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天馬司体調不良

進級後

地雷様サヨウナラ

良い方はGo


司視点


騎士(司)「ああ、!なぜですか、なぜですか姫様、!」

目線の先にいる寧々、姫役に言葉を投げる

姫は唇を噛み締め、どうすればいいかわからない、

そんな動作と共にゆっくり口を開ける

姫(寧々)「..しょうがないのッ!私だって、私だってここを離れたくないッ!」

今にも泣き出しそうな声で叫ぶように声を出す

騎士(司)「..!、..ッ、」

今度は俺が唇を噛み締め、目線を落とす

少しだけの静かな時間が流れ、もう一人の人物が声を出す

悪役(類)「..もういいか?十分待って上げたんだ。これで解散でいいだろう?」

悪役の発する言葉は重い、もう疲れた、どうでもいいと思わされる話し方だ

極力戦闘は避けたい、そんな話し方でもある

騎士(司)「待ってくれッ!….ッ俺じゃ、俺じゃだめなのかッ!姫ではなく、俺ではだめなのかッ!」

泣きそうな声で必死に姫を助けようとする

姫は騎士にとって凄く大切な存在なのだろう

悪役(類)「…私も、やりたくてやっているわけじゃない、私は別に君でもいい」

目を伏せ、暗い声で呟くように話す

騎士(司)「じゃあッ!、姫は、」

少し明るめの声で身を乗り出す

だがその言葉を遮り、目の前の悪役は言葉を発する

悪役(類)「ただ、君は姫と同様価値なのかい?」

さっきまでの疲れたような雰囲気からガラッと変わり、

俺を見る視線は冷たく、自分以外どうでもいい、と語っている

いや、もしかしたら自分さえもどうでもいいのかもしれない

騎士 (司)「…はッ..?…それ、は..」

言葉に詰まる

さっきまであった交渉成立、の言葉が一瞬にして消える

悪役(類)「君は騎士団長だ、そして姫の幼馴染。それなりに価値があり、必要とされている」

次に発する言葉が頭に浮かぶ

その言葉は知らなければ良かった、知りたくなかった

悪役(類)「..ただ、..姫と君は同じ価値だと思っているのかい?」

息が詰まる

知っていた、知っていたんだ

この国の騎士の一家で一番高い階級の貴族の子に生まれ、

物心がついたときから、お父様とお母様以外ずっと様付けでしか自分の名前を聞いたことがなかった

4歳ぐらいの頃姫と出合った

ずっとくん付けで呼んでくれて、今ではどちらも呼び捨てになっている

自分をわかってくれる、そんな人だって思っていた

だからずっと変わらなくて、階級差別もない。そう思っていた

悪役(類)「…..君は..、」

何かを言いかける

その言葉に答えるかのように自分の声を悪役に重ねた

騎士(司)「..俺はッ、..姫とずっと一緒に居たかっただけなんだッ!どうしてこうなってしまったんだッ!」

目に涙をため、叫ぶように言葉を発する

キッっと悪役を睨みつけ、戦闘態勢に入る

それに気付いた悪役は悲しそうな顔をして其れから戦闘態勢に入った

眼力だけでの圧力勝負に入り、

今にも戦闘が始まりそうな時、ある声が響く

姫(寧々)「やめなさい。..もうやめてください」

落ち着いたような慌ててるような声でキュッと唇を噛み締める

姫(寧々)「あなたが欲しいのは私の権力でしょう?もう、..もう彼を巻き込むのはやめてッ!」


えむ「カットッ!いいね!バッチリだよッ!」

パチンと音がして一気に劇場が明るくなる

観客席ではピョンピョンとはねながらえむが大きく手を振っている

類「うん、良くなったね司くん、こちらとしても見てて迫力があったよ」

寧々「類もすごかったじゃん、目の前に魔王でもいるのかと思ったよ」

見て分かる通り、今俺達は今度やるショーの通し練習をしていた

(なぜ最後までやってないかというと尺がヤバいからです)

まあ設定はそのまま、とある貴族の姫と騎士の恋物語だ

いまのシーンじゃわかりにくいがな

俺達があまりしないショーにも踏み出してみよう、言うわけだ

新しい劇団で恋愛系をするかもしれなかったからな

中山みたいなキャラもしっかりと返してやる!

ああ、いま俺達がいる場所は..、スタジオ、?というより劇場だ

セカイはミクたちが大型かくれんぼをしているらしく、水を差すのも悪いと言うことだ

ワンダーステージを使えなくなってしまったからな

どうしようか、ということでスタジオ..いや劇場を借りることにしたのだ

と言っても鳳財初のスタジオだから無料で貸してもらったのだがな

本当にえむが仲間で良かった

でなければこんな大型劇場で練習をすることは無いだろう

大きさとしてはワンダーステージよりは圧倒的に大きい

小さな劇場である

その時、ピポピポピーとか陽気な音楽が流れた

この音は…

司「…えむだな?」

えむ「大正解!あたしの携帯だー!」

この不思議な音はえむのメールの音である

聞くたびなぜ選んだのかすごく不思議になる

試しに聞くのもいいが、

まあ理由はアゲアゲになちゃうから〜!(真似声)

とかだろう

まあ取り敢えず待つことにすると、

携帯をじーっと見ているえむの目に少しの焦りが見えた気がした

気になって聞こうとすると、

えむ「ご、ごめんなさい!ここ、今から他の人が使う予約が入っちゃたから使えなくなるって!」

あわわわわわわ、と背景に文字が浮かぶほど

えむの目の中はぐるぐると焦りが見えている

いや、なんか無料で貸してもらったし

普通に2,3時間使えたし

俺達としては全然大丈夫だし

むしろ鳳家にお礼を言いたい

なぜえむはこれだけ焦っているのか不思議なぐらいだ

寧々「でも無料で使わせてもらったし、全然大丈夫、っていうかこっちがお礼と謝罪しなきゃってぐらい」

類「その通りだよ、後で鳳家にお礼の品でも持っていこうかな」

寧々と類も同じ考えだったようだ

司「ああ!俺も同意見だ!」

俺も後でお礼の品、用意しておくとしよう

各準備を始め、数分後に劇場をでる

4人で駅まで今日の反省場所や次回の予定などを話す

するとあっという間に駅へとついてしまった

えむは駅に迎えが着ているらしくそこで別れた

類と寧々も、俺の家とは途中までは一緒だが、方向が違うので別れた

ということで今俺は一人である

といってももう家が見えているぐらいだがな

天馬、という表札がかかっている家、俺の家の前に立ち、

ドアノブを握る

ガチャっとドアを開け、大きな声で家の外中に響き渡らせた

司「ただいまッ!」


はい

遅くなりました

あけおめです

お正月って忙しいですねぇ〜

ぇ〜3話構成です

司くんの体調不良は次からです

いっつも体調不良のやつ見てると

なんでこれ体調不良になってるんだろう、

っていつも不思議なんですよ

なので私は体調不良になる前、原因もストーリーに書いてます

はい、えー

お疲れ様でした〜

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