テラーノベル
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「凪さん!」
「なんだよ小柳」
「もう帰んの?」
「帰りますよ。私の仕事は終わったんだから」
「ふーん‥‥俺を置いて行くんだ?」
「人聞きの悪い‥‥私も家に帰ったらレッスンしますけど?」
「良いなぁ‥‥」
「疲れたならあなたも帰ったら良いじゃない」
ここは事務所の一室
今日はここでダンスのレッスンを受けていた
先生は帰ったけど、部屋の借りている時間がまだあるから残って練習をしている
「だってまだ時間残ってるから勿体無いじゃん?だからまだやって行く」
「そう言うところは真面目なんだから小柳は」
「そう言うところってなんだよ。いつも俺は真面目だってーの」
「そうだったかな?俺には不真面目な事言ってくるのに」
不真面目な事って‥‥
失礼な!
俺はいつだって真面目に言ってんのに
「なんだよ、飼ってくれって言った事?」
「そうだよ」
「だって凪さんに飼って欲しいんだもん」
「『だもん』じゃないのよ。犬じゃあるましい」
「俺、狼だから」
「だからそう言う事じゃないでしょ?まったく」
俺は凪さんの事が好きだ
だから強ち間違いじゃない
飼って欲しいは語弊があるけど、俺は四季凪アキラのものになりたかった
ふざけて言ってるのは
俺に‥‥可能性が無いから
だって‥‥
この人は俺を見ていない
「ここにいた。凪ちゃん帰るよ」
「あぁセラ夫、今行く」
「あれ?ロウ君もいた。ロウ君は帰らないの?」
「俺、凪さんに捨てられたからまだここに居ます」
「捨ててなんかないでしょ?」
「だって飼ってくれないんでしょ?」
俺達のやり取りを聞いてセラさんが笑ってる
「こんなに可愛い後輩なんだから飼ってあげれば?」
「ちゃんと飼えないのに簡単に言うなよ」
「凪さんお金いっぱい持ってるくせに」
「お金のことは言ってないだろ⁈」
「俺1人くらい養ってくれても良いじゃん」
「そうだよ養ってやれよ」
「じゃあセラ夫が連れて帰れば?」
「あ、じゃあうち来る?マンションの下の階にレッスン出来る部屋もあるし」
「行くっ!」
「こら小柳!行くじゃないのよ」
軽く頭を小突かれる
俺は恨めしそうに凪さんを見た
「でも1人でここでダンスのレッスンするなら本当にうちでやれば?」
「えっ?」
俺は目を丸くしてセラさんを見た
セラさんはいつもの顔で俺に答える
「だってロウ君の家ってそんなに離れてないよね?」
「あ‥‥そうですけど」
「歩いて10分、15分くらいだろ?時間が合えば車で送って行くし。な、凪ちゃん」
「え?‥‥まぁ、部屋なら空いてるから使っても良いけど、私の配信と被ってたら送ってはいけないけど」
「ほら、凪ちゃんも良いって言ってるよ」
これは俺には勿体無いくらいの良い話だけど
でも迷惑かけてるよな
俺はチラッと凪さんを見た
「なんだよ‥‥そんな目で見なくても使って良いよ別に」
「‥‥本当?」
「なんであんなにグイグイ飼って欲しいって言うくせにここでは遠慮するんだよ」
「だって‥‥そこはちゃんとしないと‥‥」
「他の2人にも聞いてみてだけど、きっと良いって言うよ。小柳ならな」
そんなこんなでちゃっかり俺は凪さんの懐に入っていった
本当にヴォルタのみんなは暖かいんだから
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コメント
4件
メインは凪さんだけどボルタと絡むこやさん見れるのも嬉しい! お時間ある時にまた続き待ってます。
題名解釈一致すぎます!るむふぉとこや 絡んでるのてぇてぇすぎて好きです!続き楽しみにしています✨️