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※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
この日、私は誰かを信じるのをやめた。
みんなと一つでも違うだけで……
どうして奇異な目で見るの?
どうして平気で酷い言葉をかけるの?
どうして悲しくて痛い目に遭わないといけないの?
小学校の頃からこの疑問を長く抱いていた。友達だった子に裏切られ、先生たちに助けを求めても、適当な事を言って、誰も取り合ってくれない。誰一人も助けてくれない。
この世は不公平と不平等、理不尽でまみれている───。
友達なんか要らない。
もう誰も信用しない。
ずっとそう思い続けていた。
貴方に会うまでは───。