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サァァァァ



夜風が2人の髪を揺らす____




すぐ前を見れば光を放ちながら人々が生活をしている夜の街が見える____



2人見つめ合う____


まるで


2人だけの世界みたいだ____


『聞いていい?』 


荼毘「ん?」


『どうして私をここに連れてきてくれたの?』


そう、私が問いかけると


荼毘さんは目を逸らし


街の方を見る____


そして


荼毘「よくここで親父と修行してたんだ…


何度やってもできねぇことがあってさ、

親父を驚かしたくて

必死で修行した。


悔しくて悔しくて何度もやったさ。


 そんでよぉ、もうできねぇんじゃねーかって

諦めかけて帰ろうとしたんだ


そん時ふと前を向いたら


この綺麗な景色が広がっててよォ…」


荼毘さんは淡々と話す____


荼毘「ぜってぇ成功させて親父にも見せてやりてぇって思ったんだ…


こんな綺麗な景色を…


でも…今は。」



そう言ったかと思えば


私の方を向き


私の肩にダランと手を置く荼毘さん。


そして


優しく____


優しく微笑みながら



荼毘「お前にぜってぇ見せてやりてぇなと思ってた」


と言って、


そのまま私にキスをした____




クチュッ♡


ッハァ///♡


クチュッ


チュゥゥ


長く


優しい____


キス____



そして


ハムッ


『ンっ///』


私の首筋を甘噛みする荼毘さん。


そして


耳元で


荼毘「なァ、抱かせろ…」


と囁いた____


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