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ー 受験終わり ー
受験、やはり偏差値が高いだけあって難しかった。
…そして、この受験で特待になった翔さんはやっぱり凄いなぁと思った。
変なとこで誤字してたけどね…
相葉さんは会場が違うらしい。
相葉さんは確か…勉強が苦手だって言う理由で運動科だったな…
同じ科じゃないのがおしいけど…
まぁ、校舎が同じってだけで良いけど。
外に出ると早帰りで迎えに来てくれた翔さんが居た。
「和~!どうだった?行けたか?
俺を見つければすぐに抱きついてくる。
うっとうしい。
「自信はあります。
適当に流してせっせといく。
…目立ってるから早く逃げたい…
「うっわ~!はやく和と一緒に登校したい~!
勝手にあーだこーだ言ってる人は放っておいて、相葉さんの会場の位置を検索する。
「うん?なに調べてるの?…あぁ、運動科の会場?送ってあげようか?
「ほんと?
流石翔さん!もと受験生なだけある!
「!うん、後ろ乗ってよ!
あれ?そういえば、自転車じゃん。
「2人乗り?
「?うん。
「危ないよ…
俺と乗りたすぎるのか、2人乗りがいけないことを知らない翔さん。
こういうところがだめだめなんだよなぁ…(呆)
「まあまあ、いい道知ってるから。
いい道…?
なにいってるんだこの人…まぁ、連れていってくれるならいいや。
翔さんの自転車の荷台に乗って腰をしっかり掴む。
「♪、和!いくよ!
「え?あ、うんっ!
翔さんが自転車を走らせたのは、ここら辺の都会では珍しい自然の一本道。
自然からそのまま取ったみたいな風はとても、気持ちがよくてその瞬間だけ他のことを忘れられた気がした。
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「付いたよ、和。
そこは、受験がもう終わったのか、会場から大勢の人が出てくる。
「ありがとう、翔さん。
翔さんにお礼を言って会場に向かう。
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会場の中を見回しても相葉さんの姿が見えない…
どこだろう、なんて探していると声をかけられる。
「あれ?あ、やっぱり!二宮ちゃん!
その声の主は俺の前に立つ。
誰だろう…
「覚えてないかぁ…まぁ、いい、いい!行こう?
勝手に腕を掴まれてどんどん会場から離れて、人気のない場所に連れていかれる。
「ちょっと…あの、すみません…
「なに?
鋭い目付きで見られる。
ひ…こわ……
「ッ…ぁの…だ、だれですか……?
相手の人は呆れたように鼻で笑う。
なにこの人。なんて思っていると急に壁にぶつけられる。
「ぃっ…な、なに…っ!
これは所謂壁ドン、っていうヤツなのか?
「いやぁ、相葉ってやつが二宮ちゃん、のこととっても褒めててさ?
ぐんっと顔を近付けられる。顎にまで手を当てられて。
相葉さん…なに、人と話せるようになったのか?
「…だからって、なんですか?
睨み付けるといやらしい手つきで腰辺りを触られる。
「俺さあ、リード、なんだよね~?
「私は…別にテイルじゃないです…
はやく帰りたい…
腰に手を回され、一気に引き寄せられる。その勢いで、唇が重なる。
「ん“!?、
「…なわけないじゃん、こんな触ると気持ちいいのに。
は?は?…最悪…!こんなんがファーストキスだなんて……
信じられない……はぁ…
視界がぼやける。
ゆっくりと耳を触られる。
「っ、やめっ!
抵抗しようとすると口を塞がれて手首を掴まれる。
舌も入れられて……
最悪、!助けて…ってば、もう!
「はッ、ぁ…、ん、んぁぅ……
やばい…お腹…変な感じがして……立ってられなぃ…
「はは、もうこんななって、テイルじゃん。
ちが…ちがう……
「こっち?!本当に?
「信じろよ…!マジだって!
あれ…聞き覚えのある声が…
気づかれそうなのにこの人は止まらない。
まっ…やばいって……っぅ…
「テイルが、意地張ってんじゃねーよ。
耳元で言われて、耳を舐められる。
そのとき、一気に腰の力が抜ける。
「ひッ……!ぁ…ぅぅ…なに、これ……
身体が震えてなにもできない…
「ふっ…じゃあな。
やつが出ていくと同時に足音が聞こえる。
力ない身体でその方向を見る。
「!!…二宮くん!どうしたの?
相葉さん…相葉さん……!
その瞬間、抑えていたものが出てくる。
「うっ…うあぁ…っ、相葉、相葉く……っ、
滅多に泣かない俺が泣いていることに驚いているのか、相葉さんは俺のことを抱いて動かなくなった。
「うん……うん、大丈夫、大丈夫だよ?
次第に背中をさするようになって、もうぼろぼろ…になってきて……
「ふっうっ、はっ、ぁっ…
「…ごめんね、二宮くん…ごめん……
乱れた髪を耳にかけられると、相葉さんは俺を抱える。
相葉さん友人らしき人にお礼を言っているところで、俺は眠りについた。
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