akpy お見合い
ak視点
とある王国の一角
名家の両親の間に生まれた空色の瞳を持つ少し裕福な少年
天真爛漫で活発な性格をしている齢一九の王子様
次男故に後継やら教育やらは兄より厳しく教え込まれず比較的自由極まりない生活を送っていた
悪いように言えば自分には誰も期待していないということにはなるけれど、、、
そんなある日
現国王である父上から呼び出され
王室へ足を運ぶ
扉を開けると深刻そうな顔をした父上と
不安そうな表情を浮かべている兄が立っていた
ak「どうしたの、、?それに兄さんも、」
王「Akira、、」
兄「いや、俺の問題だから自分で話すよ 」
「Akira、お前結婚する気はないか?」
ak「、、、はい?」
結婚、確かに兄はそう言った
次男でありいわば居てもいなくても同じような存在の俺に結婚?
兄「俺、実は子供が産めない身体なんだよ、、」
衝撃の事実
時期国王ともなる人が後継者を産むことができない
それ即ち、一族の血を絶やしてしまうこと、、
兄「生まれつき俺の身体には生殖能力が備わっていなかったらしくて、、」
「このままでは子供を産むことができずに俺たちの代で血が途絶えてしまう 」
ak「でも、俺産まれてこの方外に出たことなんて、、」
「相手だっていないし、」
そうだ、召使や執事たち以外まともに話したことがない俺に子作りなど出来るわけが、、
王「それについてだが、」
父上が咳払いをすると俺の専属執事が王室へ入ってきて俺の前に一枚の写真を差し出した
ak「え、?」
写真に写っていたのは褐色肌でボブの華奢な人だった
執事「以前城下町に出かけた際にパン屋さんでお見かけした女性 です、誠実で美しい方でしたのでこの方ではどうでしょう?」
ak「いや、でもこの人、、」
兄「戸惑うのもわかる、けどお前にしか頼めないんだ、、、すまないっ!」
深々と頭を下げる兄と
目を伏せる父親の姿を見たら断るに断れなくなってしまったため、
執事が組んだお見合いの日に備えて最低限のマナーを備えることにした
py視点
いつも通り店内で接客をしていたら
いかにも王直属の執事のような格好をした男の人が入ってきた
ざわめく店内、彼の視線の先は僕だった
僕の前まで歩いてくると彼は一礼して
執事「この度は突然の訪問申し訳ございません」
「〇〇王国、Akira様直属の執事──と申します 」
Akira様って確かこの王国の第二王子様だったよな、?
なんでそんなお偉いさまの執事さんがこんな城下町のパン屋に⁉︎
僕なんかした⁉︎
執事「貴方様を一目お見かけした時に私の直感に響いてしまいまして、」
「来週の火曜日、Akira様とお見合いしていただくことは可能ですか?」
な、なにを言っているんですかこの人、、
執事「ここは人が多すぎますので来週お城へ訪問された際に詳しく説明いたします」
py「え、いや、、ちょっと」
執事「申し訳ございません、時間がないので失礼させていただきます」
「あ、」
ぽん、とカウンターにクロワッサンを一つ置いて買って執事さんは帰って行った
py「まじで、なんだったんだ、、」
ak視点
一週間後
とうとうこの日が来てしまった
しっかり身だしなみを整え清潔感を滲ませた服装でお見合い相手の居る部屋へ向かう
緊張しているのかいつもより体が硬い
大きく深呼吸をしてパチっと軽く頬を叩く
がちゃっ
勢いよく扉を開けるとそこには
写真で見たより可愛らしく小柄な子が座っていた
py「え、、ぁっと、、、」
目を見開き戸惑った様子で俺を見つめる
バッ、とソファから立ち上がり頭を下げる
py「ご、ごめんなさいっ!」
ak「え?」
突然のことすぎて頭が追いつかない
py「さっき執事の方からお話を色々お伺いしたんですけど、子作りのためのお見合いだったんですね、、?!」
ak「そうだけど、、っていうか君男だよね」
py「そうです、そうなんですっ!!」
あわあわとしていて小動物みたいで可愛い
ak「ごめんね、俺がすぐにお見合い断っていれば良かったのに、」
py「違います、っ!僕が男だと説明していれば、、」
「ごめんなさい、僕のせいで貴重なお時間を、、、」
ak「いや、君のせいじゃないって、、」
py「Akira様も申し訳ありません、、、僕が女だと思ってしまったばっかりに、」
ak「いや、君が男なのは写真見た時からわかってたけど、、」
py「へ、?」
「じゃあ、このお見合い断れば、、、」
混乱した様子を浮かべる彼
ak「ねぇ、名前教えてよ」
一歩ずつ彼に近づく
py「え、ぁっ、、ちょ、」
後退りをしてソファにボフッと座り込む
py「ぴ、、ぴや、のです、、、っ」
ak「ピヤノ?」
無言で頷く、顔が髪に隠れて見えずらい
py「僕がこんな容姿だから、、っ」
ak「?」
py「僕がこんな容姿だから皆さんに勘違いさせてしまったんです、男なのに後継なんて産めないですもん、っ」
「か、帰りますっ!! 」
ak「いや、ちょっと待ってよ!」
ピヤノの腕を咄嗟に掴む
py「離してくださいっ⁉︎これ以上Akira様のお時間を使うわけにはっ」
ak「だ〜め」
py「なんでですか、男の僕に用なんかないはずなのにっ! 」
「腹切りで詫びせようっていうんですか⁉︎」
ak「、、、ぷっ」
「あはは、っ面白いね君っ笑」
py「はい、、?」
ak「なんで俺がこのお見合い中止にしなかったと思う?」
「君に惚れちゃったから」
py「、、、はっ?」
「いやいや、意味わかんないんですけど」
ak「最初は兄さんのため、国のためでお見合いしようと思ってたんだけど」
「君の写真を見ているうちにどんどん惹かれていっちゃって」
py「頭おかしいんじゃ、、」
「子作りできない僕なんかなんの価値もないんですよっ⁉︎」
ak「別に子供とか俺に関係ないし」
py「何言ってっ」
ak「ねぇ、俺と結婚してよピヤノ」
茶色がかった瞳、ワンポイントの白い髪
華奢で小さな身体、褐色の肌
戸惑う表情さえ愛おしく感じてしまう
世間知らずな箱入り息子な俺には
沢山の財産や地位、名誉、金よりもただ1人
目の前にいるピヤノという人が欲しくてたまらなかった
この部屋には緊急用のベッドが一つ部屋の隅に置かれていた
幼い頃からなんでも言えば手に入っていたのに、
py「帰ります、、」
ak「だめ、」
ピヤノが欲しくて堪らない
一生幸せにしたい
可愛い顔を俺だけに見せてほしい
気がつくとピヤノの細い腕を掴んでベッドに放り投げていた
py「え、ちょっと、、っ」
怯えたような表情
必死に体を捩っているが体格さゆえに全く動かない
py「離してくださいっ、、」
「僕なんかとシてもただ不快になるだけですってっ」
ak「そう、?」
py「そうです、っ」
ak「でも、見て?」
「俺のこんなにおっきくなっちゃってるよ?」
ピヤノの細い腕を俺のズボンに持っていて
無理やり触らせる
py「な、んでっ」
「やだ、っ!離してくださいっ、、」
ぽたぽたと瞳から涙が伝いシーツに染み込む
そんな姿さえ愛おしくて抱きついたりキスをすると次第に力が抜けていき甘い声を漏らすようになってきた
ak「ねぇ、結婚しよ?」
py「い”、や”です、、っ」
頑なに結婚を拒否し続けるピヤノに少々腹が立った俺は無理やりにでも分からせてやろうと思い
自身の大きくなったモノを露わにし
ピヤノの小さな穴にあてがってみた
py「ひ、、っ」
「やだ、やだぁ、っ⁉︎ごめんなさい、っやめてくださいッ」
なんだ、分からせるのなんて簡単じゃん
ak「俺と結婚、してくれるよね?」
脅迫気味にそう言うと必死に首を縦に振る
でも、さっきまであんなに抵抗していたため
口約束じゃやめてあげない
ak「ねぇ、執事〜?」
そう部屋の外に聞くと扉の向こうから返事が返ってくる
執事「どうされました?」
ak「俺の部屋に足枷準備しといて、あと首輪も」
py「え、、っ?」
ak「そんな怯えた顔しなくてもだいじょ〜ぶ♡」
py「やだ、っ!だれか、たすけてくださっ」
ak「無駄だって〜 」
抵抗するピヤノの腰を掴み思いっきり自身のモノを奥にぶち込む
その日の夜
気絶したピヤノの足に枷をつけて兄の部屋を訪れる
コンコン
ak「にいさ〜ん?」
兄「あぁ、Akiraか」
ak「今日お見合いした子と結婚することにした」
兄「あ、、」
伝えた瞬間兄の顔が一瞬硬直した
ak「兄さん? 」
兄「あの、そのことなんだが、、、」
「俺の許嫁相手の人に凄く有名な治癒師の方が居てだな、、」
「俺の病気を治す方法があるらしくて」
ak「つまり、、」
兄「結婚はしなくてもよくなったってことだ」
ak「え、ちょ、、嘘でしょ⁉︎」
兄「申し訳ない、急遽決まったことで」
「お相手の人にも悪いが明日にでも店を訪れて婚約破棄を、、」
ak「え、、やだやだ」
「俺はピヤノと結婚するから」
兄「いいのか、?お前あんなに自由奔放だったのに」
ak「うん、新しい玩具ができたから」
兄「というか、さっきお前のとこの執事が足枷と首輪持ってたけど、、、」
ak「そうそう!ピヤノにつけてあげたの!」
兄「は?」
「え、ちょっと待て?おまえお見合いで何した? 」
ak「何って、、えっちなこと?」
兄「おまっ、、マジかよ」
ak「なに」
兄「相手の同意のない性行為は王族だろうが犯罪だからな?」
「それに、相手にもう嫌われてんじゃない?」
ak「え、」
「でも、ピヤノが可愛いのが悪いし」
兄「今すぐ謝りに行ってこい」
「下手したら口すら聞いてもらえないかもだけど」
バンッ
ak「ピヤノっ!」
py「ひっ、ぅ、、」
はだけた服のまま足枷と首輪をつけられ放置されたピヤノの姿は、、とてつもなくエロかった
py「ゆ、許してくださっ、、ごめんなさぃ、ッ 」
ぎゅっ
ak「ご、ごめん、、」
「ピヤノの気持ちなんも考えてなかったっ」
py「や、だっ」
「家に帰してください、、っ」
ak「、、、 」
「なんで、?」
「俺のこと嫌いになっちゃった、? 」
py「きらい、ですっ」
「あんなことされて、好きになれるわけ、、、ッ」
体は小刻みに振るていて
抱きしめる俺の胸を両手で必死押している
ak「でも、俺はピヤノのこと好きだから、、」
力づくで、好きになってもらうしかないか、
超没作品になってしまった
続きかけたら書きます
コメント
2件
初コメ失礼します一言言ってやっぱり🎹さん受け最高っすよね(え これがバズらない...だと、!?(続きめっちゃ楽しみにしてます!!!!
初コメ失礼します。一言言っていいですか?最高ですね👍なぜこれがバズらないのかが凄い不思議です。続き出来れば頑張って書いてくれるとめっちゃ嬉しいです。