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ゆう²

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……あれ、ここは?
私…みらいに会いに来て…
っていうかみたいに抱きしめられてる…?
みらいに会いに来たら、みらいに抱きしめられていた。
「みらい…?」
「ん、なに…?」
「えっと…なんでこんなことに…?」
「ふふ、しのが会いにくるのがわかっちゃったから、お迎えに来てあげたの。どう?僕優しでしょー。」
つまり、私のお迎えに来てくれたってことか。
うん、なんとなく状況がわかってきた。
「実は…みらいにお願いがあってきたんだけど…」
「あぁ、そんな感じはしてたよ。なんとなくだけど。」
…やっぱみらいには敵わないな、なんでもお見通しじゃん。
ま、その方が都合がいいっていうか、好都合なんだけど。
「あのさ、みらい…私と双子になってくれないかな……、」
そう、みらいと双子になりたくてお願いに来たのである。
私はもうみらいがいないと生きていけないし、それはみらいも同じようなものだろう。
私たちは同じ魂から生まれたお互いの一番の理解者で、大まかな意見などは一致する。
これからもずっと一緒にいたいし、双子になってもらえれば言葉上だけでなく、それ以上の繋がりで結ばれるのだ。
「双子…それ、ほんとに僕でいいの……?」
「もちろん、当たり前じゃん。みらいじゃないと頼めないことだし、それ以外の人に頼みたくないよ。」
「いいの…?僕と双子になってくれるの……?」
「うん、そうだよ。私と双子になってよ、みらい。」
「…わかった。ありがとう…、」
さっきまで驚いて私の体を離していた手がまた私の方へ向けられ、優しく抱きしめられる。
少し泣きそうになりながら、
「僕ね、家族欲しかったんだ…みゆは家族みたいな存在だったけど、特にこれといった血のつながりもなかったし………僕、嬉しい…しのと双子になれて嬉しいの…」
なんて言ってくる。
「そっか…私もみらいのこと、家族見たいって思ってたよ。それにね、これからもずっと一緒にいたいから…」
本心を伝えると、みらいは本格的に泣き出してしまった。
_____________________________
少し時間が経ち、みらいがだいぶ落ち着いてきた頃。
みらいがこんなことを聞いてきた。
「あのさ…僕としの、どっちが上なの……?年齢的には僕のが上だけど…僕はしのの魂から生まれたんだし…よくわかんないなって…」
たしかに、言われてみればそうだ。
「んー、みらいが決めていいよ。どっちがいい…?」
「いいの…?じゃあ、僕がお兄ちゃんがいい。…ずっと欲しかったんだよね、妹って。」
へぇ…みらいがそう思っていたのは知らなかった。
「ん、わかった。みらいがお兄ちゃんね。」
「んへ、やった〜、!」
まっすぐに喜んでくれているみらいを見て、こっちまで嬉しくなってくる。
…まぁ、そういうところは子供っぽくて、あまりお兄ちゃんって感じはしないけど。
「私の器、生まれた時は心臓の病気があったの。今はもう治ってるけど、それってみらいが一緒にいたからってことにしちゃってもいい?」
「えっ…大丈夫…?もちろん、いいけど…」
みらいは見るからに心配そうな瞳で私のことを見てくる。
「うん、今は大丈夫だよ。後遺症もないし。」
「そっか…よかった…」
明らかに安堵の表情をして、ふぅ、と、ため息を吐くみらい。
私はもうなんだかそれが愛おしくて、居ても立っても居られずみらいに抱きつく。
みらいは少し驚いていたけど、優しく私のことを抱きしめてくれる。
そして。
「改めて、これからもよろしくね、」
どちらからともなく、そんな声をふたつ、重ねた。
コメント
1件
うわー…すごく優しい関係性だね。 しのとみらい、お互いのことを「必要としてる」感じが伝わってきて、読んでてこっちまで温かくなった。 特に、みらいが「妹が欲しかった」って本音を見せたところ、めっちゃ刺さったわ。 双子になるって決めたのも、お迎えに来たって言ったのも、全部お互いを想ってのことなんだなって伝わってくる。 1話であの一体感はすごいね。これからどんな風に絆が深まっていくのか、気になるな〜🔥 ところで、この物語の設定って何かに影響受けてる?それとも完全オリジナル?めっちゃ好きな空気感だから、もう少し世界観のこと教えてほしいかも。