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柔太朗side
自販機で舜太と話していると、会議室から仁ちゃんと太ちゃんが出てきた。
舜太「あれ?仁ちゃんと太ちゃんちゃう?
帰るんかな?」
舜太が2人に声をかけようとした、その時。
柔太朗「舜、静かに」
舜太「え?」
柔太朗「……なんか、ただならぬ雰囲気あるよ。今は話しかけない方がいいかも」
舜太「え?……うーん、柔が言うならそうかもな」
仁ちゃんたちに話しかけようとした舜太を止め、俺たちはそのまま会議室へ戻った。
最近の仁ちゃんの様子。
そして、今の2人の雰囲気。
……たぶん、今日太ちゃんは仁ちゃんに何か伝えようとしてるのかもしれたい
もしかしたら、告白かもしれない。
太ちゃんは行動が早い。
会議室に入ると、そこには勇ちゃんが立ち尽くしていた。
舜太「勇ちゃんどしたん?そんなとこ突っ立って。帰らへんの?」
勇斗「……へ? あぁ、うん。帰るよ」
そう言うと、勇ちゃんはどこか挙動不審なまま、会議室を出ていった。
……これは、仁ちゃんと何かあったな。
俺は勇ちゃんの後を追いかけた。
柔太朗「勇ちゃん!」
勇斗「……柔太朗?」
柔太朗「さっき何があったか知らないけどさ」
勇ちゃんは何も答えない。
だから俺は、少しだけ笑って言った。
柔太朗「今頃、太ちゃん仁ちゃんに告白してるかもよ?」
勇斗「……え?」
その瞬間、勇ちゃんの顔が固まった。
やっぱり。
柔太朗「早く自分の気持ちに気づかないと、ほんとに手遅れになるかもね」
勇斗「…………」
そう言って、俺は勇ちゃんの肩を軽く叩いた。
一旦俺は会議室へ戻り 扉から顔を出す。
柔太朗「舜〜、俺たちも帰ろうぜ」
舜太「柔、ちょっと待ってやー!早いねん!」
「はいはい」と笑いながら、舜太を待つ。
身支度を終えた舜太と一緒に、俺たちも会議室を出た。
別に、勇ちゃんの味方ってわけじゃないし
太ちゃんに諦めてほしいわけでもない。
どっちにも頑張ってほしい。
でも――
俺が一番願っているのは、仁ちゃんが幸せになること。
それだけだ。
柔太朗「仁ちゃんはどっちを選ぶんだろ」
舜太「??なんの話ししとるん?」
柔太朗「んー?こっちの話笑」
舜太「ふーん、今日の柔太朗変やな」
どちらを選ぶのかは、仁ちゃん次第。
分かれ道の先にある、ふたつの選択肢。
それが、この三人を待つ
運命なのかもしれない――。
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コメント
2件
くーーーーーーーーー! 仁ちゃんはどんな選択をするのかめちゃきになります〜
ああ、第13話読みました…!柔太朗の視点、すごく好きです。彼の冷静な観察眼と、それでいて誰よりも仁ちゃんの幸せを願ってる優しさがにじんでて、胸がぎゅっとなりました。「どっちにも頑張ってほしい。でも一番は仁ちゃんの幸せ」――この一文に全部詰まってますね。勇斗に気づきを促すあの台詞も、柔太朗らしい優しい切り出し方でじんわりきました。この三人の関係、どう転ぶんだろう…次が気になります!🌷