テラーノベル
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生々しい音声を聞いた愛は「うぇっ!!」と地面に蹲り、嘔吐してしまうのだった。
またその次のフロアに行く時はある音楽が流れるのでした。
愛「何?なぜモーツァルトのレクイエムの怒りの日が流れているの?」と先を進むとある衝撃な物を目の当たりにするのでした。
殺されて骸骨となり、亡霊となった宣教師人形たちと信徒たち人形が跪いて両手を握ってお祈りしながらあることを呟いた。「なぜ神様は私たちを救っては下さらぬのですか?一体なぜですか?!!教えを守っているはずなのになぜ殺されなければならないのですか?!!」
その亡霊たちの嘆きを聞いた愛は次のフロアに進んだ。
次のフロアでは亡霊人形たちがこう叫んだのだった。「私たちは神様を信じたのに殺された!!この痛み、この歴史を決して忘れるな!!」
愛は優雅に前に進みながら出口にあるある文章を読み上げるのだった。
愛「『このお化け屋敷は…特定の宗教を批判するために作られた訳ではありません。支配の正義と守る正義の両方の視点を見ていただくためのテーマでもあります。つまり、主役と悪役は…いません。この歴史をただ単に学ぶだけでなく、真実から目を背けずに….自分の内面と深く向き合って…このフリーク区に住んで下さい…合格おめでとうございます。』私は…クリアしたのね。」無事に外に出るのだった。
はじめがお化け屋敷の出口の外に出ると街は変わり者たちが平和的に楽しく過ごす様子が目に浮かんでいた。
はじめの心の声「さっきまで嗅いでいた鉄の匂いが、まだ鼻の奥に残っている。生々しかったなぁ」
中には猫にリードをつけて散歩している変わり者もいれば、全身虹色の服を着ている男性もいたり、個性豊かな人たちがマナーを守りつつ仲良く暮らしているのだった。
愛はそれから東京フリーク区にある児童養護施設へ向かい、無事に職員たちに保護されて生活をするのだった。
ここから黒井家の物語に変更して視点を黒井家になります。
18歳の高校3年生、漆黒なゴスロリを見に纏う黒井カラスは『空前絶後・エキセントリシティ学園』の寮生活は冬休みシーズンに入り、黒井家という屋敷に帰省していた。
黒井家の建物はまるで、古い不気味な雰囲気を漂うゴシック調の建物。家の窓からくる「ビュー」っと冷たくて寒い風。その風で窓を「ドン」っと強く叩く音、湿ってて甘ったるいような古い木が風とともに少し「ビュー」と右に傾いた。
黒井家に帰省していたカラスは父親のコウモリ、母親のメラ、そして執事のヨトゥンに暖かく迎えられたのだ。
家の中はまるで博物館のようだった。
バテレン追放令にあった宣教師やキリシタンの耳と鼻が削ぎ落とされた血みどろな肖像画もそうだし、磔の刑だけじゃない。火炙りとか穴吊りの受けた人形も再現されてた。今でもその肖像画や人形を見ると歴史の真実に直視させられる気がするのだった。
※穴吊りとは逆さ吊りに身体を縛られて、耳の後ろに小さな穴を開けて血を数滴ずつ落とす頭に血が上り、内臓が圧迫されて激しい痛みが何日も続く心理的な拷問であった。
これを黒井カラスは幼い頃から日常的に見ていました。
なぜならこの黒井家一族は隠れキリシタンの子孫であり、処刑された一族の先祖のことを忘れないように博物館のように展示してあるのだった。それと同時にカトリックへと改宗している一族でもあるのでした。それでも隠れキリシタンの子孫という思い、迫害された歴史を忘れないようにと執事のヨトゥンも含めて漆黒な数珠状のロザリオを首にかけているのです。
東京フリーク区にあるあの歴史直視型お化け屋敷の経営者は黒井家だと言われており、ご先祖様の悲劇を忘れてはいけないという意味で作られいます。
このお化け屋敷のカトリックの隠れキリシタンにも正義があって、幕府側やスペイン帝国にも譲れない正義感があることで真実を知ることになりました。それもあるのかお化け屋敷があるおかげで東京フリーク区でのいじめ発生は0に近い数字だと言われています。
風変わりな生活をしていたが、どこか心が満たされなかった。彼女は『きょうだい』がなく、寂しさを感じていた。そんな中、夕食の席で、唐突に「きょうだいが欲しい。」と両親に言い出した。困惑した両親は、顔を見合わせる。父親のコウモリが、ある提案をした。「養子を引き取れば、きょうだいが出来るんじゃないか?」。カラスの表情は、一瞬で喜びに変わった。
そして、夕食を終えて、カラスは自室に戻り、冬休みの宿題をしていた。
苦手な日本史と世界史の勉強をする。カラス「紀元前490年の古代パールス・ヘレネス戦争の最中、当時のアテネ軍とパールス軍が戦ったマラトンの戦いが勃発。アテネ軍が勝った。マラソンの由来がギリシア語のマラトンだったのか。こういう覚え方は面白いな。苦手科目を克服できるかもね。」とつぶやきながら、『きょうだい』のことを考えて、机で寝落ちした。
白川愛が黒井家に引き取られる前
黒井カラスは両親と執事の3人が養子を迎えに児童養護施設に『不思議な女の子』がいることで、そこに行くといい、カラスは留守番をした。
自室で宿題をしながら、世界史の勉強を続けた。「『東ゴート族や西ゴート族』のゴート族はフランスにもある『ノートルダム大聖堂』や『我が家の屋敷』の『ゴシック建築』と関係するものだとしたら面白い。当時は悪口でそのように呼ばれていたわね。現代では、中世ヨーロッパの芸術様式を指す名称として使われているみたいね。」と黙々と考えながら勉強していた。
コメント
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第22話読みました…🥀 お化け屋敷の中であの亡霊たちの嘆き、すごく胸に刺さりました。「なぜ神様は救ってくれないの?」って言葉、重いですよね。でも最後に出口で読んだ文章で「主役も悪役もいない」って分かった時、この作品のテーマがちゃんと伝わってきました。外の街で変わり者たちが平和に暮らしてるシーン、対比が美しかったです🌙 愛ちゃん、無事に施設で保護されてよかった…ほっとしました。