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#シリアス
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「……もううんざりだ…」
うんざりだ……こんな人生は……
もう疲れた………
涙がこぼれる中、私は便箋と封筒を取り出した。
『退職願』
仕事を辞めよう……そして
『遺書』
終わらせてやる……何もかも……
退職願を書いた後、私は遺書を書き始めた。
『学校に行って勉強するのが当たり前、
友達がいて当たり前、
大人になったら就職して仕事をするのが当たり前、
結婚して子どもを産んで、幸せな家庭を築くのが当たり前……
この世界は何でそういう風なの…?
何でみんな平然とやりのけているの…?
そうじゃない人間はどうかしてる……
そんな目で見られるのが怖くて頑張ろうと思ったけど私にはできない……
そんな自分が惨めで仕方がない……
でも、そんな重い気持ちを持って終わらせるのはダメだよね…?
どうせなら、最後に楽しい事をしよう。
せめて最後に贅沢をしてから、終わらせよう。』
文字を綴る度に、自分の気持ちを言葉にする度に、
涙が止まらなかった……
でもいいんだ、もう十分だ……
それからしばらく経ち、私は仕事を辞めた。
仕事を辞めた後、カバンに荷物を詰め込む。
着替え、タオル、化粧品、救急セット、貴重品などを詰め込み、その後電車へ向かった。
電車に乗って向かった先は
「○○様ですね?お待ちしておりました。」
旅館だった。
そう、旅行を楽しもうと思った。
これが私の、最後の贅沢……
旅行を楽しんでから、全てを終わらせよう……