『サプライズ』
よわきがパチオとエビスにサプライズプレゼントするよ
「おはよう、よわき君」「おはよう、今日も可愛いね」
朝から目をキラキラさせながら近付いてくる2人の彼氏 。いつもとは違う様子に戸惑いを隠せない。
「ど、どうしたんですか!?」
聞いてみても「秘密だよ♡」とニコッと微笑むだけ。2人がソワソワしている時は大抵、隠し事をしている時だ。物言い的に誰かにサプライズを用意しているのだろう。
「あ、今日僕有休取ってます」
「「え…!?」」
しょんぼりとしながら2人が先に仕事に向かった。2人を見送った後、僕はとある人に連絡し待ち合わせする事にした。
待ち合わせ場所につくと、綺麗な黄緑色の髪が輝くお団子の男がスマホをいじりながら待っている。
「あ、お待たせしました」
その人に向かって走って行く。
「あはは、そんなに急がなくて良いよ」
その人、ミンドリーさんは「俺もついさっき来たばっかだから」と言い笑っている。
「本当に俺でいいの?」
「はい、先輩はセンスがいいしプレゼントに詳しいと聞いたので」
さぶ郎さんやペインさん、なずぴさんなど沢山の人に聞き、ミンドリーさんの名前があがったので相談していた。
「行きましょ」
色々な飲食店を周り2人が好きそうな物を探した。沢山の種類があるのと2人の好みが分からないという事もあり、プレゼント選びに時間がかかってしまった。
「ありがとうございます、僕のために付き合って貰って」
空はオレンジ色に染まっている。
「大丈夫だよ、頑張ってね」
家まで送って貰いサプライズの準備をする。
「えっと、2人が帰って来たら…」
ブツブツと一人で呟きながらリハーサルする。
「まずは…こうして~、こう言って」
ガチャっと玄関の扉が開く音が聞こえた。
「おかえりなさい!!」
元気に御出迎えすると2人共「ただいま〜」と疲れてる声で僕を抱きしめる。
「はぁ、癒される〜」
「疲れたよ〜、よわき君~」
そんな2人をソファーに座らせ「ちょっとまっててください」と部屋からプレゼントを持ってくる。
「はい、開けてみてください!!僕からのサプライズプレゼントです!!」
2人はびっくりしながら丁寧に包まれた包装をゆっくり開けてみる。
「え…ありがとう、嬉しいよ」
「グス、嬉しすぎて涙が…」
パチオ先輩は目に涙をうかべ喜んでいる。エビスさんは顔を赤らめながら喜んでいた。
「喜んでもらって嬉しいです」
僕がニコッと笑うと2人に抱きしめられ沢山撫でられた。
次の日、2人からプレゼントを貰い自分の部屋に飾った。部屋の棚にプレゼントをのせて、思い出に浸り幸福だった。
貰った物(商品)は想像にお任せします。
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