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胸へこんだ?が好きすぎる この二人好き好き大好きです…
やーいやーい♡♡♡まな板。
「ねえ、エヴァ……」ミラベルは恐る恐るエヴァンジェリンに声をかけ、エヴァンジェリンはその声に振り向いた。
段々と血なまぐさくなってきたこのメインルームが、より1層現場を不穏に落とし込むようだ。
ミラベルがあまりにも言いづらそうだったので、エヴァンジェリンは
「ミラベル、何をそう言いたがっているのですか?私でよければなんでも、快く受け止めますよ」
と、紳士な対応を試みた。
ミラベルはやはりもじもじしていて、そこまで言いづらいものなのかとエヴァンジェリン本人も思ったのか、
静かに視線を本に戻した。
どこからが水滴の音が滴るこの部屋で、ようやくミラベルが口を開く。
「あのさ、エヴァ、言いにくいんだけど……」
エヴァンジェリンはあぁ、と目を見開き、その後すぐに自分に非があったということかと少しだけ目を閉じた。
そんなエヴァンジェリンにミラベルが投げかけた言葉は1つ。
「その…胸、へこんだ?」
流石にそんな事が出てくるかと思っていなかったエヴァンジェリンは又もや目を見開き、
珍しく口を大きく開けて笑いだした。
「うぇ!?あたし、また変なこと言っちゃった!?」
「いえ、…そりゃそんなことは言い難いですね、察することができず申し訳ないです……ふふ」
まだエヴァンジェリンが笑い声を零すので、ミラベルは口をへの字にし、俯きまた言葉を続ける。
「私の知ってるエヴァは、もっとこう…胸が膨らんでたの……」
エヴァンジェリンはまた笑い、確かにそうだったとミラベルの頭を優しく撫でた。
「今はサラシを巻いています。どうしても邪魔になるので」
ミラベルは顔を上げ、なぜなに期再来のようにまた言葉を口にした。
「さらしってなあに……?」