テラーノベル
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363
その時。
ピコン。
スマホが鳴る。
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「……?」
画面を見る。
知らない番号。
でも。
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本文を見た瞬間、空気が変わった。
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『朝ごはん食べさせろ』
『偏食する』
『牛乳は温めろ』
『知らないやつには抱かせるな』
『夜は毛布ないと寝ない』
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「……は?」
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最後の一文。
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『あと泣いたらすぐ呼べ』
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「……」
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兄が吹き出した。
「誰?」
僕は無言で画面を見せる。
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送信者。
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蒼真
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「ぶはっ!!」
兄が爆笑した。
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「なにこれ!」
「過保護すぎるだろ!!」
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僕も若干引いていた。
コメント
1件
このエピソード、温かくて思わず笑顔になりました。蒼真さんからの一通のメッセージに、これでもかと詰まった過保護っぷり——「朝ごはん食べさせろ」から「泣いたらすぐ呼べ」まで、全部に彼なりの本気と愛情が透けて見えて。最後の兄の「ぶはっ!!」で、こちらまで一緒に笑ってしまいました。日常のワンシーンをここまで愛おしく描けるのは本当に素敵です🤍