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※ sxxn 桃紫
切ない系?
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例 🍍→赤、赫
紫 視点
桃「ふぅー、」
ベランダで 明後日の方向を向きながら
俺の大嫌いなタバコを吸う
俺の大好きなお前
ウザいくらいに整った顔面の横顔は、当たり前に良くて
遠くを眺めるその瞳は少し疲れている様にも思えた
紫 「けほっ、」
紫 「…また吸ってんのかよ、」
お前の隣に行き、話しかける
桃 「いるまも吸う?、笑」
冗談っぽく言うお前
俺がタバコ嫌いなことなんて、知ってる上でそんな事言うんだから
ほんと性格わりぃー、
でも、このままお前の都合通りに進めてやるのは癪だから と、
紫 「おう、」
らんは少し驚いた様な表情を見せた後、微笑み、
やっぱ駄目
そう言った
紫 「お前が聞いてきたくせに」
桃 「いるまにはまだ早いよ笑、」
紫 「はぁ?、笑」
紫 「けほ、っ」
二歳しか変わんねぇだろ
桃 「いるま、終電何時だっけ?」
紫 「ぇ、泊めてくんねーの?」
桃 「駄目だよ、っ笑」
桃 「この部屋にはタバコの煙が少しはあるわけだし、いるまの体に悪影響でしょ?笑」
紫 「そんなこと考えれるなら吸うなや、笑」
桃 「それとこれは違うんだよなぁ~笑、」
そう言いながらタバコの火を消す
桃 「はい、もう今日は帰ったゞ笑」
紫 「ちぇー、」
荷物を持ち、家を出る俺に
また来てねってお前は言う
紫 「はいゞ、笑」
桃 視点
桃 「まさか吸うなんて言うとは思わなかったなぁ、笑」
いるまが居なくなり少し寂しさを感じる部屋で呟く
そしてまた一本、タバコを取り出し火を付ける
桃 「( かちっ、」
桃 「すぅー…、」
分かってる
いるまの居るところでタバコを吸うのは良くないって事なんて
あいつ、多分 無理してる
タバコなんて大っ嫌いな癖に、いるまのことだから、俺の隣に居たいから なんて可愛い理由で我慢してるんだろう
最初の方は眉間にシワを寄せていたが、今はそんな素振りもない
ただ、前に比べて よく咳をする様になった
ちょっとずつだけど、あいつの体に影響が出ているんだ
吸ってる俺に影響が出るのは当然だが、一緒に居るいるまにまで害がいってるのは良くないこと
…… 俺、いるまに嫌われる為にタバコ吸い始めたのにな~、
なんで今更、あいつの事 気遣ってんだろ、笑
桃 「っ、げほっ、」
俺までむせちゃったじゃん、笑
紫 視点
あいつと会った日にはいつも服からタバコの匂いがする
嫌いな匂いだが、家に帰ってもあいつを感じられる様な気がして
少し嬉しいと思ってる自分が居る
単純すぎる自分に笑えてくるわ、笑
今日は俺の家にらんが来ている
布団にタバコの匂い、移っちゃうかも、笑
桃 「ね、いるま」
いつも通り、ベランダでタバコを吸いながら俺に話しかけてくる
そのタバコの長さになったらそろそろ火を消すのがお前
…なんでこんな事まで覚えてんだろ、笑
紫 「なに」
桃 「俺たちさ、」
桃 「別れよ、笑」
紫 「は?、」
なんで、っ
俺、何かしたか?、
桃 「じゃあそーゆー事だから、」
そう言い火を消す
紫 「ぇ、いや、っ どーゆーことだよっ、!?」
紫 「おれ、っまだ納得してねぇしっ、」
どれだけ俺が声を荒げて引き止めようとしても、お前は歩みを止めない
玄関へと向かい、最後に少しだけ俺の方を見て
家を出て行った
あれからどれだけ泣いただろう
気付けば寝てしまっていて、
夢で あってくれと祈る俺の気持ちも虚しく
ベッドからタバコの匂いがした
沢山泣いて腫れきった瞼を開けると
紫 「ぁ、これ、」
あいつの忘れ物を見つけてしまった
紫 「…、」
ライター、どこだろ
紫 「( かちっ、」
紫 「…、( ごく、っ」
吸うの、勇気いるなぁ、笑
紫 「すぅー、っ」
紫 「、っ!」
紫 「げほ、っ げほっ、」
やっぱ駄目だ、っ
体が拒絶反応を起こしてる
あいつ よくこんなもの吸えたな、
紫 「ぅ、ッ…( 泣」
紫 「あぁ、っ( ゞ」
お前の言う通り
俺にはまだ早かったわ、これ、笑
部屋中に広がった
タバコの匂い