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「夢見続けること」
主人公葉夕だけどめっちゃ暗い
昔から宇宙が好きだった、星が好きだった、惑星が好きだった
キラキラしていて、何も出来なかった僕でも夜空を見ていれば無でいれる気がして、僕もあそこに行きたかった
「宇宙メダカが生まれたんだって」
そんな話を、親友にしたことがあった
「また一緒にさ、天体観測しに行こ!」
そんなことを、幼馴染に誘った
「…僕も、宇宙飛行士になれるかな」
そんな夢を、幼い頃から持っていた
なれなかった。
不慮の事故、耳の損傷。
宇宙飛行士になれる条件が満たせない
お父さん、お母さん ごめんなさい
こんな息子でごめんなさい
ごめんね。██
僕は一緒に行けないみたい
こんな僕を許してほしい
でも、宇宙を近くで見たかった
夢を諦めきれなかった。
だからこんな結末を生んだんだ
迷惑をかけたくなかった。かけるつもりじゃなかった
あの日、夢を見続けていなければ
僕は、迷惑をかけずに済んだのかな
「……諦めるべきだったのかな。」
「宇宙飛行士さんは、すごいなぁ」
「なれなかった僕なんかよりも、ずっと凄いな」
「……なりたかったなぁ。宇宙飛行士」
「夢なんて、持つべきじゃなかったのかな」
きっと、事故の損傷が無くても入院の影響で身体が弱くなっていたから、なれるわけなかった。
学力も皆より劣っているから、なれるわけなかった。
全部自分のせいなのに何被害者ぶってんだろ、僕
あの時もっと勉強していたら、あの時気を付けていれば多少なりとも変わった?
過去を恨んだってどうにもならないし、もし試験に受けれなかったら、結局は次受けれるのはいつかわからない
結局どうせなれなかった?だったら意味ないじゃん
凄いなぁ、あの人は
僕と違ってなれたから、努力して、なれて、宇宙を見れた。
僕と違って才能があった。僕と違って努力をしていた。僕と違って
……
「期待外れ、なんて言われるかな。」
「夢を見続けたら、もっと皆に迷惑かけちゃうのかな」
「……居なきゃ良かった……?」
微かに、そんなことを思った。
実際は、全く思わないはずなのに
「被害者ぶってるだけで何もしないのはダメって、わかってんのになぁ……」
今はどうにも気力が湧かない。
近くにハサミが置いてある
入院していた時から付いてしまった癖なのか、ずっと手に取るところに置いていたのだろう。
だけれど、今は取る気力もなくて、ただソレを眺めながらさっきと同じような事を考え続けた。
没った
コメント
7件
口の中に残るタイプの苦しさ じわじわ感というか ハユーン………………
中人)夢を見続けろ、叶えろと頭の中のヴィクターが杖片手に言ってる。私自身もそう思う よ、劣っていたら劣っているなりに叶えてやろう。宇宙へ行くよりも宇宙を作る方が、数十も 数百倍もぶっ飛んだ偉業だよ、ブラックボックスを自分も作り上げるんだから