テラーノベル
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kn「なぁ鬱………コレ、なんや?」
コネシマは俺が答えるまで問い詰めるつもりらしく、ガッチリと俺の肩を掴んで離さない。
ut「いやぁ…なんやろなぁ……?」
kn「とぼけんな。お前女にこんなの使わへんやろ」
…どうしてこんな目に……………
インターホンの音が聞こえ、タイピングの手を止める。
なんか頼んどったっけとここ最近のことを思い返すが心当たりがない。
訝しみながらモニターを覗いてみると、見慣れた金髪の男が立っていた。
ut「何しに来てん、今忙しいねんけd」
kn「飯買うてきた」
ut「よし上がれ」
すでに投稿時間を過ぎているが、編集は後回しにすることにした。現在金欠の俺にとって、飯は貴重品だ。
しっかりと確保しておかねばならない。
玄関に行って鍵を開けてやると、凍え死ぬわ!!と言いながらうるさいのが転がり込んできた。
寒いなら長袖を着ればいいのに。
kn「何で俺こんな真冬に半袖半ズボンなん?!」
ut「いやこっちのセリフやわ」
自覚あるなら尚更、何故そんな格好で来たのか。
とりあえず寒がるコネシマをこたつに放り込んで、コンビニ弁当をありがたくいただく。
kn「にしてもきったない部屋やな」
ut「お前が急に来るんが悪いんやろ」
kn「………急じゃなかったら綺麗なんか?」
ut「俺が男のためにわざわざ部屋片付けると思うか?」
kn「ア゛ーハッハッハッハッハッハッハwww」
部屋が汚いのは自覚しているが、今のところGも見かけていないし、まだ大丈夫だろう。
kn「いや流石にベッドくらいは綺麗にしろやw」
いつの間にかこたつから出て、寝室を覗いているコネシマにまた文句を言われる。
ut「ええやん別に寝れたら……おい勝手に人の部屋見んなや」
kn「なんや、見られたらアカンもんでもあるん?w」
べつにないけど、と言いかけてハッとした。
〝アレ〟片付けてないんちゃうか。
慌てて止めに入るが、時すでに遅し。コネシマはすでに部屋の物色を始めていた。
ut「ちょ、しっま…」
kn「……大先生」
コネシマの手の中にあるモノを見てサァ………と血の気が引く。
見られてしまった。
kn「なぁ鬱………コレ、なんや?」
ut「いやぁ…なんやろなぁ……?」
kn「とぼけんな。お前女にこんなの使わへんやろ」
コネシマの手の中には、太めのディルドが握られていた。
ut「…………」
kn「お前女とするとき玩具使わへんやん」
ut「…いや………」
冷や汗が止まらない。何か言い訳を言おうとしても、言葉が出てこない。
コネシマは無言でベッド周りを探り始めたが、どうせ止めても無駄だろうと思い、彼の気が済むまで待つことにした。
乳首用ローターやバイブ、オナホから首輪まで、これでもかというほどの玩具や拘束具が出てくる。
kn「………」
引かれたな、コレ。
俺が女にせがまれてもこんなプレイしやんことを、長年一緒に過ごしてきたコネシマが知らないはずがない。
俺だって自分にこんな趣味があると思わなかった。
あの動画を撮影するまでは_______________________
あまりに衝撃的な言葉に、脳の処理が追いつかず、そのままグルッペンの言葉を復唱してしまう。
ut『…ケツを』
gr『しばく』
何を言うとるんやコイツ…
一回死ぬごとに一回ケツがしばかれる鬼畜ゲー。
快くとはいかなかったが、面白そうだと参加したあのゲーム。
アレがまずかった。
ut『い゛っ〜〜〜〜〜ッッッ?!!?!!♡』
強い痛みとともにビリビリと走る快楽。
イきたくてもメンバーの手前イけず、ケツをしばかれ喘ぐのみ。
結局あの撮影が終わった後、俺は自分がドMだと気がついた。
気がついてからは普通にするだけではイけなくなり
首輪を着けてみたり、ナカに玩具を挿れてみたりして試行錯誤していた_______
kn「で、こうなったと」
俺の言い訳を聞いたコネシマが冷めたように言う。
ut「………」
やはりコネシマは引いているらしく、聞いている間もさほど興味なさそうだった。
流石に縁を切られるか…と覚悟したが、不覚にもコネシマは笑っていた。
kn「なんでもっとはよ言わんかったん?」
え、と困惑の声が口から出た頃には、ベッドに押し倒されていた。
ut「しっ、ま……?」
なに、どしたん、と尋ねても彼は答えてくれず、代わりに首輪をそっと着けられる。
ut「…な、なんでこれ着けたん………?」
kn「ん?」
前触れなくふわりとリードを引っ張られ、軽く息が詰まる。
ut「ッ?!ッけほッ………な、なに…?!」
kn「犬なんやから〝わん〟やろ」
ut「はぁ…?」
今度は強く引っ張られる。
ut「ッぅ゛ぇッ……ッッ?!」
kn「話聞いとった?」
背がぞわりとする。
そこでようやく理解した。ああ、そうか。シッマは____
ut「ッ…わ、ん……♡」
ut「ぉ゛へッ〜〜〜〜〜ッッッ?!!?!!?!♡♡」
kn「うわ顔えぐいで今」
む、り…♡なに?なんこれ?なかきつい…ッッ……♡
くるしい、のにッ、いき…すえへんし…♡ちかちかする……?
kn「まだ玩具しか挿れてへんで?首輪そんな気持ちいいん?w」
ut「ぁ…ッ?♡…ッ……?……ヒュ…ッッ…?♡♡」
kn「…ん?トんどる?だいせんせぇ〜?わんは?」
ut「?わ、ぅ゛…ッ?♡」
ぼく、いぬ、ちゃう…のに……♡
kn「トんでへんならええわ!」
と、ぶ…?もぉ、いっぱい、ふわふわ、しとんのに……♡
ut「ッッッい゛だぁ゛ッぁぁ…ッ♡♡」
kn「ほんまにケツしばかれてイッとるやんけw」
いたぃ゛…の⋯…♡きも、ち…♡♡
ん…?♡なか、きつくなくなったぁ…?♡
kn「ほな挿れよか♡」
おぼろげな視界の中で、シッマが笑っているのが見えた。
スクロールお疲れ様でした!
話の前置きが長くなりましたが、お楽しみいただけましたでしょうか?
次回作は初っ端からヤッていただこうと思います。ごめんよ鬱。
ただいまリクエス卜募集中ですので、お気軽にコメントくださいませ!
next→knut SMプレイ♡ 後編
コメント
5件
最高_:( _ ́ཫ`):_
最高です!頑張ってください! てか、天才ですか?それとも神か!?楽しみにしてます( *´꒳`* )