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ドキッ？！心理部

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ドキッ？！心理部

第16話 - 紅茶

4

2025年09月26日

#オリキャラ注意

#夢小説

れーか姫/れーたん♡

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〇〇「……金曜日、か」
ドアを開けると、いつもより穏やかな香りが部屋に漂っていた。

窓辺で紅茶を用意しているのは、雪平魔璃亜だった。

凛とした立ち姿。ショート程の紫に輝く髪を靡かせ、優美な仕草でカップを並べている。

魔璃亜「ごきげんよう、〇〇さん。今日はよろしくお願いいたしますわ」

〇〇「あ、あぁ……。なんか、雰囲気違うな」

魔璃亜「ふふ……わたくしはこう見えて、場を整えるのが好きなのですのよ。落ち着くでしょう？」

〇〇「……まぁ、確かに」

促されるまま席に着くと、差し出された紅茶はほんのり甘く、香りが優しい。

この部室にいることを、一瞬忘れてしまいそうな空気。

魔璃亜「本日の実験の趣旨は“心を通わせること”。ですから……緊張せず、わたくしとお話くださいませ」

〇〇「……俺と、魔璃亜さんがペアなんだよな」

魔璃亜「ええ。残念でしたか？」

〇〇「いや……逆に落ち着くというか」

魔璃亜「まあ。うれしいことを」

彼女は微笑む。その笑顔は「安心」を象徴するような、柔らかさを持っていた。

⸻

しばらくは他愛ない話をした。

彼女の口調は常に丁寧で、少し冗談を交えては俺を笑わせてくれる。

けれどふと、表情が陰った瞬間があった。

魔璃亜「……ところで、〇〇さん」

〇〇「ん？」

魔璃亜「あなたは……“この部”のこと、どう思っていらっしゃるのかしら？」

〇〇「この部……心理部のことか？」

魔璃亜「そう。奇妙な集まりだとは思いません？」

〇〇「……まぁ、確かに変わってるけど。みんな個性あるし……退屈しない」

魔璃亜「ふふ。そう言えるのは、あなたの良いところですわね」

紅茶を口に運ぶ魔璃亜の瞳は、どこか探るようだった。

だがその視線には敵意はなく、むしろ「確かめるような優しさ」が込められている気がした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

時間が過ぎていく。

気づけば、俺は自然と彼女に心を開いていた。

彼女の言葉の端々に“包み込むような安心感”があり、そこから抜け出せなくなる。

〇〇（……なんだろう、この感覚。守られてるのに、同時に引き込まれてるみたいな……）

紅茶の残りを飲み干した頃、魔璃亜は小さく笑った。

魔璃亜「……〇〇さん。あなたとお話できて、わたくしとても嬉しかったですわ」

〇〇「……俺もです」