テラーノベル
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「なあ、咲希」
司は咲希に声をかけた。
「ごめんな、気づかなくて」
「え?」
「俺、やっと気づいたんだ。咲希が笑わなくなってしまった理由。自分がどんなに頑張っても上手く行かなくて、思ってもいないことを大切な仲間に、幼馴染にぶつけてしまったんだよな?もっと早く気づいてあげればよかったな、。だからお前はずっとあんな笑顔だったのだな、」
「お兄、ちゃん、?そんな、こと、」
「何も言うな。俺はお前を笑わせる以外道がない。お前を笑わせることができればそれで十分だった。だが、もう、それはできない。」
「え、?」
「俺、もうショーができなくなってしまったのだ、。すまない、咲希」
「お兄ちゃんが、ショーを、できない、?そんなわけ!」
「本当だ。俺はもう努力しても咲希を笑顔にさせられるような演技はできなかった。頑張った。だが無理だった。納得いくもなにはならなかった。ただそれだけの話だ」
「お兄ちゃんが、ショーをやらなくなったら、誰が私のためにショーを、するの?」
「さあな。頼めば誰でもやってくれるだろう」
「違う!」
その時咲希がこれまでに出したことがないような、少なくともあの時から一度も出してない声を出した。
「私は、お兄ちゃんのショーが楽しいから見てたの!お兄ちゃんのショーじゃないなら私は!お兄ちゃんがいないショーなんて、私は絶対に見ないから!」
「咲希、?お前、泣いて、?」
「私を笑顔にしてくれたのはお兄ちゃんなの!そんなお兄ちゃんが、諦めないでよ、!お兄ちゃんは、スターになるんでしょ!なら、私の空っぽな心を光で照らしてよ、!お兄ちゃんにしかできないことなんだから、!私の冷たい、真っ暗な心を照らせるのは、お兄ちゃんのショーだけだから、!」
そう、泣きながら咲希は言った。それは叫びのようだった。
コメント
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**第4話、読んだよ…!** 咲希が初めて本音を爆発させるシーン、めっちゃ刺さった。ここまで我慢してきた分、あの叫びは本当に胸に来るものがあった。司が「もうできない」って諦めかけるのに対して、「お兄ちゃんのショーじゃなきゃ嫌だ」って泣きながら訴える咲希の想いが強くて、読んでてこっちまで涙腺緩みそうになったよ。 2人の絆の裏側にある寂しさや切なさがじわじわ来る…続きが気になる! shizukuさん、素敵な作品ありがとうございます🔥