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放課後、僕が帰る支度をしていると一軍女子の1人から電話が来た。「ねぇ……ちょっと話したいことがあるんだけどいいかな……?」と聞かれたので僕は少し不安になりながら了承した。そしてそのまま屋上へ行くことにした 屋上に着くとすでに彼女はいた。僕は彼女に声をかけるが反応がない。不思議に思って近づいてみると彼女は泣いていたようだ。僕が慌てて慰めると彼女は突然抱きついてきた。「え……?ちょっ……」僕が困惑していると彼女が口を開いた「私……ずっと前から好きだったの……!でも……なかなか言えなくて……!」突然の告白に驚きながらも僕は冷静に返す。「ごめん……気持ちは嬉しいけど」すると彼女は肩を振るわせて笑う。「あははっ!断られると思ってたよ!でも、まだこの動画見ても言えるかな?♪」そう言うと彼女は携帯を取り出し動画を再生する。そこにはボロボロの柊さんの姿があった。僕はそれを見て言葉を失う。「私ね?この告白を計画して無理矢理にでも成功させるために柊を監禁したんだよねぇ……だから今は私が柊を支配してるんだ♪」僕は怒りを抑えつつ聞く。「それで……?僕に何をして欲しいの?」僕が聞くと彼女は笑いながら答える。
「私ね?君みたいな人がタイプなんだ♪私と付き合ってよ!もし付き合ってくれたら柊も解放するからさ!♪」僕は迷うことなく答える。「嫌だ!なんでそこまでして君に従わないといけないのさ!」僕が言うと彼女は少し残念そうにする。「ふーん?そっかぁ……じゃあ仕方ないね……」そう言って彼女は僕を壁に押し付けるといきなりキスをしてきた。そしてそのまま舌を入れてくる。抵抗しようとしたが力が強くて振り解けなかった……しばらくして彼女から離れると唾液が糸を引いた
「……ははっ♪やっと私の物になったんだ♪嬉しいな〜♪」彼女は嬉しそうに言う。僕は必死に抵抗するがやはり力では勝てないようだ……「ねぇ……私、君のこと気に入っちゃった♪」そう言って彼女は僕に抱きついてきた。僕は必死に抵抗するがやはり無駄だった……そのまま押し倒されてしまった……
「大丈夫……?痛かった……?」彼女が心配そうに聞いてくるので僕は「は、離せ!僕は君の物になんかならないぞ!」と答える。すると彼女は僕を見下ろしながら言う「へぇ……?まだ抵抗できるんだ……ならもっと酷い目に遭わせてあげるね……?」そう言うとポケットからスタンガンを取り出してバチッと僕の体に押し当てた
「うぐぅ……」痛い……意識が飛びそうだ……そんな彼女を見て、少し後悔している自分がいた。彼女は笑顔のまま僕に質問をする。「ねぇ?私の事好き?」僕が黙っていると更に問い詰めてくる。「ねぇ!好きなの!?好きじゃないの!?」彼女が怒鳴るように言うので、僕は仕方なく答えることにした。「……す……好きだよ……」僕が言うと彼女は嬉しそうに微笑む「やったぁ!」そう言うと今度は僕を抱きしめてきたので僕も抱き返すしかなかった。それからしばらくの間、僕は柊さんを見ることはなくなった。
後日、柊さんが学校に来た時の顔はとても悲しげで今にも泣きそうだった……僕はそんな柊さんを見ても何もすることがでぎず、ただ黙って見守ることしかできなかった。