森林の旅人「さぁ、こっち」
小屋に入れて貰えた。
小屋には3つの部屋があった。
森林の旅人「ここが図書室で、そこが僕の部屋、あそこが倉庫ね。」
森林の旅人「まぁ、ここに長居することは無いと思うけど。」
軽く部屋紹介をして貰った。
こいつ怖いけど以外と信用できるな。
気になったこといっぱい聞いてみよ
shk「図書室って、どのくらいの量の本があるんですか?」
森林の旅人「部屋自体が小さいから二百冊くらいしかないな~。」
森林の旅人「ほとんどが能力に関する本だし。」
ひぇ…二百…そんなの読みきれないな
shk「倉庫には、具体的にどんなものが置いてあるんですか?」
森林の旅人「ん~…」
森林の旅人「食料とか、植物の種とか、いろんなアイテムだね。」
食料…
そう聞いて俺はお腹が空いていたことを思い出す
なにか食べたい…
そう思ったとたん、お腹がグウゥゥーーと鳴る
恥ず…
森林の旅人「あ、お腹空いちゃった?」
shk「はい…」
森林の旅人「じゃあ、シャークん。君、怪しそうじゃないし、なにかご馳走してあげるよ。」
shk「ッえ…?」
思考が止まる
今、突然来た変な人間に、
ご馳走してくれるって言った???
こいつ優しすぎだろ…
森林の旅人「嫌だった?ならいいけど。」
shk「全然嫌じゃないです!むしろいただきたいです!」
森林の旅人「フフッw元気がいいねぇw!」
森林の旅人「よし!今日は美味しい美味しい手作りパスタだ!」
やった!
shk「わぁーい!」
────────────────
モグモグモグ
ん~美味しい!
今まで食べた中で一番美味しいかも
モグモグモグ
モグモグモグ
…なんか食べたことのある味。
どこかで。きっとどこかで。
…分からない。分からないといけない気がするのに
ズキッ
shk「ッッ…」
頭痛がする
思い出せない
どこかモヤがかかったように
森林の旅人「そんなに夢中で食べちゃって~。」
森林の旅人「…どうしたの?」
shk「…!あッ、いえ、つい美味しくて…」
森林の旅人「お~?そうかぁ。美味しいか。良かった良かった。」
こいつは明らかに嬉しそうな顔をする。
分かりやすい奴だな。
森林の旅人「……ねぇ。」
shk「はい?」
森林の旅人「美味しそうに食べてくれるのはありがたいんだけど、」
森林の旅人「君、ここに来た理由、覚えてるの?」
あ…
忘れてた…
shk「えーっと、」
shk「なんでしたっけ?」
森林の旅人「ハァ?能力知りたいんじゃないの?」
shk「すいません」
森林の旅人「まぁいいよ。美味しそうに食べてくれるなら。」
森林の旅人「食べ終わった後に能力鑑定するよ。」
shk「はい!」
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