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滉斗という名前をつけてあげてから、嬉しいそうににこにこしながらぬいぐるみを抱きしめてゆらゆらしている。「(〜♪ユラユラ)」
「んふふ、そんなに気に入った?」
「(コクコクッ )」
「そっか、ゆらゆら揺れて可愛いね〜ふふ」
優しく頭を撫でてやると、気持ちよさそうに目を細めて頭を押付けてくる。その仕草が仔猫のようでとても可愛い。
「かわいい…」
「(?)」
「ううん、なんでもないよ。さ、受付に行こっか!」
「(!コクッ)」
「あ、歩けないんだよね、だっこしてもいい?」
「(コクッ)」
「ありがと、よいっしょと」
抱っこの許可を貰い抱き上げるととても軽くてびっくりした。
「軽いなぁ〜怖くない?大丈夫?」
「(コクッコクッ!!)」
「そっか、良かった」
あまり揺らさないようゆっくり受付へと向かう。
受付に着いたら先輩はもう既に手続きを終わらせて待っていてくれていた。
「先輩、すみません待たせてしまって…」
『おぉ!来たか!大丈夫だ、俺も今手続きが終わったところだ!大森もさっさと手続き終わらせてこい!』
「はい!」
そう言われ受付にいる店員さんに手続きをお願いする。
『ご購入のお手続きですね』
「はい、よろしくお願いします」
抱っこしていたひろとを膝の上に座らせる
『では、こちらの書類にサインをお願いします。』
書類を渡されペンを受け取り言われた記入欄に自分の名前を書いて、書類を提出する。
『はい、確認しました。なにか分からないことや聞きたいことはありますか?』
「あ、えと発語と歩行が✕とあったんですけど…」
『あぁ、No.1008はそうですね、発語歩行が出来ないとありますね。ですが教えたら多少はできるようになると思いますよ』
「そうですか分かりました」
『他には何かありますか?』
「大丈夫です、ありがとうございました」
『でしたら、これでお手続き完了となります。』
店員さんにお礼をし、僕たちは店を出た。