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仁人くんだけに可愛かったらいいな〜☺️(リアルでも)
はやちゃんが可愛すぎますぅうううう😭🫶
7話!ありがとうございます。
今のところ、これとあと2本で終わりそうな感じです。
その2本はたぶん、短いですね、、。
短いけど、書きたいことがあるので。
今日明日中には投稿できると思います。
そのあと、他のシリーズもちゃんと進めますからね!
遠くで何かが聞こえる。
なんだろう、まあ、なんでもいっか。
思考はぼんやりとしていて、目が見えているのか見えていないのかも、自分が立っているのか座っているのかさえわからない。
本当になにもわからなくて、ただ意識だけがある、そんな感覚。
「…………!さ……ん!……ぇ……か?!さのさん!!」
「、……、ぇ、?」
まだぼんやりとした視界のなか、なんとか捉えたのはマネージャーの顔だった。
いつものマネージャーだ。
仲が良く、歴も長いのでいちばん信頼している人。
わかっているはずなのに、頭が敵と認識してしまう。
「ぁ……!や、ゃだ、こゎ……こわい、こわい…………!」
「佐野さん、?大丈夫です、〇〇です、わかりますか?!」
「こな、で、むり、じんと、たす、け、て、じんちゃ……」
ああ、困らせてる。
ちがう、迷惑なんてかけたくないのに。
パニックになっているのがわかる。
自分でもなにを口走っているのかわからない。
マネージャーがどこかへ電話をしはじめる。
あれはだれと話しているのだろう。
俺をどうにかしようとしている、仲間なのだろうか。
ここはどこだかわからないけど、たぶんもう逃げられないんだろう。
なんとなくそんな気がして、血の気が引く。
「…佐野くんっ!」
自らの肩を抱いて震えていると、聞き覚えのある落ち着く声がした。
「、?!じんと、じんと」
たすけて、となんとか両腕を伸ばし、迎えに来てくれた仁人の顔が近づいたから、もう離さないというようにきつく抱き締めた。
「ちょ、つよ、つよいって、、」
「……こわかった、さみしかったっ」
「ん、ごめんね、」
「おれ、ずっと、、寝なきゃ、ってわかって、る、のに、っ、こわくて、ッ、ねれなかったっ。ごはんも、飲み込めなくて、はいて、もッ、もどして、しごとも、いっぱいおこられた、。でも、いえかえって、も、じんといない、くて、さみしかったぁっ」
優しく包み込んでくれる仁人に、全部を打ち明けてしまった。
嫌われるかもしれない、なんて考える余裕もなく。
「勇斗……ごめんね、俺、勘違いしてた。勇斗はもう回復したから、俺なんかといて変になるより、いち早く今まで通りに戻った方がいいって思ってた」
変になる、って、なに。
「やだっ、いままでの、ひとりは、も、やだ、」
「俺も、勇斗がいなくなってからさみしかったよ」
「そ…なの、…?」
それって、俺とおなじ?
「そう、なんか、穴が空いたみたいに足りなくて……」
「俺も……ね、じんと」
俺は…。
「じんと、すき。だいすき。」
「うん」
「だから、もう、はなれないで…」