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私は特殊な夢を見る。
誰かの夢と、私の夢。
変な体質で私の夢は誰かの夢と共有される
それが怖い夢か楽しい夢か不思議な夢かは分からない
全て記憶に残るのに、気づけば忘れている
この体質になったのは中学二年生の冬
次の日の学校で友達と全く同じな夢を見た事が数十回続いて気づいた
でもその時の私は、凄い怖かったのか分からないけど幼馴染の綾( アヤ )に相談した
綾はすんなり信じてくれて、相変わらず愛を感じたのを覚えている
優しい幼馴染を持ったな、私は
『芽唯( メイ )〜っ!!おはよ!』
「!綾、おはよう」
『んね!また夢見たの?』
「うん、いつも通り」
『どんな夢?』
「ん〜…なんかお菓子が沢山浮いてた」
『なにそれぇw』
いつも通り笑顔な綾が見れてよかった
綾は性格では予想できないくらい暗い顔をたまにする。
だから笑顔が見れると安心できる
……あぁ、そういえば綾の夢を見た事がない
どんな夢を見るんだろう。
なかなかプライバシーのあるものを見てる自覚はあるが、気になるものは気になる
この体質を有効活用 そう言えば納得いく
メンヘラみたいだね、私
「んん〜ッ……疲れた……」
ボフ……ッ
「…今日、なんか早めに眠くなっちゃったな」
気づいたら目がゆっくりと下がっていって、暗い暗い夢の中へ溶け込んでいった
あぁ。夢を見る。
ぬるい、不思議な気持ちが続く
何処を歩いても花だらけ。
シロツメクサ
エキザカム
カブラン
サザンカ
ヒマワリ
ユリ
綺麗だし落ち着くけど、この温度と雰囲気のせいでどうしても気持ち悪く感じる
あれ、先に誰かいる。
長い髪に細く白い足
短めのスカートに白のセーラー服
手首にはおそらくリスカ跡がついていた
見たことがある。この子と会ったことがある
でも誰だが思い出せない
夢特有の現象に悩まされる
でも、本当に。本当に思い出したくて
誰か大切な人のような気がして
忘れちゃいけない人のような気がして
それを感じた私の脳は手を動かしその子の肩を叩いた
「ね、ねぇ…」
「貴方の名前は…だ、……ぇ…?」
鳥肌が立つ。
あぁ、まずい。これはやらかした。
そういえば綾に言われてたな、夢の中の人には話しかけちゃいけないって。
注意されてたのにな
その人の顔はドロドロに溶けていて、所々に小さく黒く荒んだハートが散りばめられていた
よく見れば胸元にハート型の穴が空いていて、血が出てないことに違和感を感じた
逃げ出そうと後ろをむくと大きい目があって、不自然なように私をじっと見つめている
目の中がハート型
ハートばっかで重い。
苦しい、なんでこんなに苦しいの?
遠くからも音が聞こえる。
ピー ピー ピ ピー ピー
ピ ピー
ピー ピー ピ ピー ピ
ピ ピー ピ ピー ピー
ピー ピ ピー ピー ピ
なんの音だろう
文字のように聞こえれば、警報音にも聞こえる
息が重くなってきた
視界が歪むとまた黒い空間に押し込まれて、目が覚めればベットだった。
枕は汗で濡れていて、顔は涙でぐっしゃりしていた。
「はぁ…ッ……はぁ、……っ」
「これ、…誰の夢……?」
あまりにも複雑な夢に驚いた。
こんな夢初めてで、どう思えばいいのか分からない
誰かを重く、深く愛しているような
強く熱い熱を持っているような
言葉に出来ないとにかく突っ込んじゃいけないような夢だった
誰に向けてなのか
そこは気になるところなのかな
私は気にならないや、いつもなら気になるけど
とりあえず学校に行く準備しよう、割と切羽詰まっている。
「……なんか、ちょっと気分悪いなぁ…言っちゃ悪いけど……」
『……』
「あ、綾!おは…よ……」
「……綾…?」
今日は顔が暗い
というか気が重そうに見える。
目に光が入ってなくて、ちょっと怖い
…あぁ、そういえば夢で見たあの人、綾に似てるな。
でも綾はリスカなんてしてないし、袖はまくってない
……してないかは分からないか
「ねぇ、綾……?」
『あ、…芽唯!』
『おはよ!どうしたの?』
「……ううん、なんでもない」
無理してる。
そんなことわかってる、助けてあげないとなのに。出来ないなんて最低だね
…わかってるんだよ
でもその助けが表に出るか裏に出るか分からないから、上手く手を出せない
下手に、多く手を出しちゃうとどの手を掴めばいいかわからなくなる
それと一緒で、結局1つ差しのべて十分
2択も3択もタコじゃあるまいし全部掴めない
その2択の中でもまた選択があるかもだし
怖いものだよ。
「ねぇ、綾」
『んー?』
「なんか嫌な夢でも見た…?」
『…………』
『見てないよ。』
…見たな。
分かりやすい、綾は昔から分かりやすい
綾は図星だと数秒黙ったり不自然に目を合わせてて自然に見せようとする
でも変に考えちゃう私は
「そっか」
って背けちゃうんだよ
ごめんね、綾
弱虫な私で
〜夜〜(夢見てるお。)
また暗い道
花も咲いてない、目もない。
人もいない。
あるのは散らばった紙だけ
新聞紙と画用紙
「なんて書いてあるんだろ……」
「えっと……新聞紙には……?」
同性愛は病気、その意見について政府は?
「同性愛が気持ち悪いとか…そっちが気持ち悪いじゃん……」
「画用紙にはなんて……」
好きだよ
愛してる
ずっと見てる
振り向いてよ
ごめんね
はなれないで
そばにいてよ
だいすき
すきすきすきすき
そう赤いクレオンで殴り書きされている
昨日も、今日も
同じ人の夢なのかな
この人は何に悩んでるんだろう
どう、どう悩んでるんだろう。
重すぎる愛を自覚してこうしてるのかな
それとも無自覚なのかな
でも愛って重ねすぎても気づかないもんね、仕方ないよ……
でも……
いや、言わないでおこう。
なんかヘイトを買う気がする
何故か、誰かに見られてる気がする
背中を誰かに撫でられるような、着かれているような。
不思議な感覚が私を覆う
夢から覚めたいな。
誰の夢なんだろう、ほんとに
「……綾…?」
『……ぁ、芽唯……』
今日も暗い
目が荒れてる、泣いたのかな。
『…ね、芽唯。』
「!…どうしたの?」
『私の事、どう思ってる、?』
「え?」
「そりゃ自慢の幼馴染だし、大好きな ““親友”” だよ」
『…そっ、か』
『ごめん、私今日早退するね』
「え?どうしたの?」
『ちょっと体調悪いや…』
「先生に言っとくから早く帰って寝てね、放課後家よろうか?」
『……ううん、平気。』
『またね』
「あっ、……うん」
……理由を聞けない
体調悪いなんて嘘だ。
嘘とは確実に言えないけど、少なくとも私の感が言っている。
私、地雷踏んじゃったのかな
どう答えればよかったのかな
あれはどういう意味だったのかな
この鈍感さが悔しい。
……あれ?
綾の右手が少し赤い
赤いというのは寒さでとかではなく確実に血の色
「ね、ねぇ綾…」
ゆっくり歩いていた綾に追いつき話しかける
『ん、?』
「右手……赤いよ?」
『……ぇ』
『あっ、……ご、め…ッ ありがと……ぅ』
「どうしたの…?」
『……朝、鼻血出した。それだけ……』
『ま、またね…ッ!』
タッタッタッタッ……
「あっ、……!」
本当かは分からないけど、何かを隠そうとしていたのは少しだけ感じた。
あぁ、分からないことだらけだな。
全部知ってるなんて嘘みたいじゃんか…
帰宅(この時点で2時間経っててわっちの脳大ボケ中なの雑なの ユルシテ…)
「つっ、……かれたぁ……」
今日は行事だったため、体力がかなり持ってかれた
それに部活もあり、足も腕もとにかく限界
疲れすぎて眠気が回ってくる。
……でも、なんか寝たくないな
「あ、…綾平気かな」
「DM送ってみよ…」
綾
今日
(芽唯) 体調平気?
「…まぁ、流石にすぐには来ないか」
「ちょっと待ってみよ……」
30分後
「……寝てるのかな」
「ぐぁあ〜ッ…………眠い……」
「もう10時かぁ…明日休みだし長く寝ちゃおうかな…深夜に起きても平気だし…」
「……でもな……いや、寝よ…」
「どうせ夢だし」
どうしても見たくなくても、睡魔には勝てなくて再び目を閉じて暗い世界に潜る
今回は黒じゃなくて赤黒い色をしている
時間経過した血の色みたいな、不快な色をしている
ぐちゃ、ぐちゃと歩くたびに何かを踏みつぶしている
ハート型の変なもの。
踏んでいいものなのかと思うけど、これしか足場がなくて仕方がなく。
動かないのはまた危険を感じるから
歩いていくとまた人がいる。
周りにはハート型の瞳孔をした目がある
目は私をヌルッと見て、人はあの時のように顔が熔けている
花も咲いていて、生暖かい雨が降っている
私は止まって、息を整え直す
怖くて怖くて仕方が無いから。
死んじゃうような気がしたから
そう、ゆっくりと息を吸って吐く
そうしていたらぎゅっと服を掴まれる
そう、顔の溶けた、心臓に穴が空いたその人に
目を合わせられるように顔を掴まれて逃げられないようにされる
肩で息をしてしまう
不自然に、必然に。
汗が出ているのがわかる。
怖い、怖い。怖い……!
顔を近づけられてこう言われる。
『め、い……』
……え、?
「なん……で」
私のことを 芽唯。と呼ぶのは綾しかいない
ほかのみんなは 芽唯ちゃん だとか めっちゃん と呼ぶ
だから呼び捨てで呼ぶのは綾しかいない
ねぇ、綾なの……?
気づいてしまった。そういえばこの人の右手にはリスカの跡がある
そこを見れば前より血が出ている
綾も右手から血が出ていた。
ほかの共通点も揃っている
あぁ、これは綾の夢だ。
ここ3日間の夢は全部綾の夢なんだ
「綾…綾なの……?」
『めい……芽唯ッ……』
『わ、たし……のッ……こぉ……と。…』
『す、キぃ……??』
「……」
どう、言えばいい?
これはどういうのが正解?
私はここで回答を間違えてしまったらどうなる?
かならず正解を言わなければいけない?
間違えたらどうなってしまう?
綾はどうなってしまう?
私の回答でどこまで変わる?
ねぇ、怖いよ綾
助けてよ
お願いだから助けてよ
綾…綾…!
『……』
『す、……き…だ……ッよ……』
「……ぇ、?」
そう、言われた時。
綾を見たらいつもの綾がいた。
泣いていた、悔しそうに泣いていた綾の姿があった。
私はそこで目を覚ました。
「……」
「綾………」
「綾は…」
「なんで泣いてたの……?」
『気づいてよ、ぉ…ッ………ポロポロ』
『芽唯ッ……めいぃ……っ、』
『大好きだよ……ッ』
俺は!!!もう!!!限界だァ!!!!
えーどうも。深夜に書かないと上手く書けないくせにすぐ語彙力迷子させる天才の無名さんです ヤッホー
なんかねぇ。メリバにしようとしたんだけど俺じゃ無理だったわ。(´・ω・`)
じゃあお馴染み解説コーナーね
綾は芽唯に片思いしてて、でもそれが世間の目で叶わないと理解しちゃってるからずっと未練ある夢を見てる
それをたまたま「綾の夢を見た事がない」って気になったりした末、芽唯が綾の夢を見ることになりその気持ちがバレちゃって
バレちゃった怖さでより酷い夢を見るようになってそれがまた見られる
挙句の果て吹っ切れて号泣し、気づいて欲しい気持ち一線で涙が止まらない
でも芽唯もあまりの混乱から上手く処理が追いついてなくて理解していない
元々鈍感ってのもあって気づけないのかもね
っていう解説です
ほらこれが語彙力のない俺の文章だぞ喜べ(◜ᴗ◝ )
おっしゃこの吹っ切れた調子で裏話コーナーいくぞ!!!!
まずは花の名前が書いてあるここね
これは花言葉を使っててですね、上から
シロツメクサ『私を思ってください』
エキザカム『あなたを愛します』
カブラン『隠された心』
サザンカ『ひたむきな愛』
ヒマワリ『貴方だけを見つめる』
ユリは好み。百合書くからとりあえず入れてみた
こんな感じで片思いに似合う花言葉の花を詰め込んでみましたよ
個人的にヒマワリとカブラン好き
あたし乙女だかr((
まぁこれは文章で気づいた人いるんじゃないかな
モールス信号です
正確には『ピ』は『ト』の発音だし
『ピー』は『ツー』なんだけど多分機械的にもモールスの音知らない人はピーに聞こえるんじゃないかなぁっていう謎の発想挟んでこうなりました
んでこのモールスは上から読んで
あ
い
し
て
る
でございます
一時期モールス信号は小説で使う用に覚えてたんだけどちゃっかり忘れててググりました。
(´>ω∂`)てへぺろ☆
裏話はこんな感じでごでっせーい🐷
もうずっと雑いのしか書いてなくて大変申し訳ございません(´^ω^`;)
もうね途中で脳内が ͡° ͜ ʖ ͡° ) what?だからさ、ほんとに語彙力も ͡° ͜ ʖ ͡° ) what?してるんだよね
だから僕の小説は後半意味わからん日本語になってくるんだよ覚えときな😊
あと 2割×4=8割 眠気が来てるとかいうね
でもいざ投稿し終わると眠くなくなるんです…
も、もしかしてぽれがヒーロー…ってコト?!
そういうことだ(˶ᐢωᐢ˶)
あ、そういえばあけましておめでとうございます。
2022年は小説が少しづつ伸びてて嬉しい
フォロワー様も沢山いておぢさんワクワクしちゃうナ😍‼️✨
2023年も気ままに小説投稿頑張っていきますのでよろしくお願いします
騒がしい僕を見守ってておくれ
とりあえず今年の抱負は十人十色です
人それぞれの意見ってものを尊重していきたいね
じゃあ3時間労働したんで俺はようつべタイムして寝るべ😊
それでは改めましてあけましておめでとうございました
幸せな正月太りしようなお前ら。
今年初のおつにだーんご!