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赤木「わ…」
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俺は高校で初めてできた後輩に恋をした
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赤木「こんにちは~.ᐟ」
今日は高校の部活で初めて後輩ができる日
アラン「赤木はいつにも増して元気やな」
赤木「だって今日は後輩ができるんやで.ᐟ?楽しみじゃないわけないやろ.ᐟ.ᐟ」
体育館で1人そう叫ぶ
叫んだ後すぐに話しかけられる
北「やからで1年にあんまり絡まんといてな」
赤木「うげぇ…」
全部の行動が見透かされて目をそらす
すると扉が開く音と共に1年が数人入ってきた
北「来たか、1年そこ座り」
「は、はい」
赤木「わぁ~1年.ᐟ.ᐟ」
ちょこんと座る1年を見て目がキラッとひかる
北「自己紹介してもらってええか」
「は、はい!」
1年のあまりの緊張さにバレー部全員が微笑む
侑「はぁ~い.ᐟ1年×組宮侑です.ᐟポジションはセッターでした.ᐟよろしくお願いします.ᐟ」
「ネコかぶんなや」
侑「あぁ゛.ᐟ?」
1年1人目の自己紹介だけで喧嘩が始まる
喧嘩の間に1つ声が入る
北「喧嘩はよそでやれや」
「「ウ、ウス」」
1瞬で静まりかえる体育館で1人口を開く
赤木「まぁそんなピリピリすんなや.ᐟ.ᐟ次の人自己紹介しぃや.ᐟ」
治「えっと、、宮治です。ポジションはウイングスパイカーですよろしくお願いしまーす」
明るさを取り戻した体育館で自己紹介が再開される
角名「角名倫太郎です、ミドルブロッカーです、お願いします」
アラン「素っ気ない挨拶やなぁ」
その言葉を聞き1年のつり目でキッとした下を向いた
赤木「最後.ᐟ.ᐟ」
と大声で言いながら1人残った1年を指さす
銀「はい.ᐟえ、えっと銀島結です.ᐟウイングスパイカーですッよろしくお願いしまス.ᐟ」
赤木「わ…」
緊張と恥ずかしさで頬を赤らめ座る1年を見てドキッと心が揺れ動いた
赤木(ドキ…?)
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎(そんなはず…//)
ドキッとした心の正体がわかった
でも信じれないという気持ちで頭がいっぱいになる
赤木(ぜ、絶対嘘や.ᐟそんなはずないやろ.ᐟ俺が…しかも同性に.ᐟ?絶対にそんなはずな)
大耳「赤木?」
赤木「はい.ᐟ?」
急に話しかけられ食い気味に返事を返す
大耳「次自己紹介お前やで?」
赤木「え?あ、おんわかった」
グダグダ考えてる間に2年の自己紹介が始まり自分の番が回ってきていた
赤木「赤木路成.ᐟリベロやよろしくな.ᐟ」
少しひきつった笑顔でそう挨拶をする
目を開けると1年と目が合う
赤木「.ᐟ?///」
ハテナマークを浮かべながらペコッとするのは心を揺れ動かしてきた1年だ
赤木「ぁ…///」
大耳「赤木…?顔赤いで体調悪い、」
赤木「なんでもない.ᐟ.ᐟ///」
優しさで話しかけた同級生に勢いでキレながら返事を返した
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恋について悩み始め早数日
新しく1年を交えながら部活が始まった
アラン「ナイスキーや治.ᐟ」
大耳「いいブロックやんか角名」
角名「あ、ありがとうございます…」
1年も練習で本来の力を発揮できるようになっていた
ただ一人の2年を除いて
赤木「…」ボ-ッ
バコッ
赤木「…ぁ」
北「今のボールとれたで、ボーッとしすぎや」
︎ ︎ ︎ ︎「気をつけ」
「恋」と信じられない気持ちが未だに勝っている
悩みに悩んでも答えは見つからず部活に支障が出てきていた
北「休憩」
赤木「はぁ~…」
アラン「赤木~最近どうしたんや.ᐟいっつも元気やったのにこの頃ずーっとボーッとしおって」
赤木「あぁまぁな…」
いくら口が裂けても「同性に恋してる」とは言えず1人で落ち込んだ
すると後ろから肩をトンッと軽く手がのった
赤木「どうしたん…?」
銀「せ、先輩.ᐟた、タオルとこれどうぞ、.ᐟ」
赤木「はえ」
心を動かしてきた1年銀島がタオルとスポーツドリンクを渡してきた
赤木「あ、ありがとさん…///」
無意識に頬を赤らめ情ない返事をする
銀「えっと、先輩最近元気ないですけどどうしたんですか…?」
赤木「え”.ᐟ?///あぁ、そんなつもりは無いねんけど…///」
「君で悩んでいる」なんて言えるはずなく咄嗟に嘘を吐いた
赤木「まぁあんまり悩みすぎんようにするわ.ᐟ部活に支障でとったら意味ないしな.ᐟ」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎「次、絶対ええレシーブしたるから絶対見とってな.ᐟ」
ニカッと嘘を隠すように笑顔を貼り付ける
銀「楽しみにしてはりますね.ᐟ」ニコッ
ニパッとはにかみながらこっちにそう返事を返してくれる1年を思わず目を見開きながら見つめる
それと同時に心と体が軽くなった
赤木「…おん、ありがとな」
そう微笑んでその場を後にした
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赤木「やっぱり、ちゃんと伝えてからのがええかな…」
トホホ…と涙を浮かべながら同級生のMB大耳に恋愛相談をする
大耳「う~ん…俺もあんまり恋とかしたことないからわからんけど、気持ち伝えてから落ち込むんがええんちゃう?」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎「振られるとは限らんけど」
あか「振られる覚悟は出来てんねん…」
大耳「告白する勇気が足りんと」
赤木「せや…」
机に顔を伏せうぅ…と声をあげる
それを見た大耳が少し考え口を開いた
大耳「これで終わりってわけじゃないんやから自信もってけや、」
と心配そうな顔でこっちを見つめた
赤木「おう….ᐟ」
学校のチャイムがなったと同時に少し部活が待ち遠しく感じた
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長いと感じた部活を終え部室で制服に着替える
そそくさっと制服に着替え銀島の元へ向かった
赤木「銀~.ᐟ.ᐟ」
銀「.ᐟ?はい…?」
赤木「今日一緒に帰らへん.ᐟ.ᐟ?」
犬のようにはしゃぎながら聞いてきてオドオドしながら銀島は返事をする
銀「え.ᐟええんですか.ᐟ?一緒に帰りましょ.ᐟ.ᐟ」
赤木「おう.ᐟ準備整ったらこっちきいや.ᐟ」
ニコッと返し自分のロッカーの前へ戻る
大耳「よぉさそったな」
赤木「めっちゃ頑張った…///」
大耳「成長したなぁ~」
赤木「絶対面白がって言っとるやろ?」
あははと冷やかしながら大耳はその場を去っていった
しんと静まり返った帰り道を2人並んで歩く
赤木「銀と帰れて幸せやわ.ᐟ」
銀「俺も、、赤木さんと帰れて幸せです.ᐟ」
赤木「なんや、嬉しいことゆうてくれるやんか笑」
笑いながら頭の中で少し切ない感情を覚えた
赤木(この関係が崩れてしまうってこともあるんよな…)
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎︎(でも勇気出してここまで来たんやったら最後までやったるで)
隣で笑う顔を見てそう覚悟を決めて立ち止まった
赤木「銀」
銀「はい?」
そう言って後ろを振り向く好きな人を見て頬を赤らめながら言った
赤木「好きです」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎「入部してきてくれた日からずっと」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎「あなたのことが好きです」
身も心も震えながらずっと隠してした言葉を放った
銀「赤木さん…」
赤木「振られたっていい、嫌われたっていい」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎︎ ︎「ただ気持ちだけ知ってもらいたかった…」
涙を流しながら話をした
赤木「ごめんな、こんなかっこ悪い先輩で」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎「話、聞いてくれてありがとう」
銀「付き合ってください」
赤木「え…?」
銀「俺も赤木さんのことが好きです」
︎ ︎ ︎︎ ︎「だからずっと隣にいてください」
不意にかけられた言葉に思わず声が出た
赤木「…///」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎「…はい.ᐟお願いします.ᐟ」
涙を流しながら笑い答えを返した
情けないと思いながら涙を拭いた
銀「赤木さん、こっち向いてください」
目を擦る手を止めて恋人の方を向いた
赤木「ん?どう 」
返事をしようとした時口に一瞬甘い口付けをされた
赤木「ほへ…?///」
口の前に手を出し顔を真っ赤にした
銀「今、ちょー油断してはりましたよ笑」
赤木「チョー恥ずいんやけど.ᐟ?///」
銀「一生忘れませんね.ᐟ」
赤木「うぅ…///次は絶対俺からやったる.ᐟ.ᐟ///」
銀「楽しみにしてはります.ᐟ」
この時だけ色々な音が頭をいっぱいにさせた
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主役 : 赤木路成
全体主役 : ハイキュー!!稲荷崎高校バレーボール部
題名「片想い」
登場人物
北信介 大耳練 尾白アラン 赤木路成
宮侑 角名倫太郎 宮治 銀島結
CP : 銀赤
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コメント
4件
うああっっっ!!!銀赤だ!!好きです銀赤めっちゃ好きぃ… 銀赤作ってくださってありがとうございますっ!
うわ、わかるわ〜…… 自分も同性を好きになっちゃった系人間。めっちゃ勇気いるよな……