テラーノベル
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平和って素敵。厄災が来ないのが嬉しい。
2人は平和な毎日を噛み締めている。特に渡辺が。
つい先日、辛い別れがあったが、乗り越えて笑えるようになった。
渡辺ーなんか平和すぎて不安。
目黒ー何かあるって?
渡辺ーありそうな気がする。
目黒ーないよ、何も。
渡辺ーだといいけど。
ある夜、寝てたら、渡辺が急に叫ぶ。
渡辺ー風磨、危ない!
目黒ー翔太くん?
渡辺ーはぁはぁ、何か分かんないけど、風磨が危なかった。
目黒ー風磨くん?
渡辺ー一緒にサウナに行って、帰り車に轢かれそうになった。
目黒ー予知夢じゃあるまいし。
渡辺ーそうだけど。
撮影が終わり、渡辺は風磨と一緒にサウナに行って帰りに話しながら風磨が車道側を歩いている。
誰かが、渡辺を押し除け風磨に体当たりして走って行った。
風磨は、車道に飛び出し、幸い車がスピードを出してなかったので無事だった。
だが、もしかしたら大怪我していたかも知らず、一緒にいた仲間は胸を撫で下ろした。
渡辺ーってことがあって。
目黒ー危ないね。狙いは風磨くん?
渡辺ー俺だと思うの?
目黒ー何となく。
渡辺ー怖いこと言うな。
目黒ーまた、サウナ行くの?
渡辺ー明後日。
目黒ー気をつけて。
食事して、サウナに行く。
前から男が歩いてくる。渡辺たちを、避ける様子はない。
渡辺が一歩後ろに下がったとき、体当たりしてきた。
車道と歩道の境にあるブロックに足を取られ、車道で倒れた。
急ブレーキの音が聞こえる。
風磨が運転手に頭を下げ、渡辺を引き上げる。
「危なかったでは済まないぞ」と風磨は言う。タイミングが合えば渡辺は、大怪我していただろう。
誰が何の目的で、こういうことをする?
風磨か?渡辺か?それが分からない。風磨が、「俺は思い当たることがない」と言う。渡辺は、そう言いたいが、色々、思い当たることがあった。全て解決していると思っているが、分からない。
風磨は「気にしない」と言う。
目黒とのことは、風磨にも言ってない。
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