テラーノベル
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キーンコーンカーンコーン…。
昼休みの開始を告げるチャイムが鳴る。
「瀬那〜、昼飯食おーぜ」
・・・・チャイムが鳴り終わると同時に僕の席の前に来るってどういうこと…。絶対授業聞いてなかったでしょ…。
「ほら、行こうぜ」
さらりと頭を撫でられ、少し呆れていた僕は我に返って「うん!」と返事をした。
「屋上でいい?」
「ん、いいよ」
そこでふと思い出す。
「そういえばあと2週間後にはテストだね」
「テ…テストか…..」
「あははっ、北斗はほんとにテスト嫌いだよねぇ」
「しょーがないだろ、そもそも勉強自体が嫌いなんだ」
北斗と他愛ない会話をしながら屋上に向かう。
重い扉を開けてもらい中に入ると、そこには珍しいことに先客がいた。
勝ち気な眉と瞳、真っ白な肌、茶色に白メッシュの髪。
そこにいるのは…。
「流星にぃ!?」
「瀬那!?」
僕は嬉しくなって駆け出す。
手を広げて待っていてくれたから、迷わずそこに飛び込んだ。
そのままぐりぐりと頭を押し付ける。嬉しくて嬉しくて、口元の口角は上がったままだ。
「はは、そんなに嬉しいか。久し振りだな、瀬那」
「うん!久し振り!!流星にぃ大好き〜」
そこへ、半分忘れかけていた存在の北斗がやってきた。
北斗にしては珍しく焦った表情をしている。
「瀬那、その人だれ?上履きの色からして、先輩だよね?」
「僕の幼馴染だよ〜」
「え、でも俺だって….」
「北斗とは7歳から一緒でしょ?流星にぃとは生まれてから6歳ぐらいまで一緒だったんだぁ。北斗と入れ違うようにして引っ越しちゃったんだけどね」
そう話している間にも、僕は流星にぃに抱きついたままで、流星にぃは僕の頭を撫で続けている。
人生でこんなに嬉しかったのは初めてかもしれない。全身の細胞が幸せで満ち溢れている。
「….付き合ってるの?」
今にも死にそうな顔で北斗が尋ねる。
・・・・僕なんかした?
「んーん、付き合ってないよ。ね?流星にぃ」
「まぁ、俺は付き合ってもいいけどな」
「へっ!?」
恥ずかしくて全身の熱が顔だけに集中したみたいにぼっと熱くなる。
「…あー、センパイ。この子俺のなんで返してもらってもいいっすか」
流星にぃに抱きついていた僕の体をべりっと引き剥がすようにして北斗が自分の方に僕の体を寄せた。
「ふーん…..。そういうことするんだ」
・・・・流星にぃの顔怖っ!あと声!!急に1オクターブ下げないでよぉ。
「………まぁいいや。瀬那、今日の夜俺の家おいで」
「家って前と同じとこ?」
「あぁ、同じだよ。部屋とかも全然変わってない」
「わかった」
「え、ちょ瀬那!行くの!?」
「だめなの..?」
下からうるうると北斗を見つめると盛大なため息とともにお許しが出た。
「はっ、なんでお前がそれを決めるんだよ。瀬那のことなんだから瀬那が決めりゃいいだろ」
「あんたにそれを言われる覚えはないっすねぇ〜」
「ちょ、ふたりとも喧嘩しないで!!」
・・・・波乱の学校生活の予感?
今回は以上です!最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m
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