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第四十二話 答え合わせ
時々よくない感情が顔を出すことがあったものの、それでも俺は今のttとの関係には満足してた。
…はずだった、あの日までは。
これまで、ttと親しい関係の人間といえば俺くらいだった。
だからたとえ“恋人”になれなくても“親友”という枠は俺だけだから…そういう慢心があった。
だけど…
jp「tt〜!おっは…よおっ!?」
ある日の朝のことだった。
ttが俺以外の男の子と仲良さげに話してたのだ。
相手はクラスメイトのyaくん。
なんで?
2人って接点あったっけ?
急速に俺の心の中には不安が広がっていく。
tt「昨日色々あってな、仲良くなってん。な、yaくん」
ya「うん、実はそうなんだよね。あ!もしよければjpとも仲良くなりたいな」
jp「…」
仲良くなった…?
ttに俺以外に仲良い子ができたの?
内心すごく混乱してて、湧き上がってくる感情は全部不安だったり嫉妬だったりで…そんな気持ちを誤魔化すために…
jp「ttが自分で友達を作れるようになるなんて…!成長したねぇ…!」
わざと冗談っぽい返しをした。
でも、それからttはyaくんと話してることが多くなって…しかもなんか俺は会話に混ぜてもらえないし…胸がすごくモヤモヤした。
それから今度は学園でも有名な不良のurと仲良くなってて…ttの周りにどんどん人が増えていってて…俺の“親友”っていう立場の特別感が薄れていくような気がした。
ある日の放課後のことだった。
jp「あれ?ttは?」
ya「ttなら空き教室の整理頼まれたから先に帰っててって」
jp「ふ〜ん」
それを聞いてせっかくなら俺も手伝いに行こうかな〜、と、軽い気持ちで空き教室に向かった。
そしたら、ttがhr先輩に腕を掴まれて空き教室に引き込まれてるところに遭遇した。
jp「っ!?」
しばらくしたら中から1人の女子生徒が出てきて、なんとなく気になってその女子生徒を追った。
jp「あのっ!!」
女子生徒「え?何?」
jp「今、そこの空き教室から出てきましたよね?あそこで何してたんですか?」
女子生徒「えぇ…なんであんたにそんなの言わなきゃいけないわけ?」
jp「お願いです!誰にも言わないんで教えてください!」
女子生徒「…まあとある子といちゃついてたんだけど…邪魔が入ってあたしは追い出されちゃったのよ。もうほんと最悪!!」
不機嫌そうに言う女子生徒の言葉を聞き、なんとなく胸がざわついた。
つまりはttは今hr先輩と空き教室で2人っきりというわけで…。
jp「っ…!」
慌てて空き教室まで走った。
ドアを開けようとしたらなぜか鍵がかかってて…耐えきれず、無理やり鍵を壊して中に入った。
そしたら目に飛び込んできたのは…hr先輩に壁ドンされて、今にもキスされそうになってるttの姿。
jp「tt!大丈夫!?」
tt「jp!」
俺の姿を見た瞬間、安心したようにこちらに駆け寄ってくるttを愛おしく思うのと同時に、hr先輩に対しどうしようもない怒りと嫉妬が芽生え、俺はhr先輩のことを睨んだ。
でもすぐに我に返って…
tt「jpっ…!助けに来てくれたん?」
jp「……え?助けに…来た?」
俺はあえて何も知らないふりをした。
自分の思いを勘付かれたくなかったから。
それからttが大罪を犯している生徒を救うべく動いていると明かしてくれた。
それを聞いて…正直ホッとした。
最近yaくんとurと仲良くしてばっかで…俺だけ置いてかれてる気がしてたから。
でもそれ以降は俺も一緒に大罪解決に向けてttと協力できたから…嬉しかった。
だけど…ttが大罪を解決していくたび、俺は自身の心を嫉妬心で蝕まれていくようになった。
だってtt、毎回毎回罪を解決する対象と距離が近すぎるんだもん。
手握ったり…抱きしめたり…頭撫でたり…。
tt「ーー!」
rn「…ーー///」
とくにrnの大罪を解決してから…だんだんと自分の気持ちを抑えきれなくなっていった。
だって…rnは明らかttのこと好きな反応だし、ttは完全に無自覚で頭撫でたりとか思わせぶりな態度取ってるし。
yaur「「うわああああ!!!」」
yaくんとurはその様子見てなんか叫んでるし…。
ttに救われた人たちはみんなttに惹かれていく。
…naさんやdn先輩は別として。
だんだんと…自分の感情を“親友だから”という言い訳で抑えられなくなってきた。
自分の中に膨れ上がる“嫉妬”。
ずっと気づかないふりをしていたのに…もう、限界だった。
けど、“親友”というこの関係を壊したくないという気持ちもあって…。
必死に押さえつけてきたこの感情をどこにも吐き出すことができず、苦しくて、苦しくて…どうすればいいかわからず悩んでた。
だけど…dn先輩の罪を解決したその日の帰り道だった。
no「初めまして、jpさん」
jp「…え?」
目の前に1人の青年が現れたのだ。
…黒い羽の青年が。
no「あなた…もう限界なんでしょう?」
jp「…は?何言って…」
no「ttさんへの気持ち」
jp「ッ!?」
no「もう抑えきれなくなっているんでしょう?自分の欲求を、嫉妬心を」
jp「…」
全部見透かされているような、そんな感覚がした。
no「どうしてそこまでして我慢してるんです?」
jp「…ttは、親友だから」
no「それはあなたが自分の気持ちを誤魔化すための言い訳でしかありませんよ。…でも、その言い訳もそろそろ通じなくなってきている」
jp「ッ…」
no「我慢なんてやめて自分の欲に正直になればいいじゃないですか」
jp「そんなのできるわけっ…!」
no「このままじゃあなた…堕天使になりますよ?」
jp「へっ…?」
この時初めて自分が…“嫉妬の罪”を犯していたと気づいた。
…いや、ほんとはずっと前から気づいてたのかもしれない。
俺自身が気づかないふりをしていただけで。
…もしttにバレたら幻滅されるのだろうか?
そんな不安を胸に抱きながらも必死に隠そうとした。
だって…
tt「なあjp」
jp「ん?」
tt「jpにとって俺ってどんな存在?」
以前ttにそのようなことを聞かれたことがあった。
その時俺は…
jp「ttは俺の1番の“親友”だよっ!!」
そう答えた。
そしたら…
tt「…ふ〜んw//」
少し照れた様子で、ものすごく嬉しそうに笑ってたから。
俺はttの“親友”でいないといけない。
ttだってそれを望んでるんだから。
これ以上を望んではいけない。
なのに…っ!
hr「ーー」
tt「ーーっ…!」
jp「は」
hr先輩がttの頭を撫でてるとこを見た瞬間…俺の中の理性の糸がプツリと切れた。
ほんのちょっとしたきっかけだったけど…今まで積み上げたものが大きすぎて…それだけでも俺は耐えられなかった。
ほんとなんて器のちっちゃい男なんだろう。
自分でも嫌になる。
…ttを誘拐して、自分の部屋に連れてきた時、ようやく我に返った。
自分がなんて罪深いことをしたか理解した。
すやすやと眠るttの頬を撫でながら、どうしようもない後悔に襲われた。
でも…もう引き返すことはできない。
あの時、yaくんとurが来てくれて、ほんとは内心ホッとしたんだ。
ttを傷つけずに済んでよかったって。
でも…同時にあのままttを自分のものにできていたらっていう矛盾した気持ちもあって…。
ごめんなさいっ。
ごめんなさいっ…!
身勝手でごめんなさいっ…。
大切にしてあげられなくてごめんなさいっ…。
“親友”でいられなくてごめんなさいっ…。
tt…ごめん…俺っ、それでもやっぱりっ…、
“君が好き”。
続く
コメント
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好きって気持ちは抑えきれねぇよな!(゚ー゚)(。_。)ウンウン jpも辛かったんだろう、良く頑張った!よしよししてあげたい、💕 noさん、jpを庇おうとしてるのか堕天使にしたいのか、どっちなんだ?🤔💭
ttさんがjpさんの気持ちに気づいたーーー!続きが気になる!
#じゃぱのあ
ゆき
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