irxs nmmn
この言葉に見覚えの無い方は
閲覧を控えていただきたいです。
irxsはほぼ出てきません。
メインは「ゼロ先輩」さん(私のフォロー欄に居ます)
の「青の愉快な子供達」となります。
irxsだと思って見てしまった方は申し訳ありません。
サムネは自作
主に玲ほま
私の性癖で無理やり嘔吐表現がねじ込まれてます。
なんでそうなるん?となるところも多々あり。
救われない。
というかオチがほぼ存在してない。
四捨五入して3300文字
わんく
~現在から12年前~
玲次 5歳
玲「まぁまぁ~っ(泣)!!!」
青「おー玲次どないしたん~?」
玲「えぇ…んっ…ま゛まぁ(泣)!!」
青「あー泣かへんでぇ?大丈夫大丈夫」
ままが俺のこと撫でてくれてる、
俺こんなに泣き虫でうるさくしてるのに。
まま俺のこと好きなんやろな。
だって優しくしてるれるし。
…。
どれくらい?
いつもほまれにかまってばっかり。
俺は泣かないとかまってもらえないのに。
ほまればっかりズルいよ。
玲「ぐすっ…ねぇ、ままぁ?」
青「ん、どしたん?」
優しい笑顔、俺に向けられる温かい目。
玲「俺のこと何番目に好き?」
1番って言ってくれるかな、
1番って言って欲しいな。
世界で1番大好きって。
青「うーんみんな同じくらい好きやで?」
なんで
もともと兄弟が多く、さらに双子だった俺は
必然的にままに長時間かまってもらうことが
難しく、愛が少ないと勘違いしてしまい、
俺はままの1番になりたいと
強い独占欲をつのらせていった。
~現在~
玲「ぐすっ…っ…ままぁ…」
今日も1人のベッドで寂しく泣く。
ほんとはほまれと同じ部屋だけど、
ほまれは学校に行った。
俺は不登校では無いけど、こうしてたまに
学校を休んでしまう。
そして、ほまれに謎の劣等感を抱き
嫉妬心で涙を流す。
俺とほまれは双子で生まれたときから一緒。
俺はいつもほまれにままを取られる。
だからほまれは大嫌い。
俺は小さい頃から泣き虫だった。
だって泣けばままが来てくれてるから。
ほんとはままのこと独り占めしたいのに、
ほまれが居るせいで出来なかった。
だからせめてほまれよりかまって欲しい。
そんなの無理って分かってるのに。
だって…だって…ほまれが…
1人で居るとこんなことばかり考え込んで、
ほんとダメだなぁ…
そろそろ起きてリビングに行こうかな。
がちゃ。
ままはお仕事で居ない。
というかみんなお仕事とか学校。
リビングに来たって1人だったなぁ…
無駄にベッドから起き上がって
無駄に体力を使ってしまった。
もういいや、今日はベッドで1日過ごそう。
…なんでこんなことしてるんだろ。
?「れーじーただいまー」
何度も聞いた声で呼ばれ目を覚ます。
うるせぇななんやねん今寝とったやろがい。
玲「おかえり。」
すっごく冷たい声で返事をした。
ほ「あれ、玲次の目ちょっと赤いよ、
もしかして、今日も泣いちゃった?」
うrrrせぇ余計なお世話やわ。
謎に抱き締められるしほんまウザいわ。
そもそも…お前がままのこと取るから、
だからこんな寂しい思いしてるのに。
ほ「じゃあ、今日は一緒のベッドで寝ようね。」
玲「……………………うん。」
ほ「よしよし…」
めっちゃ撫でられとるしさ。
しばらくするとみんな帰ってきた。
家は実質11人家族だから、
1つの部屋に3人くらいで寝てる。
でも、ほまれと俺は11÷3=3の余りの2として
2人の部屋で寝てる。
俺がほまれに態度悪いのは2人のときだけで
家族みんな俺がほまれを嫌いなのは知らないから
同じ部屋で寝てるけど…
いやみんな3人の人口密度みちみち部屋で寝てるから
2人部屋の俺らラッキー的なところもあるけどね?
でも今にも心の奥底にしまってる
ほまれへの嫉妬心が口からこぼれそうなんだよ。
ほ「玲次おいで?」
玲「うrrせぇな言われなくても行くわ」
ほ「ぎゅーしてあげるからね」
ほまれからのスキンシップは
わりと素直に受け取ってる。
ほまれはまま似だからちょっとだけままに
抱き締められてる気分。
ほ「おやすみ、玲次」
玲「……。」
闇の中で声がした。
ままの声。
ままの優しい俺を呼ぶ声。
れいじ、れいじ、って。
それが心地よくてずっと聞いていたい気持ち。
だけどずっと聞いていると俺の名前として
認識出来なくなってきた。
ほまれ、ほまれ、って。
…なんでほまれの名前を呼ぶの?
まま、俺のことだけ見てて。
もっと、ままのこと独り占めしたいよ。
目から涙がぽたぽたと落ちる。
ままじゃない、温かい手に包まれた。
ほ「玲次、」
暗い闇から出た俺は汗でびっしょりだった。
どうやら夢だったようで、
ほまれが心配そうにこちらを見ていた。
玲「まま…」
まだ涙が止まる気配は無くて、
ただ、ままに名前を呼んで欲しくて、
玲「…っ、もっと遅く生まれてたらままのこと
独り占め出来てたのかなあ…っ」
ほ「れいじ、?」
玲「ほまれと双子で生まれたから悪いんだ…」
玲「俺もっとままのこと独り占めしたかったあ…!」
涙は勢いを増すばかり。
ほ「……」
額に冷たい何かが落ちた。
驚いて上を見たらほまれが泣いていた。
玲「…なに泣いてんだよ、」
泣きたいのは俺なんだよ。
もっと心の奥底から愛されたい。
足りない足りない。
心の穴からこぼれていく。
バチンッッ
玲「いた゛っ…!!?」
少しの沈黙。
ほ「ぅあ゛ぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ほ「なんでだよぉ!な゛ぁ゛んでッ!!」
玲「ぇ…?」
ほまれが見たことないくらい泣き叫ぶ。
ほ「僕の方がずっと寂しい思いしてんだよぉ゛」
ほ「お前が泣き虫で、僕より少し弟ってだけで、
ずっと我慢してたんだよぉぉ゛!!」
さっきよりもずっと声を抑えて、
聞こえないくらいの声で呟いた。
ほ「…僕たち双子なのに…」
がちゃ
青「どないしたん!?」
ほまれの声を聞いてままが起きてきた。
ほ「あ…まま、うるさくしてごめんね?」
ほ「ただの兄弟喧嘩だから気にしないで」
真っ赤に泣き腫らした顔を隠しながら言う。
青「え、ほんまに大丈夫なん…?」
ほ「いいから、」
青「………」
青「ケガとかはしてへん?」
青「あんまヒートアップしすぎんようにな」
がちゃ
………。
ほ「ねぇ、玲次」
ほ「玲次が寂しい思いするから、だから僕ずっと
ままに甘えすぎないように我慢してたんだよ?」
ほ「ほんとは僕もままに甘えたかったのに、
ままとお話してる最中にいっっつも玲次が
泣き出すからさ、僕これでもだいぶ玲次に
ままを譲ってたんだけど?
僕だって玲次と同じくらいままのこと好きなのに」
ほ「玲次が僕のこと理不尽に嫌がってるの
全部分かってたから、だけど僕嫌われなくなくて、
双子だから…ッ一緒に居たいって
おもっ…思ってたのに
それじゃ、だ…ダメなのッ…?」
玲「………。」
ほ「…ッ僕は玲次と双子だったから
玲次のこと支えて来たんだよ、」
ほ「双子じゃなければ、なんて、言わないでよ…」
言葉が出ない。
怖かった。
ほまれは俺のこと好きで居てくれたのに、
俺が一方的に拒絶して、
俺たち兄弟みんなのままなのに、
独り占めしたいだなんて言って。
ほんとに気持ち悪い。
玲「げほっ…ぅ゛ッ」
喉に何か突き上げてくる。
抑えようとして口を手で塞いだけど、
間に合わなかった。
玲「ッぉえ゛っ!…っげほっ」
口の中が不味い、
ほ「え玲次っ!?」
玲「ゴポッ…おぇ゛えッッ…」
もうほんとやだ…
辛くなったら逃げる癖。
最低だ。
俺は現実に耐えられなくなって、
そのまま意識を手放した。
コメント
1件
やばい、書き方好きすぎるよ🫶🏻✨ 内容も最高だし、久しぶりの投稿すごく嬉しい!!