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合作相手…現世くるり様。
何日、何十日もしくは何百日経ったのかすらもわからない。
わかるのはすちの鼓動と、この愛が歪だと言うことだけが感覚的に伝わってくる。
「ね~らんらん。」
すちは優しそうに俺に声をかけた。
「何.ᐣ.ᐣなんか用.ᐣ.ᐣ」
「え~冷たい~。」
俺が冷たく返事をする冗談混じりの返事が返ってくる。
「えっとね~。お城に閉じこもってからさ何日たったの思う.ᐣ.ᐣ」
「知らない…。」
「今はね~、ちょうど3ヶ月たった頃だよ。」
「皆今頃卒業準備でもしてるんでしょ~ね」
「……。そ。」
軽い雑談を挟みながら急な沈黙が走る。それを見逃さずすちは、言ってきた。
「俺のこと好き.ᐣ.ᐣ嫌い.ᐣ.ᐣ」
「わからない。だけど嫌いでは、嫌いではない……。」
嘘じゃない。真実。何度再確認しても変わらない。この感情を捨てれたらどんなに楽なのかな…。すち。幻想でも何でも、嘘でもいいからこの甘さをなくさないで。
「愛してね……。
「らんらん.ᐣ.ᐣ❤︎まだ親死んじゃったの悲しい~.ᐣ.ᐣ❤︎」
「知らない…。だけどすちがいるから寂しくはない。」
「そう.ᐣ.ᐣうれし~ニコッ」
すちはわかりやすく嬉しそうに笑顔になり俺を優しく抱きしめ撫でてくれた。
そして、すちは冷たくもあり優しくもある声で「らんらん。」と俺の名前を呼んだ。
「ん、、愛してるよ。」
「すち…。」
「な~に.ᐣ.ᐣ」
「スマホ。ずっとなってる。」
「そろそろ確認しないと怪しまれるよ。赫達に。」
「そっか~。」
そう優しく言ったすちは自分のスマホと俺のスマホを確認して、驚いたような顔をした。
「…。皆合わせて俺の1000。」
「らんらん。10000。」
「え…。.ᐣ.ᐣ」
そんな抜かしたアホみたいな声がでほどの通知量で、しかも【なんで返事しないの.ᐣ.ᐣ俺のこと嫌い】みたいなめんへら通知が大量に見えた。
ここの3ヶ月一日も忘れずに何回も送ってくる精神力に尊敬するわ…。
「嫌、怖。」
「あいつらなんなの.ᐣ.ᐣ全員メンヘラかなんかなのっ.ᐣ.ᐟ.ᐣ」
「やっぱり過保護…、。」
「尊敬するわ。もうその域は……。」
そんな尊敬(?)の気持ちをしゃべりながら2人のお城に閉じこもる。
「じゃ、はじめるよ。健やかなるときも病めるときも誰かが、神様が俺等をはなそうとしても、」
「いつまでもつながっている事を誓います。」
真っ暗の外の光も、音も遮断された静かな2人だけのお城でおれは誓う。その直後に
「愛してるよ。らんらん❤︎」
淡々とすちは喋り、いつの間に買ったのかわからない。翠のリボンの巻かれたピンクの箱を渡してきた。
「それ何.ᐣ.ᐣ」
それを開くと翠色の宝石とピンク色の宝石のついた可愛らしい指輪がきれいに梱包されていた。
「指輪だよ。翠色の宝石とピンク色の宝石のついた、ぴったりじゃない.ᐣ.ᐣ俺等にさ」
「らんらんには翠色の指輪ね。おれはピンクの指輪つけて~。ぴったし.ᐟ.ᐟ」
すちが指輪を渡すタイミング。すちは自分の身体の後ろに手を回して何かを押したような感覚があった。
「ありがとっ.ᐟ.ᐣ…。」
「俺からずっとずットズッ~ト離れないでね。チュ❤︎」
依存という固く絡まったどこか苦くて甘いそんな幸せな愛を。
「苦いのは嫌い。嫌いだから……。」
ピンポーン。そんな事を言ってる間にチャイムがなっ……。た
「ひっ…。」
3か月の間一度もならなかったチャイムの音を聞いたからなのかすちも驚いたような怒ったような表情を浮かべて、固まっていた。
チャイムを無視している時。疑問に思ってすちのほうを向いていると、ドアをどんどんと強く殴る音が聞こえてきた。
「すちっ……。.ᐣ.ᐣ人…。すちいがいの人…。嫌だ…。」
「大丈夫だよ。らんらんちょっと待ってて」
「すちっ…。すちっ、一人にしないで…、。一人は嫌なのぉ……。」
「そっか…。ならいっしょに行く.ᐣ.ᐣ」
「うんっ…。一人は嫌だ。無理なの。」
急な二つの意味のわからないすっごく苦い恐怖を押し殺しすちについて行くことにしたが、
「ひっ…。」
近付けば近づくほど音が大きく、恐怖を帯びてくる。すち以外の人間は醜いということを再確認された。
「誓い……。」
「病める時も健やかなる時も、つらい時も、貧しい時も、すちを愛し、死が二人を分かつまで……。、死後の世界でも来世でもつながっていることを…。」
何度も誓いの言葉を口ずさみ心を落ち着かせようとするが、音が大きくなっていくたびに、、
「ひっ…。大きい音は嫌なの…。すちがいなくなるのも嫌なのっ……。」
「らんらん大丈夫だよ。」
大人たちの綺麗事とは違う、優しい声で俺の耳を塞いでくれる。そんな君が……。
「いなくなるのが怖い……。の、、」
「おれは居なくならないそうでしょ.ᐣ.ᐣ死が二人を分かつまで、死後の世界でもずっと一緒だからね。」
「うん……。」
いつもの温かい空気で囲まれた幸せな甘い廊下がとてつもなく冷たい空気に囲まれ、いつも短いと思っている廊下がいつもの何倍ものの長さに何度も不安になる。苦くなる
不安を紛らわせていると久しぶりに聞いた玄関の、外の音.ᐣ.ᐣのような謎の音がなった。
「嫌っ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ」
「…。邪魔なモノが来たな。邪魔だな~。イラナイ。」
「らんらん俺から離れないでね。」
「うん…。」
すちいがいイラナイもん…。イラナイ…。
そうして気を紛らわせていると何度ドアを強くただいている音がどんどん強くなっていく。
苦い…。苦いっ苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い
「……。誰もいない。何もないよ。」
すちは扉を少し開けを覗くとすちはそういった。不安が落ち着くと同時に誰なのかという疑問が出てきた。
「それなら叩いてたのは……。誰.ᐣ.ᐣ」
謎の音と、人間が来たかのような音に恐怖を持った。こんな二次元のような物語のような不審な出来事をトラウマが理由で、どんどんすちから離れなくなる。
「らんらん.ᐣ.ᐣおれは居る。大丈夫だよ。 」
「怖い、嫌だ無理なの…。苦い苦しい。」
「大丈夫。大丈夫。」
そんな言葉をいってくれるすちは、優しくて甘い。こんな苦い屑な俺を癒やしてくれる。
甘くしてくれた。
「うん……。すち大好き。」
「んっ❤︎、俺は愛してる。」
「俺も愛してる。」
人間なんて要らない。すちだけがいればなんでもいい。邪魔なモノ、すち以外のモノは要らないの…。
「ねぇ…。すち。」
***
***
***
”「人間ってイラナイよね。」”
***
***
***
***
「要らないよ。要らない。らんらんには俺がいれば、そばにいればいい…。でしょ.ᐣ.ᐣ」
「うんっ.ᐟ.ᐟ.ᐟ❤︎」
「愛してる。愛してるのっ.ᐟ.ᐟ❤︎」
「おに~ちゃんのこと。彼氏のこと……。すちのことっ.ᐟ.ᐟ❤︎」
「すちのその真っ赤な瞳。俺好きだよ。」
「そう~.ᐣ.ᐣ❤︎ありがとっ.ᐟ.ᐟ」
「俺も、らんらんの暗く明るい桃色の瞳が俺も愛してて惹かれた。一目惚れした。その瞳を俺も好きだよ。」
そんな愛を語りながら、夜の夜風が吹き込む真っ暗闇な中で二人抱きしめ合いながら、、
幻想の様な、春の夜甘い甘い愛を語る。
「すち…。学校、行くね…。すちから離れたくないけど、、行かないと不審に思われて、またお城を侵略してくるやつがいるから………。」
「ん…。」
すちはどこか苦い、不機嫌そうに返事をした。
____。高校生になって初めて、数ヶ月ぶりの…。久しぶりの外の光が辛く、今まで甘かった空気が急激に醜い苦い空気へと変わるのがわかった。
「きっもちわるい……。ボソッ」
教室に入った瞬間。わるい人間の味がした。気持ちの悪い。わるい、苦い、苦しいそんな最悪の味。
ざわざわ…。そんな言葉が聞こえるほどにこちらを向いてひそひそ話をしてる人間達。
「あ~、またかよ……。ボソッ」
ばこッッッッ.ᐟ.ᐟ鈍い音が鳴り、何度も耳へと響く。煩い。鬱陶しい.ᐟ.ᐟ
「…。かはっ.ᐟ.ᐟ」
苦しんでる俺を見下してる。ゴミどもの顔。汚くて気持ち悪い。こんなところこなければよかった。すちだけが俺のそばにいればよかったんだ。
_____.学校なんて、家なんて要らない。すちがいるところが俺の場所で俺等のお城で花畑なんだって…。何が何でも。
「そうなんだってっ.ᐟ.ᐟ.ᐟ」
「 すちっ.ᐟ.ᐟ」
お城に着いた瞬間すちへと抱きつく、苦さが甘くなってくのがわかる。そんな気がした。するとすちは
「おかえり。学校どうだった…。.ᐣ.ᐣ」
と、優しく苦く突き放した。いつもの儚く、優しい感じがないような。つらい声がした。
「嫌だった.ᐟ.ᐟ辛かったの……。っ.ᐟ.ᐟ」
「苦くて気持ち悪い。苦かったのぉ……。」
「そ……。」
すちは冷たく不機嫌そうにそう言い放った。いつものすちの面影なんてない不気味で、
すっごく苦かった。
「すちっ.ᐟ.ᐟ.ᐟ謝るからっ.ᐟ.ᐟ」
「すちのこと愛してるからっ.ᐟ.ᐟなんでもするからっ.ᐟ.ᐟ」
「、いなくならないでよ……。」
「らんらんには、らんには俺しかいない.ᐣ.ᐣ」
「当たり前だからっ.ᐟ.ᐟ醜い人間と違って愛してる……。の…。」
必死になって叫んだ。冷たいお城のなかで何度も必死になって叫んだ。すちに見放されそうな気がして、、
嫌だった不安だった。苦いの。
「、そっ。ごめん。意地悪した❤︎」
「怒ってないよ。とは嘘になるけど傷だらけの汚いらんらんも好き。❤︎」
「これは嘘じゃない、幻想じゃない。あんなきれいごとの嘘じゃなくて。本当の真実の。」
*
*
愛だから……。
「離れないで…。離れたら死ぬから。呪うから。ね……。」
「死ぬ時は共犯者で…。ね。」
「愛なんてわかんなかった。そんなあの時にすちが、おに~ちゃんが手を取ってくれたから。」
「愛も幸せなんてもってのほか知らなかった。俺を光の世界へと導いた。の…。」
「俺にはすちしかいない。そうだもん。」
「あの時光を見せてくれた…。」
「あの、、」
「胡蝶蘭の咲くき、葉桜の舞うあの花畑を……。」
俺にはすちしかいない。すちには俺しか要らない。胡蝶蘭の咲くあの場所で誓ったんだから、、さ……。
「すち。愛してるチュ」
俺はそう言い放ち、すちの髪へと優しく口づけをした。こんな愛の形でしか表せない愛の重み。苦さを胸の深くへと閉じ込める。
「誓い。」
「健やかなる時も、病める時も、貧しい時も、死が二人を、二人を分かつまで、この葉桜の舞う、今日。すちをずットずっと愛することを誓います。」
「らんを、貴方を愛することを誓います。」
こんな取り返しのつく指輪なんかじゃなく、もっと取り返しがつかないほど深く。歪に絡まった鎖のような。
「やっぱりすちの真っ赤な目。綺麗。」
「俺こそ。桃色に暗く輝いた瞳に俺はひかれた。一目惚れしたんだよ~。」
「らんらんが言ってくれたさ、あの言葉に俺は救われた離れないでね。この檻のような、」
瞳を降ろし、血まみれになったすちの顔が一番きれいで、甘かった。
甘くて苦い。歪んだようで歪んでる。葉桜の舞う時期に誓った、胡蝶蘭の花畑で誓った。
そんな最悪で、最アイの、、、
「存在意義を……。ボソッ」
消さないでください。
カミサマ。
【葉桜】のお城の中で二人で。この
幻想の春は愛を夢む。
コメント
3件
こめしつっ 最高だわ…… ガチでワテクシなんかとの合作でよかったんかってレベ マジで今回はありがと~!!
みぅです🤍。読み終えたよ…。 「苦いのは嫌い」って言いながら、その苦さごと飲み込んでしまう歪な愛の形がすごく伝わってきた。二人だけのお城で誓い合うシーン、甘くて苦くて、それでいて儚くて…。すちの「おかえり」の冷たさと、それにすがるらんらんの必死さ、切なかった。 胡蝶蘭と葉桜のイメージが、この閉じた世界の美しさと危うさを引き立ててる気がする。続き、気になるよ…。