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ネコの退屈
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万事屋銀ちゃんには、あるひとりの青年が糖分と書かれている額縁のある部屋のソファに腰を下ろし、前に座っている、銀髪の青年と眼鏡をかけた少年、チャイナ服を来ている少女、この場には似つかない大きな犬を神妙な面持ちで見ていた。
青年はどうやら、万事屋銀ちゃんに依頼をしにやってきたようだった。机には銀のアタッシュケースを4つをドカッと机の上に置いてあった。
「えと、お名前とこの度はどのような依頼なのか、聞いてもいいですか?」
眼鏡をかけた少年が目の前にいる、青年に依頼内容を確認した。
青年は人当たりのいい笑顔を浮かべ、依頼内容の前に自己紹介をした。
「俺ァ、強欲のSERVAMP、ロウレス(唯一無二)ッス!ロウレスちゃんって気軽に呼んでね!」
ウインクまでしたロウレスと名乗った青年に眼鏡の少年は口角がヒクヒクと上がるのを感じた。
「そうッスねぇ、依頼は、」
「待て待て待て待てェイ!!
今、吸血鬼って言ったよね!?
何それ!?」
依頼内容を聞く前に眼鏡の少年は、ロウレスの話を遮ってツッコんだ。
「そうッスね。吸血鬼ってやつっスね。」
吸血鬼、という言葉を聞いた瞬間、真ん中に座っていた銀髪の青年は、ロウレスの視界から消えていた。
「キュキュキュキュ、キュウケツキィ!?」
「血を吸うアルカ!?どうしよう〜!銀ちゃーん!!」
「しししし、しるかぁー!!!
吸血鬼っつたら、ニンニクだ、新八ぃー!!
ニンニク持ってこい!!」
「悪いっスけど、俺ニンニク効かないッス。」
「ぎゃーーー!!!!!
十字架、十字架は!?」
「それも意味ないっスね。」
閑話休題。
この話は終わり、ロウレスは依頼内容を3人に話した。
「簡単に言えば、人探しっス!」
ロウレスが簡単そうに言うと、眼鏡の少年は首を傾げながら、復唱した。
「人探し?」
ロウレスはニコッと笑顔をこぼした。
「一体、誰を探せばいいんだよ。かぶき町にゃどんだけの人がいると思ってんだ?」
銀髪の青年が、鼻をほじりながら、呆れたようにロウレスに馬鹿にしたように言った。
ロウレスは右手で四、と3人に見せた。
「このアタッシュケース四つに1億ずつ入ってるンス。」
「「「はぁーーーーー!?!?!?!?」」」
嘘じゃないッスよ?と言いながら、アタッシュケースを開け、出てきた金は本物だった。
ロウレスはクハハっと笑い、アタッシュケースをパタンっと閉めた。
「簡単スよね?人を探すだけでこんな大金が入るんスもん。」
3人は腰を抜かし、向かい側のソファから立ち上がれなくなっていた。
そりゃそうだ、万年金欠な万事屋銀ちゃんにこんな大金を渡してくるやつなんてそうそういない。
「で、やるんスか?やらないんスか?どっちスカ?」
「もちろん、受けさせていただきマース!!」
銀髪の青年がビシッと挙手した。
ロウレスは満足そうに笑い、わかったといい、頷いた。
「で、誰を探せばいい訳?」
「お、話が早いッスね。」
ロウレスは嬉しそうに、笑った。
青年のような笑顔だった。
「女の子ッス。」
にぱっと笑ったロウレスに、マジかよ、と眼鏡の少年は口を覆う。
「女っていっぱいいるアルよ?」
チャイナ服の少女の言葉に、ロウレスはそうなんスよ、とポリポリと頬をかいた。
「君らに頼みたいのは、この江戸にいる1人の女の子を探すと共に、俺の指定する場所に連れてくること。」
「それが達成された場合、四億は君らのもの。それが達成出来なかった場合は、どうするッスかねぇ。」
ロウレスは考え込み、うーん、と唸っていた。
はっとしてパチンっと指をパッチンをすると前にいる3人に視線を巡らせる。
「殺すッス。」
そう笑顔を向けながら、言った。
3人はその殺気に息を飲むしかできなかった。
「あ、もし、こっちがそっちより早く見つけたら、そのまま、金はあげるっス!」
「そ、そうですか、」
メガネの少年は、息絶えに返事をした。
ロウレスはそういえば、女の子の名前言ってなかったスね。と嬉しそうに言い、
「城田 真夜っていう女の子ッス。」
懐かしむように縋るように、彼女の名前を言った。その名前を聞いた、万事屋銀ちゃんの3人は冷や汗をドバっとかいた。それに気づかなかったロウレスは、港に連れてくるように話をし、万事屋銀ちゃんを後にした。アタッシュケース4つは、外で待機してる部下にわたし、後ろに子鹿のように立つ、3人を振り向きざまに見た。
「よろしくッス!」
ロウレスは笑顔を浮かべ、意気揚々と階段を飛び降りた。