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私の名前は日本です。
身長は161センチ、しがない社会人です。
そして——
「日本、帰り遅いアル」
玄関を開けると、腕を組んで立っているのは中国。
私の“兄”です。
身長172センチ。圧があります。
「申し訳ありません、中国さん。仕事が長引いてしまいまして…」
「また社畜してたアルな」
じろり、と睨まれて思わず背筋が伸びます。
「とりあえず座るアル。ご飯できてるアル」
テーブルには中華料理が並んでいました。
どう見ても量が多いです。
「これは…二人分ですよね?」
「違うアル。日本一人分アル」
「多すぎませんか?」
「細いアル。もっと食べるアル」
そう言って、容赦なく私の皿に料理を盛ってくる兄。
「日本、ちゃんと寝てるアルか?」
「はい、6時間ほどは…」
「足りないアル。8時間寝るアル」
「善処します」
「善処じゃないアル、やるアル」
…兄はとても厳しいです。
ですが。
「……顔色悪いアル」
そう呟いたあと、そっと私の額に手を当てるその仕草は、とても優しいのです。
ある日のこと。
「日本、それ何アル」
背後から低い声。
振り返ると、中国がいました。
「これは、その…」
手に持っていたのはモンエナ。
「飲んだアルな?」
「……はい」
「何回言えばわかるアル!!」
一瞬で怒気が跳ね上がります。
「体壊すアル!倒れたらどうするアル!!」
「申し訳ありません…」
しゅんとすると、中国は舌打ちして顔を背けました。
「……もう飲むなアル」
「はい…」
「……」
沈黙。
「……半分だけなら許すアル」
「ありがとうございます」
「礼いらないアル!!」
「日本ってさ」
昼休み、韓国が呆れたように言いました。
「完全に過保護兄に捕まってるよね」
「そうでしょうか?」
「そうだよ。昨日もLINEすごかったんだけど」
「なんと?」
「“日本がちゃんとご飯食べたか見てこいアル”って」
「……」
「僕、中国あんま好きじゃないけどさ」
韓国はため息をつきます。
「日本のことになるとガチすぎて怖いんだよね」
その日の夜。
「日本」
「はい、中国さん」
「これ」
差し出されたのは温かいお茶。
「今日は疲れてる顔してるアル」
「…わかりますか?」
「当たり前アル。兄アルからな」
そう言って、軽く頭を撫でられました。
「無理するなアル」
「……はい」
少しだけ、肩の力が抜けます。
私は特別強い人間ではありません。
仕事に追われて、疲れて、たまに無理もしてしまいます。
それでも——
「日本は我が守るアル」
そう言ってくれる兄がいて。
「ほんと放っとけないよね」
そう言ってくれる親友がいて。
どうやら私は、思っているよりずっと——
愛されているようです。
ーーーーーー
今日はちょっと いつもと違う感じに書いてみました!
なんかちょっと変だよね…