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『バレンタイン ーノ瀬四季』
⚠︎苦手な人注意
放課後、人気のない廊下。
「……なあ」
チョコを食べ終えた四季が、いつもより静かに呼ぶ。
「ちょっと来い」
腕を掴まれる。
強いけど、痛くはない。
空き教室に入った瞬間、ドアが閉まる。
「お前さ」
近い。
息がかかる距離。
「こういうの渡すってこと、わかってんのか?」
あなたが戸惑うと、眉を寄せる。
「……俺、頭良くねえけどさ」
ぐっと壁に手をつき、顔を近づけてくる。
「期待くらいはする」
指先が、あなたの頬についたチョコを拭う。
「甘え……」
そのまま、指を自分の口へ。
視線が熱い。
「…なあ」
「チョコだけで終わりとか、ねーよな?」
あなたの手首を掴んで、自分の胸に当てる。
ドクン、ドクン。
「….お前のせいで、こんななってんだけど」
顔、真っ赤なのに目は逸らさない。
「俺、我慢とか得意じゃねえんだよ」
額をそっとあなたに押しつける。
「……でもさ」
小さく息を吐く。
「ちゃんと大事にしたい」
唇が触れそうで触れない距離。
「…欲しい」
一瞬、間を置いて。
「……お前が」
軽く触れるだけのキス。
荒いのに、優しい。
離れたあと、耳まで真っ赤。
「今の忘れんなよ」
ぎゅっと抱きしめる。
「次は……もっと覚悟して来い」
不器用で独占欲強めの、四季だけのバレンタイン。
書きたかっただけです
すみません…
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