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学パロです
🐰side
ーー4月
桜が鼻先を掠める強い風の日。今日から高校生になった俺は期待に胸を膨らませつつ、少しの不安を握りしめながら入学式へと向かった。
「あ!せいちゃーん!いたいた!こっちー!」
人だかりの中でも一際目立つその姿で俺の名前を呼ぶのは幼馴染のナオヤ。
「もー!あんた遅すぎんねん!クラス発表もう終わってもうたわ!なお1人でドキドキしてたんやでもー、、あ、ちなみに同じクラスだったで♡」
端正な顔からは想像もつかないオカン口調のナオは中学からの幼馴染で、親同士も仲がいいこともあり兄弟のような存在だ。
「ナオちゃんごめんて、、ちょっと道迷ってもうて、、」
「もー、あんたしっかりしいや?もう高校生やねんからナオもずっと側おれるわけちゃうからな?てかクラスA組やったで!はよいこ!」
忙しなく手を引かれて向かった新しいクラス。緊張しながらもこれからの新しい生活に期待を持って教室の扉を開けたーー。
ガラッーー
教室はまだ騒がしくほとんどの生徒が席には座っていない。
黒板に貼られた座席表を目で追い、自分の席を探す。
「名前順ならせいちゃんとは離れるな〜、、てかあんた前から2番目やん可哀想に〜」
可哀想にとは全く思っていなさそうなナオを尻目に周りの奴らがどんな奴か確認するためにすぐに席に座った。
トントンと優しく肩を叩かれ後ろを振り向くとそこには見覚えのある顔がーー。
「せいとくんだよね?俺のことわかるかな?何回かダンスの大会で一緒になったと思うんだけど、、」
スラリとした背丈に整った顔。そんな風貌にそぐわない自信なさげに話しかけてきた男。
「え、らんきち?!なんで?!こっちの高校なん?!」
趣味で始めたダンスにいつの間にかのめりこみ、ダンスの大会にも出場するようになった俺。過去に何度か大会で戦ったことのあるランがまさかこんなところにいるなんてーー。俺は思わず立ち上がって大きな声を出してしまった。
周囲の驚いたような視線に恥ずかしさを感じながらもそのまま会話を続けた。
「いや、びっくりしたわまさかこっちの方に引っ越してきたなんて、、」
「俺もまさかせいとくんと会えるなんて思ってなかったからビビったわ。笑」
「ちょっとー、なになにー?どういう関係なん2人〜!ナオも入れてや〜」
2人で思い出話に花を咲かせているところにナオが割って入ってくる。
「あ、はじめまして、、だよね?古家蘭です。よろしく。」
「紀田直哉で〜す、ナオって呼んでな?せいちゃんとは中学からの幼馴染やねん。ランくんはダンス繋がりみたいやね?よろしくね〜ん」
ナオの人の懐にすぐに入り込める性格のおかげもあり、俺たち3人は初日からあっという間に距離を詰めて、帰り道を共にした。
コメント
1件
うわあ、すごく青春って感じの第1話だったね🌸 幼馴染のナオのオカン口調と親しみやすい掛け合いが自然で、2人の距離感が一瞬で伝わってきたよ。そこにダンス仲間のランが偶然同じクラスに!って展開は「運命の出会い」感あって胸がときめいた🥀 3人の関係がこれからどう育っていくのか、すごく気になる…特にナオとランの間に何かありそうな予感もするし。次が待ち遠しいです!🤍