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抱きしめるカールの耳元に顔を寄せて、甘えた声で告げてやる。

「おまえの気持ち、教えてくれないのなら、俺にも考えがある」

カールの躰に回した腕に力を入れ、ダンスのターンをするように回転させて、細身の躰をベッドに押し倒した。

「わっ!」

すかさずキスをして、無駄なことを考えられないようにする。カールの中に眠る欲情を引き出すべく、舌をねっとりと絡めるのを忘れない。

「ンンッ、んあっ」

(俺のベッドに横たわるカール……赤い髪がシーツの上で乱れているだけでエッチに見えるんだから、コイツは本当に厄介。手を出さずにはいられない!)

「やめっ…こ、んなの……んぅっ」

顔の角度を変えるために一瞬だけ唇を外して、目の前にいるカールを見下ろし、ふたたび口づけをかわす。散々感じさせてから、名残り惜しげに唇を外した。

「これが我慢できたら、おとなしく解放してやるよ」

そう言って上半身を起こした分だけ、横たわるカールの下半身に自分の下半身を密着させた。互いに大きくなっているゆえに、嫌でも触れ合ってしまう。あえてコイツが逃げられない状況を作った。

「アンドレア様?」

キスで濡れた唇で名前を呼ばれただけなのに、視覚的に結構きてしまう。左手の親指でカールの下唇を拭いながら、下半身をぎゅっと押しつけ、これからのことを説明する。

「ココを10回上下させる。それが我慢できたら、カールは俺の要求をのまなくていい」

「え゛……」

早漏のカールには、相当キツいことだろう。みずからの我を押し通すために、是非とも頑張って、イかないように耐え忍んでくれよと、ちゃっかり心の中で祈ってやった。

「い~ち!」

上下で一擦り。つまり20回の上下運動は、俺だってかなり気持ちいい。イキたくて堪らなくなる。

「ああぁっ」

しかも好きな男を感じさせる行為で、挿れたくなる気持ちがどんどん溢れてしまう。

「に~い」

「はうっ」

切なげに長いまつ毛がピクピク痙攣している様子で、かなりガマンしているのが、手に取るようにわかった。

「さ~ん」

「うぅっ……」

唇を噛みしめつつ両手でシーツを握って、快感をやり過ごそうと必死に頑張るカールが、すごくかわいい。

「よ~ん」

「ヒッ…はあっ」

「ご~」

「無理無理ぃ、ガマンの限界いぃっ…んくっ!」

顔を真っ赤にして唇を戦慄かせるカールに、俺はにっこりほほ笑んでやった。

「おまえの過去の気持ちを、俺にゲロしていいのか? 知られたくないんだろう?」

「しっ知られたくないで、す、けどぉっ、気持ちよすぎて、もぉイキそ、ぉなんです」

「まだ6擦りだぞ、まだ頑張れるって」

カウント6をせずに、動きを止めてやったというのに、カールみずから激しく腰を動かした。

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ユーザー

可愛い!!

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