テラーノベル
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ども〜初投稿です!最近文ストハマったから適当に友達からネタ貰って作りました!つまらないかもしれませんが見てくれたら嬉しいです!キャラは乱歩さんが生まれつき幽霊が見える体質で幽霊にも狙われやすく神隠しに遭わないために乱歩さんの両親が生きてたころ晴明神社に行き特別にお守りをもらった感じです! 条野さんは昔目が見えてた頃は幽霊が見えていたが現在は幽霊が見えない変わりに音で幽霊が近くに居るいないが分かる 乱歩がめっちゃ幽霊が見える体質で狙われやすい体質だと知っています!カールは動物なので幽霊が見えています! 楽しんで下さい!
注『一人称、とか合っているのか分かりません許して下さい』
『健康診断チェック〜』。
白一色の無機質な部屋のモニターに、突如としてそんな気の抜けた文字が映し出された。
事の始まりは数時間前。武装探偵社、ポートマフィア、猟犬、そして天人五衰の面々やギルドの残党に至るまで、ヨコハマを震撼させる異能者たちが、気づけば全員この謎の部屋に閉じ込められていたのだ。
「おい、太宰! これはお前の仕業か!?」
国木田独歩が手帳を握り締め、青筋を立てて怒鳴る。
「心外だなぁ、国木田君。私はこんな集団健康診断なんていう、健康的なイベントに興味はないよ。美女と心中できる診断なら喜んで受けるけれど」
太宰治はひらひらと手を振り、隣で不機嫌そうに腕を組む中原中也を盗み見てニヤリと笑った。
「チッ、手前と一緒に閉じ込められるとは反吐が出るぜ」
中也が忌々しげに吐き捨てる中、周囲では芥川龍之介が太宰の視線を求めてソワソワし、樋口一葉がそれを心配そうに見守り、広津柳浪は立原道造の肩をぽんぽんと叩いて落ち着かせている。森鴎外は「エリスちゃん、注射は痛くないからね」と無駄に優しい声を出し、エリスに「リンタロウ、うるさい! どっか行って!」と罵倒されていた。
そんな喧騒の中、いつもなら真っ先に「お菓子はあるのか?」と騒ぐはずの江戸川乱歩が、妙に静かだった。
乱歩は自分の衣服のあちこちを、青い顔をして探っている。
「……ない。ない、ない、ない……!」
「乱歩さん? どうかしましたか?」
中島敦が心配そうに覗き込むが、乱歩の額からは冷や汗が流れていた。
(嘘だろ……なんでこんな時に限って、晴明神社のお守りが無いんだよ……!?)
昔、まだ両親が生きていた頃に貰った、肌身離さず持っていたあのお守り。それがないということは、今この瞬間も、自分は無防備な状態にあるということだ。
乱歩は生まれつき、幽霊や怪異が「見えすぎる」体質だった。街を歩けば、どれが生きている人間で、どれが死んでいる人間なのか判断がつかなくなるほどに。そのせいで何度も怪異に狙われ、神隠しに遭いかけたこともある。お守りがなければ、この部屋に渦巻く不穏な空気に耐えられない。
ポオの肩に乗ったアライグマのカールが、乱歩の異変を察知して「キュ〜!」と鳴き、ポオの頭から飛び降りて乱歩の足元へ駆け寄った。カールもまた、動物特有の鋭い感性で、この部屋に満ちる「ナニカ」を察知し、乱歩の周りを警戒するように威嚇している。
「吾輩のカールがこれほど警戒するとは……乱歩くん、一体何が……」
ポオがおろおろとする中、部屋のモニターがピンポンパンポンと軽い音を立てた。
『お疲れ様でした。これより扉が開きます。――が、【条野さんは、乱歩さんの近くに居て下さい】』
唐突な指名に、猟犬の面々が動いた。
「ほぅ? 条野を指定するとは。何か企みがあるのか?」福地桜痴が豪快に笑う。
「条野!命令じゃ!行け!」大倉燁子が命じると、条野採菊はフッと薄い笑みを浮かべた。
「やれやれ、私をご指名ですか。まあ、理由は分かっていますがね」
条野はコツコツと靴音を響かせ、乱歩の隣に並んだ。条野は天然で純粋、そして極上の毒舌家だが、かつて目が見えていた頃は幽霊が見える体質だった。現在は見えない代わりに、並外れた聴覚で「音」として幽霊の存在を完全に把握できる。そして、乱歩が「めちゃくちゃ幽霊に狙われやすい体質」であることを知る、唯一の理解者でもあった。
プシュー……と音を立てて、部屋の頑丈な扉が開く。
その瞬間。
霊感を持たない一般の面々(国木田、敦、鏡花、中也、末広鉄腸、フョードル、ニコライ、シグマ等々)には、ただの通路が見えただけだった。
しかし、乱歩の視界は違った。
扉の向こうから、どろりと溢れ出てくる、おぞましい形相をした大量の「バカ幽霊」たち。彼らは部屋の中に極上の獲物――お守りを失って無防備な乱歩――がいることに気づき、一斉に歓喜の声を上げて襲いかかってきた。
「ひっ……!」
乱歩が恐怖で身をすくめた瞬間。
シュバッ!!!
鋭い風切り音が響き、条野が目にも留まらぬ速さで刀を抜いて空間を斬りつけた。
「ギャアアアアッ!」という断末魔の叫び(乱歩と条野にしか聞こえない)と共に、先頭のバカ幽霊が霧のように消滅する。条野の持つ特殊な得物は、怪異をも切り伏せる力があった。
「なっ……条野!? 何もない空間をいきなり斬って、どうしたのだ!」
鉄腸が不思議そうに首を傾げる。
「おやおや、何もいないはずの場所から、何やら妙な空気の震えが聞こえましたねぇ」ニコライが面白そうに目を細め、フョードルは静かに観察している。
「ふん、何もいないわけがないでしょう。バカどもが群がってきていますよ。――乱歩さん、私の後ろから離れないでくださいね。耳障りな音が多すぎる」
条野は毒舌を吐きながらも、乱歩を庇うように剣を構える。
この異常事態に、頭脳派の太宰と、医療の現場で多くの死線を見てきた与謝野晶子は、即座に状況を察知した。
「なるほどね……『見えない敵』ってわけか。乱歩さんが怯える理由も分かったよ」太宰が目を細める。
「そういうことかい。なら、私の出番だね!」
与謝野が不敵に笑うと――次の瞬間、彼女の手にはどこからともなく巨大なチェーンソーが握られていた。
「「「「いや、どこから出した!?」」」」
敦、国木田、中也、さらにはシグマまでが声を揃えてツッコんだ。
すると与謝野は、チェーンソーをブォォォン!!と轟音を立てて起動させながら、事も無げに言った。
「ん? ああ、これかい? だってこれは漫画……いや、今は小説だね! 小説のなかだから何でもありなのさ!」
「「「「メタ発言やめろォォォ!!!」」」」
再び全員からの総ツッコミが炸裂する。文章の世界という絶対的なお約束を逆手に取った与謝野は、そのままチェーンソーを何もない空間に向かって適当に、豪快に振り回した。
ズバシッ!!! グチャチャチャッ!!!
「ギャァァァァァッ!!」
何もない空間から、明らかに肉的な、泥をこねくり回したような生々しい「グチャッ」という音が響き渡る。
「うわあああ!? 音がした! 何もないのに音がした!!」
敦が頭を抱えて叫ぶ。
そうなのだ。霊感を持たない普通の人間が、偶然にも幽霊を攻撃して殺害(消滅)させた場合、その瞬間だけ生々しい怪音が周囲に響く仕様になっていた。
「へえ、当たるもんだねぇ! ほらほら、どんどん来なさい!」
与謝野が狂気に満ちた笑顔でチェーンソーを振り回し、空間を肉塊のように切り刻んでいく。グチャ、ベチャ、と怪音が部屋中に響き渡り、阿鼻叫喚の地獄絵図(ただし、何も見えない)が広がる。
その時。
与謝野と条野の防衛網を潜り抜けた、一際巨大で悪意に満ちた「自覚のある幽霊」が、乱歩を神隠しにしようと、音もなく背後から迫った。冷たい手が乱歩の首筋に触れようとした、その刹那――。
「――無礼者が」
鋭い一喝と共に、閃光が走った。
武装探偵社社長、福沢諭吉の抜刀術である。
ズバァァァンッ!!!
空を割るような一撃が空間を切り裂き、そこから「ギエエエエエッ!」という凄まじい絶叫が響いて、幽霊は完全に塵へと帰した。社長の圧倒的な威圧感と剣技は、怪異すらも一刀両断する。
「乱歩、下がっていろ」
「しゃ、社長……!」
乱歩は涙目で福沢の背中にしがみついた。
宮沢賢治も「乱歩さんには元気でいて欲しいですから!」と笑顔で、そこら辺にあった何もない空間を怪力で殴りつけ、ゴキッという不穏な音を響かせている。ポオも「乱歩くんを連れ去るなど、吾輩が許さぬ!」と小説の本を振り回し、カールは幽霊の足元に噛みつく勢いで威嚇し続けた。
猟犬、探偵社、ポートマフィア、天人五衰の規格外な攻撃の前に、ヨコハマのバカ幽霊たちは全滅。文字通り「全員殺害(南無南無)」され、空間は静まり返った。
「……ふぅ。片付いたようだね」
森鴎外がケロリとした顔で医者らしく告げ、ようやく『健康診断チェック〜』の悪夢のような空間から、一同は解放されたのだった。
数時間後。ヨコハマの街は何事もなかったかのように平穏を取り戻し、メンバーはそれぞれの組織へと帰っていった。
武装探偵社のオフィス。
「ただいまー……」と、精神的に疲れ果てた様子で戻ってきた乱歩。彼が自分のデスクに目をやると、そこには――。
「あ……!!」
ポツンと置かれた、見覚えのある晴明神社のお守り。
「なんだ……忘れていくだけならまだしも、あんな部屋に閉じ込めるなんて。やっぱり僕を狙った怪異の嫌がらせだったんだな……!」
乱歩はお守りをぎゅっと握り締め、ようやくいつもの自信に満ちた笑顔を取り戻した。
しかし、探偵社の平和はまだ完全には戻っていなかった。
オフィスの隅では、国木田が恐ろしい形相で正座し、その前で与謝野がバツの悪そうな顔で正座させられていた。
「いいですか、与謝野先生!!」
国木田の手帳がバンバンと机を叩く。
「いくら危機的状況だったとはいえ、『ここは小説の中だから何でもあり』などというメタ発言は、世界観の崩壊を招きます! 読者……いや、我々の現実の規律というものがあるでしょう! どこからチェーンソーを出したかも含めて、徹底的に説明してもらいますからね!!」
「はいはい、悪かったよ国木田くん。でもさ、おおかた作者の都合ってやつだろうし……」
「またメタ発言を!! 反省の色が見えん!!」
国木田の説教は延々と続き、与謝野は耳を塞いで早くお酒が飲みたいと天を仰ぐ。
そんな賑やかな日常の風景を見ながら、乱歩はラムネの瓶をポンッと鳴らし、お守りをしっかりとポケットに仕舞い込むのだった。
(おわり)
どうでしたか!?面白かったら良いです!
良ければネタ下さい!ちなみに文ストの推しは乱歩さんと鉄腸さんです!ではまた気が向いたら投稿します!
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