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わ ぁ ~ ! 尊 い т т
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「 No.1ホストと幼馴染」 ― ya × et
フロア全体がざわつき、視線が一斉にえとさんへ注がれる。
動揺のあまり息を詰めていたけれど――えとはゆっくりと立ち上がった。
「……もう、隠さない。」
その声は震えていたが、不思議と響いた。
「私……ゆあんくんが好きです。」
ざわめきが大きくなる。
客の中には「えー!」「やばっ」と笑う人もいた。
けれども、えとは続けた。
「最初は、ただの幼馴染として…お客として来ただけだった。
でも……冷たい顔の奥で、必死に自分を抑えてるゆあんくんを見て……どうしても、放っておけなくて。」
涙で潤んだ瞳を真っ直ぐ彼に向ける。
「私も覚悟決めたの。もう……ホストだからとか、客だからとか、関係ない。
ゆあんくんと一緒にいたい。」
店内が一瞬、凍りつく。
そして次の瞬間――。
「……っ!」
ゆあんくんは彼女の腕を掴み、引き寄せた。
「……バカ。俺に言わせるつもりかよ。」
強く抱きしめて、全員の前で彼女を離さなかった。
客席の一部からは悲鳴、別の一部からは拍手。
ホスト仲間もあっけに取られて立ち尽くしていた。
その混沌の中で、ゆあんくんは彼女の耳元で小さく囁く。
「……もう離さない。俺のもんになれ。」
えとは静かに頷いた。
そして――大騒動の夜は、店の歴史に残る瞬間となった。