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プルルルという電話をかける音
お願いしてシャルにグリードアイランドに放り投げてもらった携帯で私はミルキお兄ちゃんにかけていた
「アルアかどうしたんだよ」
「お兄ちゃん私死んじゃう”ごめんね」
「は?何言ってんだよ」
「いや油断したよね
いま立ってるのも辛いんだあ”」
「ほんとなのかよ」
「うん残念なことにね」
ほんとに残念なことにね
「お兄ちゃんお願い最後にさ」
「お姉ちゃんに繋げて」
「お願い”」
無言の時間
だめかなあ
じゃなきゃ30分も何も今すぐこの世からおさらばなんだけどなあ
「あはは」
その声は姉の声だった
「お姉ちゃん”聞こえる?」
「アルア?!話せて嬉しい!」
優しい声で今死んでもいいかもと思わせてくるのは片割れであり姉の声だった
「お願い。ナニカ私をそこに連れて行って」
「あい」
お人形いっぱいの部屋に とても頑丈なドア
そうここが姉の部屋
「ナニカお願い。助けてくれる?」
「あい」
その言葉で体が楽になる。
ナニカの力は死者もまた生き返させられる
それほど膨大なもの
声が変わっても姿が変わっても私って気づいてくれたんだあ
その事実で私は片割れを抱きしめる
「聞いて
キルアお兄ちゃんってね
私が姿変えたら気づいてくれなかったの!!」
「それで終わらなかったの!
私に対してバカとかアホとか言ったの!」
「それでねそれでね」
私は外にも出られない片割れにこの話をする
嫌味だと思われるかもしれない
けど片割れは私の幸せが幸せなの
変でしょ?
「実はね師匠もできたんだ!見た目はキルアお兄ちゃんぐらいなのに52歳なんだ!! 」
「すごいよね!その人とても強いの面白いし私のために色々教えてくれるんだあ」
片割れは目がふわふわしていた
体温はすごく暖かい
私の体温も伝わっているといいなあ
「ねえ私達の約束覚えてる?」
「片割れは片割れを助けようって約束」
「私達制約と誓約を無意識につけてたみたい 」
いやつけられたが正しい
私の片割れは嫉妬深いから
制約と誓約は自らの意思が強く影響する
しかし他人の念さえも介入できる片割れなら
第三者にも制約と誓約をかせる
けど私も念に介入できてしまう
だから中途半端に残ってしまったんだ
その言葉で片割れは少し固まる
「私ねお姉ちゃん達だいすき
髪を結ってくれて可愛い洋服を着せてくれる
私の幸せを1番願ってくれてるまだいっぱい理由はあるんだけどね」
「でも今の力じゃ私大好きなお姉ちゃん達を守れないの」
大好きなお姉ちゃんはいつもキルアお兄ちゃんと笑っててとても可愛いんだ
だからその笑顔を守るために私任務も変わったりするぐらいに
「私自分の力でお姉ちゃん達を守りたいな」
その言葉を聞いてお姉ちゃんは
頭を撫でたり抱きしめたりしてくれる
「お姉ちゃん
私ねきっと色んな人でできるんだよ」
家族、幻影旅団、ゴン、ビスケ、今まで会ってきた人で私はできてるんだ
お姉ちゃんに着いてくことしか出来なかった私をこんなふうに作ったのは私じゃないんだ
「お姉ちゃん私はね」
「兄弟離れして欲しいし、 ちゃんと自分の身はゾルディック家的に守って欲しいの」
「知ってる?
そこのお人形こっそり私のが入ってるんだ」
「私はお姉ちゃんを守るためにお姉ちゃんの周りにいる人もまもるよ」
「お姉ちゃんは私を守るために周りも守ってくれないの?」
「あっ」
お姉ちゃんに飛びつかれて倒れてしまった
けどお姉ちゃんの匂いで満たされて
いい気分でしかない
思ったより
お姉ちゃんの力は強くて身動きがとれない
「ちゅっ」
お姉ちゃんはほっぺにちゅうをした
その瞬間に毛穴が開くような感覚
今まで見えてなかった視点がみえる
「お姉ちゃん達仲良くやってね」
「ルカお姉ちゃんを守れるのニカお姉ちゃんだけなんだからね!!」
「お願いね!」
そう言って元の場所に戻してもらう
きっとニカお姉ちゃんのことだから
邪魔されたくないと監視カメラを切ってくれているだろう
残っているのは私の陣は
ヒソカ、ゴン、キルア
敵陣は
レイザー、クローン
3体2
彼は私の復活を予想していないだろう
彼が1番私のダメージについて理解している
私は念での防御は全くしていない
姉ちゃんがいなければ私は
内臓はぐちゃぐちゃで
幼い頃から鍛えられた私だから少し耐えていたが普通の人なら即死だろう
「キルアの手はもうボロボロだ
とてもじゃないがもうボールを持てないだろう」
「俺ならば体を覆うオーラの攻防を
超高速で移動させることができる」
「僕がボールを持つから
外野からレイザーをしとめるんだ」
「それしか勝つ方法はない」
気配を消してみんなの作戦会議を聞く
盗み聞きはいちばん得意だから
「それじゃあダメだ」
「うん」
「な、何がダメなんだ?」
「それじゃあ逃げたことになる」
まあ男のプライドってやつだ
正直今の私ならレイザーの念操作は出来るかもしれないけどきっと2人は許してはくれないから
「もう
そんなこと言ってる場合じゃないだろう」
「まあそうかもね」
最大限消していた気配をいきなり露出する
「12歳の男のプライドは理論片付くものじゃないからね 」
「君戻って来れたのか?!」
「うん。完全復活
今なら余裕でアイツ倒せるぐらいにはね」
「でもそうは行かないみたいだから」
「2人が失敗したら
私とヒソカでどうにかするよ」
「しかし、」
ブワッと私の念で一体を包み込む
絶対的権力=パワーオペレーション
他人の念を気のまま操ることが出来る
強化や弱体化など様々なことができる
弱点はどのような能力か分からないと適用外
しかしこの場にいる者の念能力は把握してる
「念の方は復活させたよ」
「これくらいは許してね」
ゴンたちにウィンクする
「うん全力で勝つよ!! 」
しかし念は復活できるが傷などは直せないので
キルアの手はズタズタのままである