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今日は、ぼんさんも僕も帰省することになった。
入社が12月上旬ということもあったため、なかなかないが新入社員でも早めに(健康管理は怠らず)休暇で三日間実家に帰省する、兄弟は僕のことを待っているが、申し訳ないが兄二人には会いたくない。
あ・・・玄関で手ぇ降ってるのは、りょう兄、(シルクロードさんあなた目立つのよ。ゆんちゃんも!!)
シ「おかえり、今日は真白の好きなあさり汁よ」
ゆ「お久しぶりです、今日はコルクともどもよろしくね?」
「あ、うっす。今日はゆんちゃんもコルクちゃんもゆっくりしてってな?」
兄ク・シ「俺は無視なのか」
筋トレしてた兄クロードこと、けい兄。
僕はこの二人が苦手である。
黒「今日はせーぞろいだねー。兄貴、兄ちゃん、しろ兄」
そう呼ぶのは、コスプレ祭の帰りで某ゲームのキャラの格好のまま帰ってきた弟である。
名は黒桜(くろう)と言う。
「あ、くろくんおかえり、今日は”くろくん”の好きな貝汁だってさ」
黒「・・・兄ちゃん、また違えたの?俺の好きなのとしろ兄が好きなの」
シ「・・・みたい」
兄ク「俺は知ってるぞ、トマトだ」
シ「うん、それ俺だ」
・・・ポンコツ二人は無視決定でおk?
と、心に突っ込みを宿しかけた。
「・・・僕の好きなのは甘いものとしょっぱいもの。くろくんが好きなのは辛いものと苦いもの」
黒「そろそろ、覚えてね?兄貴たち!ゆんちゃん、ポケカしよー」
ゆ「え?お、おー!」
「コルクは僕が見てるよ、こう見えて子守は得意で」
そう言って四人は室内へ・・・。
兄二人は、スパークリングしながら・・・
シ「少しは、しろ、心開いてくれたかな?っと」
兄ク「そうだな、ふっ、最近、連絡もこまめだし、な」
と、歓喜していたということを真白は知らない・・・。
母クロードサイド
真白が当時、ゲイと知ったとき、私はわかっていたと息子たちに言った。
そりゃ息子だしね、思春期の時・・・好きな子ができた。そう言って相談されたとき、父さんと一生懸命悩んだわ。
真白、今日帰ってきたら、相談があるって言ってたわね。
何かしら?
真白サイド
今日で三日目・・・みんなもいる。
今日はぼんさんと帰省前に会話した件だ。
ーーー四日前の事ーーー
ぼ「・・・真白くん、少し真剣な話なんだけど」
神妙な顔で話すぼんさん。
「はい、何でしょうか?」
食事を終え、食器を片している真白に投げかけた言葉は、真白が待っていたそれだった。
ぼ「中学卒業の日、第二ボタンと菓子折りを持って僕のとこに来たの・・・君だったよね?」
その答えに僕は
「はい、そうです」
と、素直に言った。振られちゃうのかな?また・・・
ぼ「あの返事、何だけど・・・僕と付き合ってください」
・・・へ?
「・・・本気ですか?」
ぼ「うん、本気・・・この三日間には両家顔合わせしたいなって、ダメかな?」
急展開に追いつけない自分がいた。
「家族に伝えてきます、こちらこそ、長くお待たせしてすみません」
ーーー帰省二日目ーーー
兄・弟・父「えええええええええ!?」
母「あー、あの方にやっと、よかったわ」
「やっぱ、母にはかないませんな、ということで、父さん、母さん・・・顔合わせ行ってくれる?」
父「俺はいいよ」
母「いいわよ?いつなの?」
「・・・明日」
父・母「・・・もっと早く言いなさい!!」
と、いうことで、
ぼんさんと正式に婚約前提でお付き合いできそうです!
弟も、何か言いたげだったな。
今度、飲みに行って相談聞くか・・・。
続