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カチッ カチッ カチッ
時計の針が小さな音を立てて淡々と進む。
丸い時計を見れば深夜1時のお知らせをしている。
床を見れば海月のぬいぐるみや毛布が落ちていてだらしなさが増す。
壁には推しのグッズ、アニメのフィギュアが飾っている
ボクは普通の人のように普通に毎日を過ごしている。
普通に寝て、普通に起きて、普通に過ごし、普通に寝る。これがボクの毎日だ。
海月のぬいぐるみの頭を軽く撫でたり、スノードームを眺めたりしていれば時間はすぐに過ぎていく。
でも今日は時間がどれだけ経っても眠れない不安感があった。
普段は1人暮らしでこんな不安感は感じなかったが、珍しく[独り]というのに不安があった。
過去にあった苦しいことを思い出し感情的になったのか、今が苦しいのか分からないのが不安で、怖くて、寒いのだろう。
気づけばボクの頬には目から出た水がついていた。
嗚呼、ボクは今が苦しいんだ。
ボクの目がぼやけて見えにくくなるくらい、涙も沢山出ていた。
たまには弱っていてもいいよね。
自分にはそんな言い訳をして、苦しさを誤魔化しソファに横になった。
まぁ、今日は頑張れなくても明日から頑張ればいっか