テラーノベル
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続き
注意点前回同様
kyng『』
fw「」
kyng side
「なぁなぁ、これって絶体絶命ってやつ?」
『いや、まぁそんなことも無くもないですけど』
『異常事態ではありますね』
「やば」
数十分前
『…圧巻』
「この前助けて貰ったお礼」と、不破さんの奢りで俺たちは回らない寿司屋に来ていた
机にはマグロ、エビ、サーモンや玉子、ネギトロ、えんがわ…など、たくさんの種類のものが並んでいる
が、正直全部食べ切れる気がしない
「最近仕事が調子よくて、奮発しちゃった」
『いや奮発しすぎですって!俺らだけで全部食えます?』
「食えんかったら持ち帰りにしよう」
『たしかに』
結局食べきれませんでした
寿司屋を出て数分、俺たちは腹ごなしに夜の街を散歩している
「………」
ふと、不破さんが立ち止まって一点を見つめているのに気づき、つられて俺も不破さんの視線の先に目を向ける
「ロウくん…」
そこには、星の光をかき消すように輝く満月。
「…何?あれ」
と、KOZAKA-Cの大群。
『…はぁ?』
今までKOZAKA-Cとは何度も戦ってきたが、あんな大群はそうそう見ない
1人で、しかも不破さんもいるとなるとかなり不利だな…
とりあえず安全な場所に移動しつつ、星導たちに連絡するか
『高いとこ苦手だったらすいません』
「え?うん‥わっ」
瞬時に変身し不破さんを抱え走り出す。
その瞬間、KOZAKA-Cは一匹残らず俺らを追いかけてきた
…なんでだ、?
そして冒頭に戻る
『くそ、いつまで追いかけてくんだよ…!』
あれからずっと建物の屋上や屋根を飛び移って辺りを逃げ回っている
それにしばらく興奮していた不破さんだったが、飽きてきたのか俺に質問を投げかけてきた
この人肝座りすぎだろ
「あのぉ~…こざかしー?みたいなやつって、いつもはこんな追いかけてこないん?」
『え?まぁ、大体はそっすね』
『たまにねちっこいやつもいますけど、あの数がずっと俺らだけを標的にしてんのは珍しいです』
「ふーん…」
「…それ俺のせいかも」
『…は?』
思わず抱えていた不破さんを落としそうになり、慌てて持ち直す
待て、「俺のせい」ってどういう意味だ
だって不破さんは一般人で…
「俺、人ならざるものに好かれやすいらしくて」
「幽霊とか…甲斐田の地元にいる魔とか」
『あー…どうなんすかね』
『そういう体質ってだけなら可能性は低い気もしますけど』
「幽霊は専門の人にROF-MAOの中で1番憑かれやすいって言われたし、魔は甲斐田のお墨付き」
『…今まで不破さんが生きてて良かったです』
「んま、運が良かったんかもな」
「もちさんは椎名とよく除霊的なのやっとるらしいし、甲斐田は魔の脅威なんちゃらだし」
「社長は対幽霊兵器だし」
『ROF-MAOすご』
「てか俺的に幽霊とかより人間の方が怖いしな」
『…それは反応に困る…』
まだ続きます。遅れてすみません!
それとKさんお誕生日おめでとうございます!!🎉
遅れるものが何も無くてすみません…
これからも何かと絡んでくださるととても嬉しいです!
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