テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#2
もしも渡辺翔太が会社の先輩だったら
前編
今年の4月、私は世間で言う一流企業に就職した。
入社式も終わった数日後、オフィスでの業務が始まった。
私が配属された営業部は、優しそうな先輩達ばかりで一安心。
部長)仕事で分からない事があったら、なんでもこいつが教えてくれるから笑
いわゆる私の”教育係”らしい。
渡辺)〇〇さんだよね?
渡辺)渡辺です。忙しい時期なんだから、足引っ張らないようにして。
〇〇)はい、分かりました。
この人、結構当たり強くない…?
上手くやってけるかな、
部長)この資料、渡辺さんに確認してもらってからこっち出てね
〇〇)はい、分かりました。
よし、できた。あとは渡辺さんにって…
社員)翔太くん、今日ご飯行かない?
渡辺)またー?笑 今週3回目じゃん
社員)そんなだっけ?笑
みんなに冷たい訳じゃないんだ、
??)〇〇さんだよね?大丈夫?
深澤)あ、俺深澤。おんなじ営業部だからさ、これから仲良くして笑
〇〇)よろしくお願いします、
深澤)あ、翔太だよね?ごめんね〜、あいつあんな感じで、よく女性の社員からモテてんだよね笑
深澤)おーい、翔太〜? 〇〇さん待ってるよー?
渡辺)わりぃわりぃ、資料だよな
渡辺)へ〜、最初のわりには良くできてんじゃん。
〇〇)ありがとうございます、
渡辺)あ、わりぃ。資料室から、去年のデータのファイル持ってきてくんね?
〇〇)はい、分かりました、!
えーっと資料室はー、
☆☆)〇〇さん?だよね。
〇〇)はい、そうですけど、?
☆☆)あのさー? 翔太くんにちょっと褒められたからって、調子乗ってる?笑
☆☆)翔太くんは私の物だから、気安く近づかないでよね?
〇〇)えっと、もしかして彼女さんとかですか?
☆☆)まー、そんなところね。
〇〇)彼女さん、?!そうだったんですね。でも、教育係なので、あんまり、
☆☆)私の彼氏に余計な事しないでよね
何あの人、まぁ彼女なら仕方ないか。
〇〇)渡辺さん、去年のデータです。
渡辺)あざす。あ、今日飯行かね?
〇〇)ご飯ですか、? えーっと、
渡辺)あ、流石に2人はアレだよな。
わりぃ、また今度。
なんか気まづい感じにしちゃった、
数日後
渡辺)今日〇〇さんも来るよね?
〇〇)何にですか、?
渡辺)新入社員の歓迎会。営業部でもやるからさ。
〇〇)あ、行かせて貰います。
部長)〇〇さんが入社して、営業部に配属になりました!よろしくお願いします!乾杯!
深澤)〇〇ちゃんもう仕事は慣れた?
〇〇)まぁ、なんとか、!
深澤)いやいや凄いよ?入社してすぐなのに、今度商談行くんでしょ?
〇〇)商談ですか?! 私が、?
深澤)あ、聞いてなかった?笑
渡辺)てかお前、あんま〇〇さんに飲ませんなよ。
深澤)わかってますよ笑
〇〇)んー、(酔
深澤)〇〇ちゃん、大丈夫?結構酔っちゃったかー。
深澤)部長ー、俺〇〇ちゃん送ってくんで、お先に…
渡辺)俺がいく。
深澤)翔太、、?
渡辺)教育係、俺だし(?)
深澤)な、なら任せよっかな、?
渡辺side
あいつが〇〇さん送ってくと思ってなかったから。つい。
別に、俺もそろそろ帰ろうかなって、思ってたし。
俺は〇〇さんをお姫様抱っこして、タクシーを呼んだ。
☆☆)あ、!翔太くんいたいた〜
☆☆)〇〇さんは、深澤さんが送ってくれるらしいから、私と帰ろ?
渡辺)わりぃ、〇〇さん心配だから送ってく。じゃ。
そう言って俺はドアを閉めた。
てか俺、こいつの家知らねぇし。
このまま放っておくは、だめ。
だったら、仕方ないよな?
犯罪じゃねぇよな、
俺は細心の注意を払って、自分の家に運んだ。
空いている部屋のベッドに寝かして、静かにドアを閉めた。
〇〇side
目が覚めると、見慣れない景色だった。
〇〇)え、?
昨日は、歓迎会でー、えっと、
ガチャ
渡辺)あ、起きた?
〇〇)えっ、?! なんで、渡辺さん?
なんで?え?渡辺さんの家?ベッド?
なに、昨日何があったの?まさか、そんな訳ないよね?
渡辺)なに?
〇〇)昨日って、
渡辺)あ、いや!別に何もしてないから。ただ、お前が酔ってて、送ろうとしたけど、家知らねぇし。
〇〇)あ、そうですよね。すみません
その日は、朝食まで出してもらって、一緒に会社まで行った。
深澤)〇〇ちゃん、翔太と来たの?
〇〇)あ、えっと、いやー
深澤)昨日あの後なんかあった?
〇〇)いや、ただ送って貰っただけで、
上司の家に泊まったなんてバレたら、
〇〇)ちょっと、お手洗いに、(焦
☆☆)〇〇さん。待て。
〇〇)えっと、、?
☆☆)バレてるからね?渡辺さんの家泊まったの。
☆☆)何したのかなー?彼女いる男の人の家に泊まる気持ちはどう?
〇〇)ただ、送って貰っただけで、
☆☆)んー次、変なまねしたらー、〇〇さんが隠れて、そーゆーことしたって、みんなにバラしちゃおうかな?笑
〇〇)私そんなことして、
☆☆)言われたくないんだったら、翔太くんから離れろっつってんの。
〇〇)分かりました、
〇〇)戻りましたー、
next
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!