよね」
茈「世界で一番好き」
赫「…俺以外に好きな人作っちゃ駄目だからね」
茈「作るわけねーじゃん…てか、なつもな(笑」
赫「俺は一途だから大丈夫」
茈「まるで俺が人たらしみたいな…」
赫「人たらしなんだよ…モテるし…」
茈「俺はなつさえいればいーの」
ほんとに 、なつさえいれば何でもよかったのに
なつさえいれば 、どんなに辛いことがあっても…へっちゃらだったのに…
赫「…そ 、」
鼻のあたりが赤くなっていた 。
俺はこん時、照れてるのかと思ってた…けど 、
今思えば…これは泣きそうになっていたのかも知れない 。
赫「じゃ、そろそろ帰ろっかな~…」
茈「ん 、送ってくよ」
赫「え、いいのに…」
茈「いーからいーから 、」
赫「…ありがと 」
いつも通り俺らは他愛のない話を続けた 。
話してると 、すぐに家に着いてしまう。
茈「ぉ 、着いた」
赫「… 、」
茈「じゃ、また明日__」
赫「…っ!!」
…俺がなつに背を向けようとしたとき 、なつは…俺の手をつかんだ 。
茈「…どした…? 」
赫「……ぁ…っ 、いや、ごめん…なんもない 。」
茈「…?何かあったのか…?」
赫「…ほんとに 、なんもない!(笑」
茈「…そ 、?ならいーけど…」
…あのとき 、もっと引き止めればよかった 。
赫「…じゃ 、ばいばい」
茈「ん 、また明日 。」
思えばあのとき 、いつもまた明日って言ってくれるなつが…言ってくれなかった 。
気付くチャンスはいくらでもあった、
彼奴がいる毎日が当たり前で 、ずっと続くって…一人で勝手に思ってた 。
もっと 、俺が…彼奴のこと見てれば…ッ…彼奴の異変に気付けたんじゃ…?
考えれば考えるほど 、頭がおかしくなりそうだった 。
………
なつ、なつ、なつ、なつ…
今、あいつはどうしてる…?
どこかで 、泣いてるんじゃないか…?
早く、俺が…見つけてやらねぇと
俺が、なつのこと守ってやらねぇといけないのに
みことだって…一緒に探してくれるって言ってた
なつがもう居ないなんて 、俺は信じないから
俺が、見つけてやるからな?…なつ 。
茈赫回ですね…!
次回も回想多めかもです…!!
コメント
2件
紫赫 多くて幸せな反面辛いです … 🥹🥹 赫くん どうなってるんだろう …