もっくん、自分の気持ちの整理。
投稿し過ぎるのもどうかと思うんで1日2個までにしよう思ってるんですが、これはもう前の続きだし投稿しちゃいます😅
涼ちゃんは天然キャラだが実は芯はしっかりしているし頼りにもなる。…そして優し過ぎるくらいに優しい。
涼ちゃんの印象は初めて会ってその日にバンドに勧誘したあの時から変わらない。一瞬で惹きつけられたあの優しくて柔らかな笑顔。その笑顔はどこまでもひねくれた俺の心をただ受け止めて全て優しく包み込んでくれる。
涼ちゃんに引っ付いて甘えているととてつもなく癒された。
若井といるとどこまでだって駆けていけるような気がする。俺が変な事を言いだしてもおもしろがって一緒に走ってくれる相棒。
そして、涼ちゃんといると逆に肩の力を抜いてゆっくりと息を吸う事ができた。自分自身の才能に振り回され疲れ果てた俺の全てを包み込んで優しく癒してくれる俺の揺籠。他では味わえない安らぎをくれる。そんな大切な存在。生き急いでいた俺にはそれはとても貴重なものだった。
でも、あの姿を見た途端、その揺籠は愛の巣に変わってしまった。
吸い寄せられ絡めとられてしまったのもごく自然な事だったのかもしれない。
そして今、またあの蜜を味わいたい、自分だけのものにしたい、そう思っている自分がいる。
…もうこれは認めるしかない。
俺は涼ちゃんに恋をしてしまったんだ。
「でも元貴が片想いなんて珍しいよな」
「なんだよそれ」
「だって元貴って恋愛にはクール?いや恋愛下手?で音楽が一番!って感じでさ。あんまり恋愛に興味なかったじゃん」
確かにそうだ。
「だから相手にされなくて落ち込むなんてちょっと意外っていうか…まぁでも本気で好きになったら多分かなり重めだろうなぁとは以前から思ってたけどさ」
「なんだよ、重めって」
「だってお前執着したら半端ねーじゃん」
まさか初恋なんて言わないだろうな、とおもしろそうに若井がからんでくる。
確かに相手の事がこんなに気になるのも、相手の言動にこんなに臆病になるのも初めての気持ちかもしれない。
「もしかしたらそうかも…こんな自分の気持ちすらよくわからなくなるくらい混乱するのも、自分で何してるんだよって呆れるような行動とっちゃうのも全部本当に初めてなんだ」
「お前…そんな事言ったら今までの彼女に刺されるぞ」
そう言いながらも若井の目はおもしろそうに輝いている。
「だ〜っ!おもしろがってんじゃねーよ!」
どうしよう。でもどうする事もできない。俺はガックリとうなだれて大きなため息をついた。
もっくん涼ちゃんへの気持ちをやっと認めたけどどう動いていいかわかりません。
これから話が動き出します。
コメント
9件
大森さんの、恋を自覚していく過程が可愛らしかった✨
もっくん遂に!涼ちゃんに重くなるのはまじで好き🫰🏻独占欲強めでいて欲しい𐤔𐤔𐤔 1日に何個でも投稿していいよー!全部見ます( ◉ω◉ ) 続きが気になる( ˶>ᴗ<˶)
bravo!!!!!!!!もっくん行け!