続き↓↓
赤「良い名前だね、♪」
これは偽善じゃない。本心、のはず。
桃「、、」チラッ
彼がテーブルの上に置かれたご飯とハンバーグを見る。
赤「あ、ご飯冷めちゃったかも、」
赤「ちょっと待っててね!」
彼に言い、飯を持ってキッチンに向かう。
レンジに入れ、数秒待っている間に彼と一緒にいた犬な方のご飯をどうするかを考えておらず、適当に冷蔵庫を漁る。
そうして冷蔵庫に入っていた寿司に目が止まった。
確か贅沢しようと思い購入したが、結局食べる機会がなく消費されていなかった物。
犬は寿司とか肉を食べても健康に害はなかったはずだからこれでいいかと思いパックを開ける。
丁度よくレンジがなったため色々いっぱいいっぱいになりながらリビングに戻る。
赤「ごめんね待たせちゃって、」
赤「温め直したから美味しい、はず」
赤「あ、きみにはこっちね♪ 」
目を輝かせながら犬は寿司を観察する。
よほど美味しそうに見えるのだろう。
赤「…ないこくんも食べていいよ??」
ふと隣を見ると彼がまだご飯に一切手を着けていなかった。
桃「あ、、いえ、その、、」
口をモゴモゴさせながらなにかを言いたそうにしている。
赤「ゆっくりでいいよ、?w」
安心できるようにそう言う。
そうすると気が緩んだのかぽつりぽつりと話し始めた。
桃「、、あの、」
桃「どうして…おれを、?」
拾ったのか。だろうか。
赤「だって普通野宿してる未成年いたら助けなきゃでしょ、??」
桃「それが、、普通なんですね、」
赤「???」
よくわからなかったが犬のご飯が減るスピードが異様に早く、彼も急いで食べ始めた。
桃「、、いただきますっ、」
そういいながら熱々のハンバーグを口にいれていく。
チンしたてだし、熱いからお水だした方が良いかと思ったけど、熱いという素振りを見せず彼は黙々と食べ物を消費する。
先程まで寒いところにいたからだろうか。
とりあえず食べてくれてよかった。
そう思いながら彼が食べる所をじっと見つめていた。
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わくわく✨️