テラーノベル
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夜中。〇〇は、またふっと目を覚ました。
エアコンの音、規則正しい寝息。
三人に囲まれて、身動き取れないくらいぴったり。
(……起きちゃった)
でも、不思議と嫌じゃなくて。
むしろ、胸の奥がむずむずして。
(……寝顔、ずるい)
一番近くにいるのは、もと。
少し口が緩んでて、完全に無防備。
(……ちょっとだけなら)
〇〇は、息を殺して、そっと顔を近づける。
ほっぺに――
「……ちゅ」
小さくて、軽いキス。
もとは、少し眉を動かしただけで起きない。
(……ばれてない)
次は、ひろ。
横向きで寝てて、ほっぺがすぐそこ。
「……ちゅ」
今度も、起きない。
(……え、いける?)
最後は、りょか。
〇〇を腕の中に閉じ込めるみたいにして寝てる。
(……近……)
ちょっと緊張しながら、同じように。
「……ちゅ」
りょかは、息を少し深くしただけで、まだ眠ったまま。
〇〇は、胸をなでおろす。
(……成功……)
……そのはずだった。
でも。
(……ほっぺだけなの、ずるいよね)
急に、そんな気持ちが湧いてくる。
(……一回だけ……)
〇〇は、もう一度、もとの方を見る。
唇が、すぐそこ。
心臓がうるさい。
(……起きない、起きない……)
そして、そっと。
「……ちゅ」
――口に。
次の瞬間。
「……は?」
低くて、はっきりした声。
〇〇の動きが、完全に止まる。
「今……口だったよな?」
もとの目が、開いていた。
「……え、え?」
「……ん?」
「……なに?」
その声につられて、ひろとりょかも目を覚ます。
三人の視線が、一斉に〇〇へ。
「……〇〇?」
「今、キスしなかった?」
「ほっぺじゃなかったよな」
〇〇の顔が、一気に熱くなる。
「ち、ちがっ……!」
「どこが?」
「完全に口だったけど」
「……欲張ったな」
〇〇は、布団に顔を埋める。
「……やだ……忘れて……」
すると。
「逃げんな」
「これは罰が必要」
「仕返しな」
そう言われた瞬間、三方向から距離が詰まる。
「え、ちょっ……!」
ほっぺに。
「ちゅ」
「ちゅ」
「ちゅ」
連続で。
「……っ!」
「口にした分、増やします」
「数は俺らが決める」
「や、やだ……!」
次は、口に。
「ちゅ」
「ちゅ」
「……ちゅ」
息が追いつかなくて、〇〇は完全に真っ赤。
「……も、もう……!」
「最初にやったの、誰だっけ」
「しかも、ばれてないと思ってた顔」
「可愛すぎ」
そのまま、ぎゅっと抱きしめられる。
「覚悟決めろ」
「朝まで離さない」
「責任、取ってもらう」
(……ひどい……)
でも、あったかくて、安心で。
そのまま、〇〇は照れたまま眠りに落ちた。
――――――――――――――――
朝。
光がカーテンの隙間から差し込む。
「……ん……」
〇〇が目を覚ますと、まだ三人に囲まれていた。
「……おはよ」
その声に。
「おはよう、夜の犯人」
「キス魔さん」
「覚えてる?」
〇〇は、一瞬きょとんとしてから、ぷいっと顔を背ける。
「……知らないし」
「え?」
「おぼえてないし!」
三人が同時に笑う。
「はい嘘」
「顔赤い」
「じゃあ、再現しよっか」
「やだ!!」
再び、ぎゅっと抱きしめられて。
「逃げ場ないからね」
「おぼえてなくても、俺らは覚えてる」
「今日も、甘やかすから」
〇〇は、観念して小さく呟く。
「……ばか……」
その声に、また笑い声が重なった。
朝は、昨日よりもっと甘かった。
――――――――――――――――
うぃこんちは(こんちわ?)
3個目ーいえいひまですね
さあゆなちゃんは見ているのかどーなんでしょうか麦さんも見てくれてたらいいな〜
コメント
11件
口角が突き抜けました(?)アプリじゃないから十回しかいいね押せないけど精いっぱい応援します!
一気見しました。 4人の会話が尊かったです✨ リクエストしたいです! リクエストは、〇〇ちゃんを3人が監禁して束縛して逃さないみたいな感じにして欲しいです。 お願いします🙇
え、まじこれダントツで口角くっっそ上がったし最高すぎるし〇〇ちゃんもかあいしこれ思いついたもずくも天才すぎるって リクエストは、、!熱を引いちゃって〇〇ちゃんがあまあまになるのみたぁあいです♥