テラーノベル
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(………四季君とお買い物、ヤバい嬉しいんだけど、緊張してきた、どうしよう…変な格好してないよな)
待ち合わせの場所に30分以上早くきた並木度はお馴染みの微笑みを浮かべながらもずっと四季のことを考えている。
それが周囲の女性にとって見目を引くとは思わずに。
「!え、か…けいさん!早くない!?」
「おはよう、ナツ君」
一応練馬区内で土地勘や情報を知っているとはいえ、念のためだと偽名を使うと伝えておいた。
四季はナツ
馨は読み方を「けい」にして景となった
「景さん待たせたよな!ごめん」
「全然待ってないよ、ナツくん」
そうやって四季に向けて微笑んだ馨を見て周囲は察する。あ、これ敵わんやつや…もう両思いや…。
と
「じゃあ行こうか」
「おう!!」
馨の笑顔に応えるように四季も満遍の笑みで返した。
(ん゛ん゛っ!!!かわっ…天使…あー可愛い…ってか待って隣が僕で本当に良かったかな…服本当に変じゃないよな…四季君の隣に立てる自信がないっ!!んでも可愛い!!!)
そんな馨の内心に気付く様子もなく四季は、馨のトレンチコートの袖を少し引っ張る。
「?どうしたの、ナツくん?」
「今日の景さんの格好いつもに増して、めっちゃカッコいいね!!」
少し耳を傾けた馨に口を寄せて、小さくそう褒めた。
(近っ!かわいっ!!まつ毛長っ!やっばいほっぺもちもちしたい…可愛い………え?今四季君に褒められた?かっこいい?…え?夢?実は正夢でしたとかやめてよね神様…はい夢じゃない!!よっしゃぁ!!!もう四季君の前ではずっとこの服で居るよ…)
馨は気付かない。いつもに増して、と四季が言ったことを。
四季が普段から馨のことをかっこいいと思っていると言うことを、聞き逃していた。
優秀だと言うのに馨は四季のこととなると、どうにも知性が下がるようだ。
「…景さん?」
「あ、うん…なんでもないよ、ありがとうナツ君」
意識を飛ばしたかにように動きを止めた馨を四季は不思議そうに見つめて、目の前で手をぱたぱたさせた。
心配している四季の可愛いさを目にしっかりと焼き付けて馨はデートを再開した。
「景さん!どこ行く?」
「ナツ君の行きたいところでいいよ」
(可愛い可愛い可愛い可愛い…天使、)
コメント
24件

オタク馨さんが見れてめっちゃ楽しかった! 馨さんの脳内思考見てるとき私の思っていることを言語化されてるみたいでめっちゃ面白かったし、最高だった! 四季くんは可愛いに尽きるね〜 最高だった!(≧∇≦)👍️✨️
馨さん僕の頭の中見てる?